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プロの翻訳者になるために避けて通れないのが翻訳会社の採用試験であるトライアル合格。 トライアルは、翻訳会社によって難易度や内容が異なりますが、みなさんどのように学習してきたのでしょうか。
そんな疑問にお答えすべく、ILCの翻訳コースを修了後トライアルに挑戦し合格された方々へ、合格にあたっての勉強方法などをお聞きしました!
第10回目は、特許翻訳基礎コース、特許日英翻訳コースを修了された方からです。

*特許翻訳基礎コース、特許日英翻訳コース修了生(男性)*

翻訳会社のトライアル受験に備えてどんな勉強をされましたか?

講座の内容を復習するとともに、文法書を通読して独立分詞構文や付帯状況構文を使えるようにし、英文のクレーム文を多く読んで、文の構成方法に慣れました。トライアル時には、訳抜けなどを防ぐためにマーカーペンで一語一語チェックし、文の係りが誤解されないか意地悪チェックを行いました。
また、講座中に講師が強調されていたように、
(1)トライアルにコメントやグロッサリをしっかり付けたこと、
(2)合格連絡後すぐに挨拶に行って顔と名前を覚えてもらったことが良かったと思います。

前職は何をされていましたか?

電子機器メーカーで設計開発を行っていました。海外とのやりとりで英語を使う機会は数多くありました。

苦労した点、大変だと思う点を教えてください。

英語は得意でしたが、逆に日本語の難しさを改めて実感し、新聞を朗読したり、日本語の構造の解説書を読んだりして学びました。英日はもちろん、日英でもあいまいな原文をどう解釈するかが一つのポイントになりました。

フリーランスの1番の魅力を教えてください。

会社員時代は、通勤ラッシュ、長時間の会議、頻繁な出張などで体に負担がかかっていたので、マイペースでできるのがありがたいです。

これから翻訳の勉強を始めようという方に、メッセージまたはアドバイスをお願いします。

翻訳という仕事は、まず外国語能力(TOEIC900程度)に加えて、日本語能力、専門分野知識、そしてビジネス能力(メール、営業)が必要とされますが、これらすべてを独学で習得するのは簡単ではなく効率も良くないので、ILCを初めとする各種講座やセミナーに参加して先人からいろんな知恵を学ぶことをお勧めします。

ご協力いただきましてありがとうございました!

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