translation_trial プロの翻訳者になるためには、避けて通れないのがトライアル合格。
一般的な試験と違って、各会社によって難易度も内容も異なってくるトライアルですが、
いったい皆さんどうやって勉強をされてきたのでしょうか。

そんな皆さんの疑問にお答えすべく、翻訳コースを修了されてトライアルに挑戦・見事合格された方々へ、
合格にあたっての勉強方法などをお聞きしました!

第6回目は、メディカル翻訳コースを修了された方からです。

*メディカル翻訳コース修了生 T.Kさん(女性)*

翻訳会社のトライアル受験に備えてどんな勉強をされましたか?

主に、初級・上級コースで学んだことの復習として、テキストを読み直し、授業で出された課題に再度挑戦してみました。初級コースを終えてから数年が経っていましたので、基礎から復習できた良い機会となりました。また、”New England Journal of Medicine”のアブストラクトの英文・和文の見比べは、月に数本程度行っていました。

苦労した点、大変だと思う点を教えてください。

苦労した点は、やはり、バックグラウンドとなる医学・薬学に関する理解と、その理解があった上での自然な日本語です。医学・薬学に関する知識は、インターネットや書籍で多くの情報を得られましたが、自分が欲しいピンポイントの情報を得られるまでには大分時間を要しました。ただ、ある程度理解ができてくると、こんがらがった糸がほどけるように、情報の断片がつながってくるので、翻訳作業をやっていて楽しくなりました。

フリーランスの1番の魅力を教えてください。

業種を問わず「フリーランス」で動ける一番の魅力は、責任も自分1人で背負う分、その評価も1人で独占できる点かと思います。翻訳力だけでなく、営業力も交渉力も必要で、組織にいる方が楽なように思いますが、翻訳力にもう少し磨きがかかったら、是非挑戦してみたいと思っています。

これから翻訳の勉強を始めようという方に、メッセージまたはアドバイスをお願いします。

私もまだ勉強中の身で、人にアドバイスなどできる立場ではないのですが。。。
翻訳は語学力だけでなく、その分野の知識が必須です。私自身も文系出身で、医学・薬学の難しい内容の文書を読むと、頭が痛くなることがあります(笑)。でも、まだ知らない分野や新しい事を学ぶのが好きな方は、新しい知識が一つ、また一つと増えていく翻訳がきっと好きになると思います。一緒に頑張っていきましょう。

ご協力ありがとうございました!