英文ビジネスライティング2日間集中講座を開催致しました。

12月15日(土)・16日(日)の両日、ILCの主任教師John Muktsによる合計10時間にわたるライティング講座が開催されました。受講生の皆様には、講座に先立ち事前課題として文中から文法の間違いやスペルミス等を探すWarm-Up Questionに取り組んで頂きました。そしていよいよ第1日目のビジネスライティング講座が始まりました。まず、午前中はライティングの基本構造から学んでいきました。

まず最初に
・なぜ文章を書くのか?
・誰に対して文書を書くのか?
・何を書くのか?

これらの事柄を考えてから文章を書かなければいけません。これは英語のみならず、日本語で文章を書くときにも同じことが言えます。当たり前のことですが、ついついおろそかにしてしまいがちです。そして英語ビジネスライティングで重要なことの一つに、“Punctuation”すなわち句読点の打ち方があります。これは日本人が苦手としている事柄の一つですがとても重要な事です。句読点の打ち方にはルールがあり、そのルールに則って文書作成する必要があるということを教わりました。また、ビジネスライティングでは、常に“Try to write accurately!” すなわち正確に書くことを心がけないといけません。Eメールであれ、レターであれ、書いた文章は後に残るものですから、正確である必要があります。そのうえで、“Punctuation” 句読点の打ち方も重要なポイントの一つです。




午後からは、午前中に学習した内容を踏まえて演習を行っていきました。
まずは、問題のある文章例を見ながら、どこが良くないのか、どこを直せばよいのかをディスカッションを行いました。その後、更に模範例を用い目的に適した書き方を確認した上で演習を行っていきました。そして、依頼、苦情、謝罪など様々な目的のEメールを作成演習を行いました。その際の重要なこととして、“Following the rule ”、すなわちそれぞれの状況にあったテンプレートを使用することにより文章の組み立て方がスムーズになることを学びました。

 


2日目はいよいよロジカルライティングです。1日目のビジネスライティングは主にE-mailについてでしたが、ロジカルライティングは更に長い英文を作成する際に必要になってきます。単に定型化されたテンプレートを使用するライティングのスキルとは違った、「論理的な作成スキル」を習得していきました。まずは、「ロジカル(論理的)」とはどういうことなのかから考えていきました。それは、“need to develop the idea” 、すなわち自分の意見を発展させ、意見を裏付ける論証が必要であるということです。そしてこのロジカルに考えることを踏まえた上で、文章作成にかかりました。ここでも重要なことは、文章の構成です。最初に“opinion”“main idea” そして次にそれを裏付ける“reason”“supporting material ”が続くように書いていきます。これが論理的な文章の組み立て方です。ここでも“Japanese rice is the best rice in the world”というトピックについて自身の意見を述べる演習を交えながら講座は進んで行きました。
2日間という短い期間ではありましたが受講生の皆様には、一般的なビジネスライティングとロジカルライティングの両方が学べる中身の濃い授業を受けていただけたのではないかと思います。最後に本講座を受講頂きました方々の感想を一部ご紹介させていただきます。

・日常業務を行ううえで役立つ内容だった
・論理的な組み立て方が非常に役立った
・どこにポイントをおいて文章を組み立てるかがわかったので、文章を読む上でも役立つと感じた
・ネイティヴの文章を理解するうえでも大変役立った
・とても良い授業だった
・先生がとても丁寧に教えてくれてとてもためになった

ご受講いただきました皆様、ありがとうございました。