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BETA
Express 推薦のことば
■英語能力を評価する尺度
神奈川大学教授 平井 通宏
世の中には様々な尺度がある。長さを測るにはモノサシや巻尺、重さを測るには秤や体重計、温度を測るには寒暖計や体温計と、測る対象に応じて正しい尺度を使う必要がある。間違った尺度を使えば何を測っているのかわけがわからない。
同じことが、英語の能力についても言える。英語の能力は、リーディング、リスニング、スピーキングおよびライティングの4つのスキルに分けられるが、これらのスキルは文法や語彙の知識によって支えられている。したがって、一人一人の英語の能力は、まっすぐな棒状のモノサシではなく、これら4スキルに文法・語彙知識を加えた5つの軸をもつ星形で表現するのが望ましい(図1参照)。リーディングが得意な人もいればスピーキングが得意な人もいる。その差を正しく表現するには、図1に示すレーダーチャートが最適なのである。付言すれば、星の面積が総合的な能力を表すと考えてよいだろう。
実は、英語能力を評価する尺度とも言える英語の試験も、各スキルや知識をどの程度詳しく測定するかに関して同様な特性をもっている。リーディングやリスニングだけをテストする試験もあれば、ライティングに絞ったテストもあるのだ。したがって、英語試験の特性も同様にレーダーチャートで表現することができる(図2参照)。さらに、各人の試験の成績は、図1と図2を掛け合わせたもの(図1と図2の各軸の値を掛け算した結果が、そのスキルの成績値となる)で表現される(図3参照)。

このように形と面積をもった英語の能力を正しく評価するには、4つのスキルと文法・語彙知識をまんべんなく測定することが不可欠である。言い換えれば、英語能力評価試験は、正五角形の特性パターンをもつことが理想なのだ。図3から分かるように、リーディングとリスニングのスキルしか測定しない試験は、英語能力に関し非常に歪んだ姿しか描けない。
BETA Express は、英語能力評価に関するこのような問題を熟慮の上、ILC が BETA
I および BETA II 試験で 28 年間培ってきた経験を発展させて開発した、卓越した試験である。4スキルおよび文法・語彙知識を一様にテストしており、また、出題内容がビジネス現場に即している、という点で産業界のニーズに合致している。国際ビジネスでは、リーディングやリスニングといった受動的(パッシブ)スキルよりも、スピーキングとライティングといった能動的(アクティブ)スキルが重要であるが、BETA
Express は能動的スキルも適切に評価するように設計されている。裏を返すと、BETA Express
を念頭に置いて英語を学習することによって、能動的スキルを備えた人材の開発につながるのである。
(c)平井通宏 2003 |
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