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クライアント・翻訳会社とのやりとり、訳文の作成はもちろん、7~8割が調べ物といわれる翻訳の作業では、PCスキルは必須です。しかし、本当に効率的なPCの使い方ができていますか。

本講座では次のようなことが学べます

内部情報の充実

  • これまでの自分の翻訳で調査したデータを有効に活用するには外部情報の有効活用
  • 翻訳の効率を向上させるために必要なインターネット検索、訳語適正調査の方法(destinationは宛先か、行き先か、相手先か)

実務翻訳に必須のPC環境とその活用法

  • 推奨できるPC構成、推奨できないPC構成。有効な辞書、翻訳支援ソフト、ツールの紹介効率的な翻訳の進めかた
  • 長い文章は、スラッシュなどで区切って考える?原稿が来るとすぐに翻訳に取りかかる?効率的に翻訳作業が出来る方法とはどんなものなのか

受講後には、「前とは違う考え方で翻訳を進められるようになった」と実感できるセミナーです。

(受講生の声より)

受講対象者

  • 翻訳者を目指して学習中の方
  • これから翻訳の勉強を始める方
  • 本講座は、講師がPCを操作して解説します。PCを持参する必要はありません。

授業内容

講義内容
1日目 翻訳受注から納品後までの工程の実演・解説
1.仕事として翻訳を始めるための環境
  • PC本体の必須な機能と不要な機能
  • 推奨するPCの構成
  • 高速PC、デュアルディスプレイ
2. 機密文書の扱い方
  • データ保全、データのクラウド保存の危険性
  • PC内部でのデータの保存方法
3. 受注時に欠かしてはいけない「発注先への要望」
  • 受注時に欠かしてはいけない「発注先への要望」
  • 受注してから納品までの各ステップのチェック
4. 翻訳の実際の作業で「してはいけないこと」「しなくてはならないこと」
  • 紙原稿からPCに訳文を書き込むのは「してはいけない」
  • 翻訳に取りかかる前に「しなくてはならない」こと
  • 原文に疑問がでたときに「してはならない」こと
  • 翻訳時に作成「しなくてはならない」文書
  • 翻訳終了、納品後に「しなくてはならない」作業
2日目 1. 内部情報調査:自分の蓄積したデータの中を調査
  • エディタの高速検索機能grepの使い方
  • 辞書(PC辞書の整備(必須辞書)、辞書viewer、Web辞書の信頼性の問題)
  • 蓄積してきたglossary、コメント集、対訳集の使い方
  • よく参照する書籍の効率的な検索法
  • 英訳に必須の「コーパス」の作り方と使い方
2. 外部情報調査:PCを駆使した検索法
  • 技術用語の宝庫である特許の活用
  • 全分野の日英対応文書のデータベース
  • 外部コーパスの活用
  • 超定番教科書の英文を入手する→コーパス
  • Google検索は信用できる?
3. 翻訳ソフトや翻訳支援ソフトについて
  • 翻訳メモリによる翻訳支援

開催日時 1回目:2017年2月5日(日) 13:00~17:30(各30分休憩含)
2回目:2017年2月26日(日) 13:00~17:30(各30分休憩含)
全2回 計8時間
受講料 在校生・卒業生特別割引:35,000円(教材費・税込)
一般:45,000円(教材費・税込)
申込締切日 2017年1月28日(土)
講 師 特許翻訳(機械・電気・電子)コース担当講師 
小薗井 薫 先生
東京工業大学理学部化学科卒。プラスチックの開発、品質管理、改良試験、技術指導などに従事。欧州、中国、東南アジアなどで海外技術指導員の経験もあり。15年の経験を持つ特許翻訳者で現在はフリーランスの翻訳者として、主に、化学全般、繊維、プラスチック、液晶、生化学分野の翻訳を行っている。
  • 「受講生・卒業生」は現在または過去の3ヶ月間以上の講座を受講された方とさせていただきます。
    短期・一日セミナーのみご経験の方は「一般」とさせていただきます。ご理解下さい。

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