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プロの翻訳者になるためには、避けて通れないのがトライアル合格。
一般的な試験と違って、各会社によって難易度も内容も異なってくるトライアルですが、いったい皆さんどうやって勉強をされてきたのでしょうか。

そんな皆さんの疑問にお答えすべく、翻訳コースを修了されてトライアルに挑戦・見事合格された方々へ、合格にあたっての勉強方法などをお聞きしました!

記念すべき第1回目は、治験翻訳コース修了生になります。

*治験翻訳コース修了生 S.E(女性)さん*

Q1.トライアル受験に備えてどのような勉強をされましたか?


これまで受講した講義の復習はもちろん、医学分野で使われる言い回しや専門分野についての知識を増やすために、医学関連の雑誌や書籍を読みました。また、治験関連ドキュメントを扱う企業で校正を担当させていただく機会を得て、治験文書の構成や言い回しに慣れることができたことも大きかったと思います。

Q2.前職は何をされていましたか?


メーカーで生産管理を担当していました。


Q3.苦労した点、大変だと思う点を教えてください。


英語は得意でしたが医学の知識は全くなかったので、勉強を始めた当初は訳していても果たしてその訳が適当なのか間違っているのか、全く見当がつきませんでした。
書籍や雑誌、翻訳講座などを通じて地道に勉強することで少しずつ知識が増えて、翻訳の勘所も分かるようになってきましたが、
初めの頃は全くの暗中模索状態で焦りばかり感じていました。


Q4.フリーランスの1番の魅力を教えてください。


自分の仕事を自分でデザインできることでしょうか。
仕事をする時間や場所を選ばないのは、小さな子供がいる自分にはとても魅力的ですし、なりたい将来像をイメージし、自己研鑽を通じて着実に実現していけるのは、会社勤務にはない魅力だと思います。
会社だと、会社の思惑や枠組みにどうしても縛られてしまい、自分の理想の働き方やキャリアデザインを追及することが難しいと身をもって感じています。

Q5.これから翻訳の勉強を始めようという方に、メッセージまたはアドバイスをお願いします。


翻訳の勉強は、一足飛びにはいきません。知識の習得や翻訳技術の鍛錬、いずれにしても地道な努力が求められると思います。最初はやることが膨大すぎて、焦りを感じることも多いと思いますが、一歩ずつ着実に、それが結局近道だと思いました。
また、実際の医学文書や治験文書に触れるのは大変勉強になりますので、
翻訳者へのステップとして校正(チェッカー)などの仕事を始めてみるのもとても良いと思います。

ご協力いただきましてありがとうございました。
次回はビジネス一般文書翻訳コース修了生の声を掲載予定です!