英訳基礎
授業はZoomを使ったオンライン授業(ライブ配信・双方向通信)で実施します。
2020年10月開講クラスは募集を終了しました。
次回は2021年4月開講を予定しています。
ご案内を希望する方は、資料請求ページよりお問い合わせ下さい。
日英翻訳に必要な基礎知識や英文法(とくに冠詞、前置詞)を学びます。日本語と英語の発想や構文の違いを理解し、日英翻訳技法を身につけることで日英翻訳の基本の習得を目指します。中学校、高校で学んだ「和文英訳」から脱却し、商品として成立する「実務翻訳」の基礎力を身につけましょう。
- こんな方にお勧め
- 翻訳経験はあるが体系的に英訳を学びたい方
- 英訳(日英)の基本を学びたい方
- 社内翻訳者として英訳のスキルアップをしたい方
英訳基礎クラスの特徴
特 徴 1 |
現役翻訳者が教える |
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特 徴 2 |
日本語と英語の発想や構文の違いを分かりやすく指導 |
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特 徴 3 |
日英翻訳(英訳)の各種技法を紹介 |
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英訳基礎クラスでは次のことを学習します
- メディカル等の専門分野に共通する日英翻訳の各種技法
- 英文法を日英翻訳の観点で再確認し、問題となる冠詞を徹底的にマスター
- プロの翻訳者として、日英翻訳における様々な問題に対処するための具体的方法
以下の例文を翻訳してみましょう
本ツールは軽量なので、長時間使用しても疲れないという効果がある。
<ありがちな訳文>Because this tool is light in weight, it has an advantage that does not cause fatigue even if used for a long time.
<改良した訳文>
The light tool allows fatigue-free hours of work.
<利用した英訳の技法>
- 既成事実や理由を表す定冠詞の用法
「本ツールは軽量なので」→The light tool - 否定的表現を肯定的に言い換える
「疲れない」→fatigue-free - 品詞の転換
「長時間使用しても」→hours of work - 大した意味のない語句は削除・意訳
「使用しても」→削除
「という効果がある」→allow
授業スケジュールと概要
期間 | 2020/10/24(土)~2021/01/23(土)(休:12/26、1/2) |
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曜日 | 土曜日 |
時間 | 10:30~13:00 |
回数 | 全12回(週1回150分 10分の休憩を含みます) |
定員 | 10名 ※お申込者が5名未満の時は、開講しない場合があります。 予めご了承ください。 |
修了基準 | 課題提出率80%以上、出席率70%以上 |
受講料 |
・121,000円(税込) ・教材費 5,600円(税込) ※はじめてILCに入学する方は、入学金25,500円(税込)が必要です。 |
使用教材 | オリジナルハンドアウト |
カリキュラム例
- 日英翻訳に必要な技能
- 日英の言語比較
- 名詞構文、肯定的表現
- 主語の決定
- 長い主語の処理
授業実施方法
Zoomを使ったオンライン授業(ライブ配信)
推奨環境等については「Zoom公式サイト」をご覧ください。
- 全国どこからでも受講できます
- 授業中、講師に直接質問できます
- Zoomの使い方に不安のある方は、ILC職員がサポートします
担当講師
中野 秀治
大阪大学工学部通信工学科卒業。オムロン㈱でソフトウェア開発、技術企画・調査、マーケティング、技術英語研修講師、英文カタログ・マニュアル制作などを 担当。現在はフリーランスで主に技術・特許翻訳に携わる。
講師からみなさまへ
「英訳基礎」クラスの受講資格は、第一に「英語が好き」ですが、それに劣らず大切なのは、日本語の感性です。日-英は言語間距離が最も長いと言われ、また、日→英は翻訳方向として最も難しいとされています。日本語をそのまま英語に変えても、翻訳としては巧くいかないことが多いので、翻訳前の下ごしらえが重要です。日本語ネイティブだからこそできる、そしてAIに負けない翻訳者を目指してご一緒に楽しく勉強していきましょう。
受講生の声
2018年春学期受講 T・Sさん
翻訳のノウハウ、スキルを体系的に学ぶことで、スタート時の目標『英訳の基礎力向上』を達成することができました。また、コースシラバス通りに授業が進行するので計画通りに学習を積み重ねることができました。翻訳スキル以外に、パソコン環境の整備(ハードウェア、デュアルディスプレイ、辞書ソフト、ツール等)についても、授業で紹介してもらったので作業を効率化させることができました。