4月30日にロビーを改装いたしました!
ゆったりくつろいでいただけるスペースとなっております。
5月5日はこどもの日、ということでロビーには兜を飾っております。
新しくなったオフィスで皆様のご来校をお待ちしております!
2013/3/30(土)医療スペシャルデーを開催しました。
3月30日(土)に医療スペシャルDayを開催いたしました。医療翻訳・通訳の分野に興味をもたれているたくさんの方々にお集まりいただきました。
第1部ではメディカル翻訳コースご担当のお二人の先生によるデモレッスンが行われました。
第2部では、健康診断に関連する医療英語セミナーを開催しました。IPEC医療英語コース講師であるMargaret Raye RN先生より、問診のさいに使える英語表現や、医療従事者と一般の方の医学用語の違いなどを学んだあと、参加者の方々でペアワークを行ってもらいました。リスニングアクティビティでは、数字の聞き取りに苦労されている方もいらっしゃいました。
第3部では、医療通訳セミナーを開催しました。
3回目となる今回は、呼吸器系に焦点をあて、Margaret先生から呼吸器系に関する基礎知識と英語表現を学びました。
模擬体験では、肺炎にかかった米国人患者と日本人医師との会話を通訳してもらいました。
英語が堪能な参加者の方であっても、医学用語や治療の説明になると戸惑ってしまう場面が見られ、改めて医療通訳における専門知識の重要性に気づかされた模擬体験でした。
セミナーにご参加いただきました皆様の感想を一部ご紹介させていただきます。
・病院の受付業務をしています。英語の大体は分かっていても、適切な言葉を外国人患者の方にかけることができず、歯がゆい思いをしていました。健康診断での表現や、ロールプレイを見ることができて、実際の現場でのイメージが湧きました。
・現在医療英語を勉強していますが、医療現場で英語を使用するさいに、気を付けなければならないこと・大事なことを教えてもらえました。またこのような機会があったら参加させていただきたいです。
・一般の方が使用する単語と医療従事者の方が使用する単語が違い、ためになりました。
ご参加くださった皆様、また通訳模擬体験にご協力いただきました皆様にこの場をお借りいたしまして、改めて御礼申し上げます。
次回は、2013年9月の実施予定です。英語や翻訳、語学にご興味お持ちの方々に、楽しんでいただけるセミナーにしたいと思っています。こんなセミナーがあったらいいな、など、皆様のお声をお待ちしております!
証券金融翻訳コース ワークショップを開催します。
ILCでは、証券金融翻訳コース受講生皆様の継続学習を目的に、
菅原栄先生監修のもと2012年よりワークショップを開始しています。
ワークショップの形態としては、メールを使ってのグループワークで行います。
ワークショップ開催にあたり下記の日時にてオリエンテーションを開催します。
参加ご希望の方は、ILCまでご連絡ください。
※受講対象:証券金融翻訳実践コースを修了された方のみが対象となります。
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【ワークショップ概要】
扱うドキュメント例:月次運用報告書などのファンド関連書類
実施期間:約8か月間(2013年6月~1月前後予定)
ワークショップ参加費用:無料
※ILCや先生にお支払いただくものはございません。
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(1)ワークショップオリエンテーション:
●日時 2013年5月11日(土) 18時~19時(1時間)
●場所 ILC国際語学センター東京校
●参加費 無料(事前 要連絡)
〒107-0052 東京都港区赤坂2-2-19 アドレスビル2階
TEL:03-3568-1674
最寄駅:溜池山王駅 8番出口
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※出欠のご返信は2013/4/30(火)までにhonyaku@ilc-japan.comへご連絡ください。
ご質問やご不明な点ありましたらhonyaku@ilc-japan.comへご連絡ください。
実務英文ビジネスライティング(上級編)2日目を開催しました
3月24日(日)、ILCの主任教師John Muktsによる実務英文ビジネスライティング(上級編)2日目が開催されました。
3月10日(日)の1日目はテンプレートを使用したビジネスライティングでしたが、今日はロジカルライティングです。単に定型化されたテンプレートを使用するライティングのスキルとは違った、「論理的な作成スキル」を習得していきました。
まずは、「ロジカル(論理的)」とはどういうことなのかから考えていきました。それは、“need to develop the idea” 、すなわち自分の意見を発展させ、意見を裏付ける論証が必要であるということです。そのためには、まずロジックマップを作ることが重要です。
一番重要なことすなわち、 “opinion”“main idea” をロジックマップのトップに置きます。そしてその下は、“opinion” “main idea”を裏付ける“reason” “supporting information ”が続いていきます。これが論理的な文章の組み立て方です。このロジックマップは、文章作成にも欠かせませんが、スピーキング、プレゼンテーションにも欠かせない要素です。
“reason”を書くこと、言うことは簡単です。でも、その “reason”を確固たるものにするために“supporting information ”が必要になってくるのです。実際に演習を交えながら講座は進んで行きました。
1日5時間、トータル10時間の短期集中講座でしたが、受講生の皆様には、一般的なビジネスライティングとロジカルライティングの両方が学べる中身の濃い授業を受けていただけたのではないかと思います。最後に本講座を受講頂きました方々の感想を一部ご紹介させていただきます。
・1日5時間のコースは始め長いかも?と思ったが、実際はとてもあっという間だった。内容がとても濃くて良かった。
・Emailを書く時の注意点が分かってよかった。
・論理的に進めるということが分かってよかった。
・Logical mapを作ることが、Logical thinking 論理的に考えることを習得するうえでとても重要だと分かった。
・文章の構成の仕方が分かって良かった。
3/17(日)オープンデーを開催しました。
3/17(日)オープンデーを開催いたしました。お休みのところご参加いただいた皆様有り難うございました!
国際競争に負けないためのプレゼンを行うためには |
講師:ILC翻訳コース担当 菅原 栄 & ILC企業研修主任 John Mukts |
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メディカル翻訳にチャレンジ ~炎症のメカニズムを知る!~ |
担当講師:メディカル翻訳初級・上級コース 吉田 和男 |
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) 海外出張、これだけは覚えておきたい!病院での英語表現! |
講師:医療英語コミュニケーションコース担当 岡島 詩織 |
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3/10(日)翻訳スペシャルデー 第一部パネルディスカッションパネルディスカッション~翻訳会社が求める翻訳者になるには~開催報告
ILCでは、3月10日(日)に翻訳スペシャルDayを開催いたしました。
第一部のパネルディスカッションでは、翻訳会社実務者の方によるパネルディスカッションを開催いたしました。
大手翻訳会社である株式会社翻訳センターの田嶌様、ドリームボックス社 代表取締役 飯野様、また製薬会社で長年翻訳をされ、著書に『医薬品開発-承認申請-市販後業務のための 知っておきたい英単語・英語表現』、『医薬品開発部員のための和英/英和・翻訳辞典』を持つ内田たけみ様にパネラーとしてご参加いただきました。
セミナーでは、下記のようなトピックスをお話いただきました。
(1)翻訳業界の現状や需要
(2)翻訳会社・クライアントの方が求める理想的な翻訳者像
(英語レベルや求められる専門知識など)
(3)トライアルに合格する人としない人の境界線
(4)こんな翻訳者なら継続してお願いしたい
(5)翻訳者を目指す皆様へ一言
セミナーの中では、内田様による実際に治験翻訳のさいに使用できる医薬関連のウェブサイトや辞書、参考図書などのご紹介もいただけました。
セミナーのなかからいくつか抜粋してここでご紹介いたします。
近年の翻訳業界の現状や需要に何か変更はありましたか?
飯野様):経験からすると、例えばリーマンショックの様な事が起こって、金融業界の翻訳需要は長期的に見ると減ったのでしょうが、何か変化の直後には一時的に需要が増えるというのが産業翻訳の特色であり興味深い点です。
ある業界が不況で各企業とも緊縮財政に移行し、リストラが国内外資系企業に及ぶと、社員一人の負担が増える結果、翻訳外注が増えるということにも繋がるのです。そのさい、翻訳者を中に置くか外注するかという選択に迷う企業も多く、その時々で方針が変わるケースが見られます。そういった中で派遣翻訳者が増える傾向にあるのではないでしょうか。また、M&Aなどの影響により勝ち組企業の集中化が起きると市場的には厳しくなる要因になると思います。
また、医薬品業界の場合には国の規制や海外とのハーモナイゼーションの変化にも影響されます。
Q2.翻訳会社から見て、理想的な翻訳者像はありますか?
内田様):
製薬会社に勤めていたとき、和文英訳を外注したところ、とんでもない翻訳が納品されたんですね。翻訳会社の方に問い合わせたところ、翻訳者の方は、じつは長年日本にいるアメリカ人の方が翻訳したと言われたんですね。でもその方はメディカルの知識はまったくなかったんです。たとえ英語ネイティブの方が翻訳したといっても、ただ文字面だけを訳した文章になってしまいます。GCP、GLP、コモン・テクニカル・ドキュメントなどといった業界の知識を知っていない人が翻訳するよりも、業界の知識をもった日本人が翻訳したまあまあの訳文の方がよっぽどいいんですね。英語がいかにできているかというよりも、内容がしっかりバックグラウンドに基づいて翻訳されているかということが大切だと思います。ただすぐにバックグラウンドができるわけではありません。翻訳しながら、色々な資料を参考にしながら、経験を積んでいくということが必要になります。
Q3.翻訳者を目指している方へ一言お願いします。
田嶌様):
日本の翻訳需要ですが、機械翻訳やツールの導入で需要が減っているのでは、と心配されている方もいるかもしれませんが、日本国内だけで200億規模のまだ翻訳需要があると言われています。ですので、安心して翻訳者を目指してもらいたいなと思います。ここ数年、不景気にも関わらず翻訳業界自体はずっと伸び続けています。この傾向はまだ続くと思っていますので、ぜひ前向きに翻訳者になっていただけたらと思います。
飯野様):
翻訳者って大変な仕事だと思います。皆さんには、常に学ぶ姿勢、謙虚な姿勢を持ち続けて欲しいという事と、いろいろな本を読み、いろいろな文体、表現に触れて欲しいなと思います。
今、私の会社でよくお願いしている方のお一人は、翻訳という仕事を始められて3年で優秀な訳者へと成長されました。もちろん医薬関連のバックグラウンドはあるに越したことはありませんが、バックグラウンドがない方でも自分の勉強でカバーしている方はたくさんいらっしゃいます。大学が語学と関係ない学部を出た方でも、非常に優秀な方がいますので、一概にバックグラウンドがないといけないという訳ではありません。ぜひ頑張って稼げる翻訳者さんになってもらいたいと思います。
内田様):
バックグラウンドは、「もともとあるもの」というよりは、積み上げていって欲しいと思います。翻訳の経験をしながら、積み上げて積み重ねて豊かにしていって、それを応用にして翻訳につかっていただけたらと思います。経験を積み重ねていき、知識を豊富に持つことにつきると思います。その一助として、自分で「辞書」を作ることをお勧めします。また、あっちこっちにいくのではなく、「この専門にいこうかな」とある程度絞って、そこの専門性を高めていったほうが、いい翻訳者になれるんじゃないかなと思います。
★参加者の方の感想★
・翻訳会社の方のお話を直接伺う機会が得られ、大変良かったです。
トライアルの注意事項などお聞きでき、とても勉強になりました。
・トライアルを受ける前に、ぜひ聞いておくセミナーだと思った。
今日のお話を踏まえ、トライアルに挑戦していきたい。
・医薬品などの情報をたくさんいただくことができて、大満足です。ありがとうございました。
・内田様の役立つネット・刊行物リストは早速参照できる情報です!今日参加することができて本当に良かったです。
3/10(日)翻訳スペシャルデー 第一部パネルディスカッション~私はこうしてプロの翻訳者になった~開催報告
ILCでは、3月10日(日)に翻訳スペシャルDayを開催いたしました。
第二部のパネルディスカッションでは、ILC卒業生によるパネルディスカッションを開催いたしました。
パネラー:
Sさん(女性)…文系出身、ILCでは治験翻訳コース修了後、翻訳者としてデビュー。現在お2人のお子さんの育児と両立して治験翻訳をしている。
東さん(男性)…メーカーを定年退職後、ILCでは特許日英翻訳コース修了後、翻訳者としてデビュー。現在は特許日英翻訳者として活躍。
セミナーのなかからいくつか抜粋してここでご紹介いたします。
翻訳者を志した理由と、その分野を選んだ理由はありますか。
・Sさん…もともと英語が好きで、英語を使う仕事をしたいと思っていました。時間に縛られる会社の仕事がもともとあまり好きではなかったけれど、出産を経てさらにその思いが強くなり、育児と両立できる翻訳の仕事をしたいと強く考えるようになりました。分野は今後需要あり、伸びそうな分野だったからです。
・東さん…大手の電気通信会社の技術職を定年退職後、ILCの翻訳コースを受けて、特許翻訳の仕事をしています。もともと翻訳に昔から興味があったので、翻訳者を目指しました。
その分野の専門知識やバックグラウンドはありましたか?
・Sさん…専門知識やバックグラウンドは全くありませんでした。翻訳の勉強を始めてから、医薬の知識を身につけていきました。
・東さん…大学で電気工学を学んだことと、電気通信会社にいたのである程度電気・通信に関しての知識はありました。翻訳の仕事を続けていくうちに、他の分野も広がっていきましたね。ITや機械、自動車、専門外だった化学なども今はやっています。
トライアルを受ける際、準備や気を付けたことはありますか?
・東さん…気を付けたことは、トライアルを受けるさいどうゆう対応をとるかということですね。重要なのは翻訳会社の担当者から「この人は未熟だけれど伸びる、期待できる」という印象をもってもらえるようにすることだと思います。誰しも最初は新人なので、誠実で丁寧な回答をこころがけることが必要だと思います。
翻訳会社とのコミュニケーションで気を付けていることは?
・Sさん…すぐに返事することですね。翻訳会社さんからは、結構急ぎで依頼がくることがあるので、こちらの返事が遅いか私が翻訳できない場合、すぐ次の翻訳者さんを探さないといけなくなるんですね。できる場合もできない場合も、すぐ返事をするように心がけています。
もう1つは、自分の働く時間が限られているので、いただいた納期では厳しい場合が結構あります。ただそういう時でもただ単に「できない」というのではなく、「いつ頃までならできます」とお伝えして、こちらがやる気があるということをアピールしています。そうすると意外と翻訳会社の方で納期調整をしてくださる場合もあります。とくに私は新人なので、やる気があるというところを見せるようにしています。
これから翻訳者を目指す方へ一言お願いします。
・Sさん…勉強を初めて1年は、「ちゃんと翻訳者になれるのか」「仕事は来るのか」「どうやって勉強したらいいのか」など、不安とあせりで一杯でした。今はそれほどの不安は消えましたが、逆に忙しくなり勉強の時間を取るのが難しくなってきています。最初の頃は勉強やPCスキル向上のいい機会だととらえ、いずれ知識を活かす日が来ると信じて、地道に勉強してください。
・東さん…翻訳者に必要なことは常に向上心をもつことですね。自分が翻訳の仕事を楽しめなければ、仕事は続きません。ぜひ頑張って勉強してもらって、翻訳者さんになってもらえたらと思います。
★参加者の声★
・翻訳者として活躍されている卒業生の方がどのような過程を経てプロになったかについて伺うことができ、大変参考になりました。
・翻訳者の生の声を聞くことができとてもよかったです。
・翻訳者には日々の勉強が必要なんだなと感じました。
実務英文ビジネスライティング(上級編)1日目を開催しました
3月10日(日)、ILCの主任教師John Muktsによる実務英文ビジネスライティング(上級編)1日目が開催されました。昨年の12月に開催されたライティング講座の第二弾です。受講生の皆様には、講座に先立ち事前課題として文中から文法の間違いやスペルミス等を探すWarm-Up Questionに取り組んで頂きました。そしていよいよ第1日目のビジネスライティング講座が始まりました。まず、午前中はライティングの基本構造から学んでいきました。
まず最初に
・なぜ文章を書くのか?
・誰に対して文書を書くのか?
・何を書くのか?
これらの事柄を考えてから文章を書かなければいけません。これは英語のみならず、日本語で文章を書くときにも同じことが言えます。当たり前のことですが、ついついおろそかにしてしまいがちです。そして英語ビジネスライティングで重要なことの一つに、“Punctuation”すなわち句読点の打ち方があります。これは日本人が苦手としている事柄の一つですがとても重要な事です。句読点の打ち方にはルールがあり、そのルールに則って文書作成する必要があるということを教わりました。また、日本人が最も間違える“Salutation”。簡単な事ですが実はメールやレターを書く際に必要であり、第一印象を良くするためにも必要です。どれだけ親しい仲なのか、Formal、Casualそれぞれの状況によってもSalutationは変わってきます。また、ビジネスライティングでは、常に“Try to write accurately!” すなわち正確に書くことを心がけないといけません。Eメールであれ、レターであれ、書いた文章は後に残るものですから、正確である必要があります。そのうえで、“Punctuation” 句読点の打ち方、“Salutation”も重要なポイントの一つです。
午後からは実際にライティングの演習に入って行きました。実際に書く作業を行う事でライティング力が高まります。
依頼、苦情、謝罪など様々な目的のEメールを作成演習を行いました。その際の重要なこととして、“Following the rule ”、すなわちそれぞれの状況にあったテンプレートを使用することにより文章の組み立て方がスムーズになります。
休憩をはさみながらの5時間の1日目の講座でした。はじめは長いと思われましたが、実際はあっという間に過ぎていきました。受講生の皆さまお疲れさまでした。
2日目のロジカルライティング講座は2週間後の3/24(日)に開催されます。
【ILC掲載情報】『通訳・翻訳ジャーナル2013春』にILC卒業生が掲載されています。
2/21(木)発売の『通訳・翻訳ジャーナル2013春号』(イカロス出版)にILCが掲載されています!
授業の風景や受講生の声、先生からのメッセージが掲載されています♪
通訳・翻訳ジャーナルの掲載内容はイカロス出版社HPからもご覧いただけます。↓
URL:http://www.tsuhon.jp/
英文ビジネスライティング2日間集中講座を開催致しました。
英文ビジネスライティング2日間集中講座を開催致しました。
12月15日(土)・16日(日)の両日、ILCの主任教師John Muktsによる合計10時間にわたるライティング講座が開催されました。受講生の皆様には、講座に先立ち事前課題として文中から文法の間違いやスペルミス等を探すWarm-Up Questionに取り組んで頂きました。そしていよいよ第1日目のビジネスライティング講座が始まりました。まず、午前中はライティングの基本構造から学んでいきました。
まず最初に
・なぜ文章を書くのか?
・誰に対して文書を書くのか?
・何を書くのか?
これらの事柄を考えてから文章を書かなければいけません。これは英語のみならず、日本語で文章を書くときにも同じことが言えます。当たり前のことですが、ついついおろそかにしてしまいがちです。そして英語ビジネスライティングで重要なことの一つに、“Punctuation”すなわち句読点の打ち方があります。これは日本人が苦手としている事柄の一つですがとても重要な事です。句読点の打ち方にはルールがあり、そのルールに則って文書作成する必要があるということを教わりました。また、ビジネスライティングでは、常に“Try to write accurately!” すなわち正確に書くことを心がけないといけません。Eメールであれ、レターであれ、書いた文章は後に残るものですから、正確である必要があります。そのうえで、“Punctuation” 句読点の打ち方も重要なポイントの一つです。
午後からは、午前中に学習した内容を踏まえて演習を行っていきました。
まずは、問題のある文章例を見ながら、どこが良くないのか、どこを直せばよいのかをディスカッションを行いました。その後、更に模範例を用い目的に適した書き方を確認した上で演習を行っていきました。そして、依頼、苦情、謝罪など様々な目的のEメールを作成演習を行いました。その際の重要なこととして、“Following the rule ”、すなわちそれぞれの状況にあったテンプレートを使用することにより文章の組み立て方がスムーズになることを学びました。
2日目はいよいよロジカルライティングです。1日目のビジネスライティングは主にE-mailについてでしたが、ロジカルライティングは更に長い英文を作成する際に必要になってきます。単に定型化されたテンプレートを使用するライティングのスキルとは違った、「論理的な作成スキル」を習得していきました。まずは、「ロジカル(論理的)」とはどういうことなのかから考えていきました。それは、“need to develop the idea” 、すなわち自分の意見を発展させ、意見を裏付ける論証が必要であるということです。そしてこのロジカルに考えることを踏まえた上で、文章作成にかかりました。ここでも重要なことは、文章の構成です。最初に“opinion”“main idea” そして次にそれを裏付ける“reason”“supporting material ”が続くように書いていきます。これが論理的な文章の組み立て方です。ここでも“Japanese rice is the best rice in the world”というトピックについて自身の意見を述べる演習を交えながら講座は進んで行きました。
2日間という短い期間ではありましたが受講生の皆様には、一般的なビジネスライティングとロジカルライティングの両方が学べる中身の濃い授業を受けていただけたのではないかと思います。最後に本講座を受講頂きました方々の感想を一部ご紹介させていただきます。
・日常業務を行ううえで役立つ内容だった
・論理的な組み立て方が非常に役立った
・どこにポイントをおいて文章を組み立てるかがわかったので、文章を読む上でも役立つと感じた
・ネイティヴの文章を理解するうえでも大変役立った
・とても良い授業だった
・先生がとても丁寧に教えてくれてとてもためになった
ご受講いただきました皆様、ありがとうございました。
★合格者にきく!翻訳トライアル合格への勉強方法とは?第7回 証券金融翻訳コース修了生★
そんな疑問にお答えすべく、ILCの翻訳コースを修了後トライアルに挑戦し合格された方々へ、合格にあたっての勉強方法などをお聞きしました!
第7回目は、証券金融翻訳コースを修了された修了生の方です。
*証券金融翻訳コース修了生 藤本 稔さん(男性)*
前職は、特許事務所で特許明細書の英訳、拒絶理由通知の和訳、現地代理人への指示レターの英訳など外国出願に関する翻訳業務全般に従事。ILCでは証券金融翻訳コースを修了。
翻訳会社のトライアル受験に備えてどんな勉強をされましたか?
授業で勉強した内容を復習するとともに、日経新聞で経済金融関連の記事を読んだりしました。また、株式、債券、デリバティブなどの入門書で知識を蓄えました。さらに、ILCのトライアル対策講座に参加して、トライアルへの取り組み方の参考にさせていただきました。
苦労した点、大変だと思う点を教えてください。
まず、課題が誰を対象に、どういう目的で書かれたものかを理解して、経済金融業界で一般的に使われているスタイルに翻訳する点でした。
また、辞書に載っていない用語の訳出には苦労しました。インターネットで調べればある程度はわかりますが、この文脈にはどの訳語が適しているかを選択するには、その分野の背景知識や専門知識などが必要と痛感しました。
フリーランスの1番の魅力を教えてください。
時間的には自由になりますが、良い意味でも悪い意味でも、自分が携わった仕事の評価がダイレクトに出る点ではないでしょうか。指摘は真摯に受け止め、同じ間違いをしないように努力すれば、クライアントとの信頼関係も築けますし、次の仕事にもつながると思います。
これから翻訳の勉強を始めようという方に、メッセージまたはアドバイスをお願いします。
翻訳というと英語力が強調されてしまいがちですが、日本語力も重要になってきます。自分が興味のある分野の書籍などを英語と日本語で読むことで翻訳力が鍛えられると思います。
証券金融分野なら、大手企業のホームページに掲載されているアニュアルレポートは日本語と英語で公開されているので、翻訳の勉強にお勧めです。
藤本さん、ご協力ありがとうございました!
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シリーズ 翻訳会社の経営者に聞く求められる翻訳者像はこちら
受講生・卒業生限定の 英語が活かせるお仕事
2012 ILCクリスマスパーティー開催!
日々勉強に励む皆様と講師の方々、そしてスタッフが交流できるよう、クリスマスパーティーを開催します!ビンゴやミニゲーム、お食事やお酒を楽しみながら、いつものクラスとは違った雰囲気で盛り上がりましょう。お友達やご家族などILCが初めての方も大歓迎です♪
[参加費]
在校生・卒業生 3,500円
一般 4,000円
*ILC在校生・卒業生のご友人・ご家族も3,500円でご参加いただけます!
[場所]
FRESCA溜池山王店 (溜池山王駅8番出口前)
[申込締切日]
12月15日(金)
[お申込み方法]
ILC窓口またはお問合せフォームより、お申込下さい。
お申込フォームよりお申込いただく場合は、「お問い合わせ内容」の欄に、「クリスマスパーティ参加」とご記入の上、参加人数を必ずご記入下さい。

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