修了生

バックグラウンドのさまざまなクラスメートとの情報交換ができるのが通学教育のメリットだと思います。

メディカル翻訳の学習を始めたきっかけを教えて下さい。

もともと他分野の翻訳の仕事をしていましたが、自身が大きな病気をしたことをきっかけにメディカル分野にも関心を持ちました。どうせなら基礎からきちんと学びたいと思い、翻訳スクールへの通学を決意しました。
ILC を知ったきっかけは、ILCの卒業生である知人から勧められたことです。デモレッスンに参加して、現役の臨床医の先生による医学講義と、プロのメディカル翻訳の講師による翻訳演習が組み合わされているカリキュラムに惹かれ、入学を決めました。

授業で訳立ったことがありましたら教えて下さい。

授業は、毎週水曜日までに翻訳の課題を提出して、先生から戻ってきた添削課題を復習してから土曜日の授業に臨むというスケジュールが、勉強のペースとしてよかったと思います。特に上級コースは、医学論文、症例報告、システマティック・レビューなど、難しい部分もありましたが興味が持てる内容でした。毎回、「なぜこう訳すのか?」「この訳語とこの訳語の違いは?」と掘り下げて考えることがとてもためになりました。

通学コースのメリットはどんなところだと思いますか?

過去に翻訳関連の通信教育はいくつか受講したことがありますが、通学は今回が初めてでした。
通学は、情報量とコミュニケーションの密度がまったく違うと思いました。たとえば、「この表現は実際に良く使われているけれども、こういう理由であまりよくないのではないか」など、微妙なニュアンスがわかりました。また、バックグラウンドのさまざまなクラスメートとの情報交換も通信教育にはない良さだと思いました。