What's new  ILC国際語学センター東京

What's new

受講生の声(2004年~2009年)


メディカル翻訳コース修了生

●05年秋学期 メディカル翻訳基礎コース
●06年春学期 メディカル翻訳上級コース修了

「提携翻訳会社のトライアル受験や、お仕事の機会を提供していただけたことが大変ありがたかったです。」

以前から翻訳の仕事には興味がありましたが、文系出身なので、まず専門分野の知識を身につけるためにスクールで勉強しようと思いました。ILCの説明会(デモレッスン)に参加してみて、講師がその分野の専門家なので内容的に深く教えてもらえそうだと思い受講を決めました。メディカル翻訳コースでは、毎回新しく知ることばかりだったので、大変勉強になりました。講師が図や写真を使って説明して下さったので、興味を持って内容を理解することができ、また専門的な用語の使い方なども学べたので良かったです。
通学コースなので疑問点をその場で質問して解決できること、通信教育などよりもやる気が維持できることが良いと思います。
仕事をはじめてまだ間もないのですが、トライアルやお仕事の機会を提供していただけたことが大変ありがたかったです。


木村 薫さん

●治験翻訳コース修了

オーストラリアの大学を卒業後、シドニーでの旅行会社や大学での就業を経て帰国。製薬関連会社で派遣の翻訳者として勤務しながら、当校の「治験翻訳コース」を受講しました。残業のある平日ではなく土曜日に授業がある点、デモレッスンでの先生の分かりやすい教え方が入学の決め手でした。
授業では先生が一人ひとりの課題を添削・返却し、次回のクラスで共通する間違いなどをまとめて解説していただけるのが、とても役立ちました。業界に精通している先生はもちろん、元薬剤師や現役の医療ライターなどのクラスメートと一緒に勉強、情報交換できたこともよかった点です。いずれ医療分野の実務翻訳とノンフィクションの出版翻訳を手掛けたいと勉強を続けています。


小巻 香織さん

●04年メディカル翻訳上級コース・05年治験翻訳コース修了生

「所定のコース修了直後に提携している十数社のトライアルを受験できること、また卒業後も半年に一度トライアルを受験できることが大きなメリットです」

大学卒業後は、臨床検査技師として働き、その後イギリスに留学し、帰国後は成人病の研究所で内分泌代謝科の研究助手として約11年間働きました。帰国後直ぐに翻訳の勉強をしましたが、その後仕事の都合で勉強をやめていました。翻訳会社でチェックの仕事をするまでは、また翻訳者を志すようになるとは思いもよらなかったのですが、同僚に「それだけ医薬分野のバックグラウンドがあれば、翻訳者としては非常に有利だから、ぜひまた翻訳を本格的に勉強してはどうか」と勧められ、また翻訳を勉強することにしました。
受講前に色々な翻訳学校を調べましたが、翻訳チェックの仕事をしていた時にILCの卒業生に薦められたこと、所定のコース修了後に提携している十数社の翻訳会社のトライアルを受験することが出来るということ、また専門分野別にコースが編成されていることから、ILCでの受講を決めました。
治験翻訳コースの授業は、毎回添削課題が出され、それを毎回先生がとても丁寧に添削をしてくれました。添削の最後に毎回コメントを書いてくださり、質問にもいつも丁寧に答えていただきました。先生には翻訳の際に、原文に引きずられてしまう私のクセを直していただきました。現在はメディカル翻訳の仕事をしていますが、今でも仕事をしていると、「こう訳してはいけない」と教えてくださった先生の講義を思い出します。受講中に配布されたテキストと資料は今でも仕事をする時に使用しています。


三浦 淑江さん

●メディカル翻訳コース初級・上級、医薬品関係文書翻訳コース(現治験翻訳コース)修了

「文系の出身でメディカルに関する知識は乏しかったのですが、無料体験レッスンで受けた先生の講義で「私でも学べるかも,学んでみたい」と思い受講を決めました。
また、受講回数の多かったのも決め手の大きな要因でした。受講中に仲良くなったクラスメートとは今でも情報交換したり、ネットで問題を出し合って勉強しています。

私が受講したメディカル翻訳コースの講師は、質問に対していつも期待以 上の答えが返ってきてとても感動しました。

医薬品関係文書翻訳コースで配布された資料は現在の翻訳の仕事に非常に役立っています。
カウンセラーの方が帰り際にいつも声を掛けてくれるなどの温かい対応も嬉しかったです。」


齊藤理恵子さん

●特許翻訳入門・上級コース修了

特許の英語は、それまで勉強してきた英語とは違っていました。技術英語にふさわしい構成で英文が書けなければダメなんだと痛感しました。日本語も同様です。それまで日本語を意識して使うことがなったので、翻訳するとついくだけた口語的な文章になってしまい、日本語として正しく、特許文書にふさわしい硬質な文章を書かなければと、強く意識するようになりました
当初は戸惑ったものの、機械、コンピュータ、化学などさまざまな分野の明細書を実際に訳していくうちに、文章のスタイルにも慣れ、作業のコツもつかむことができました。講師が重要な点や絶対におさえておくべき所を的確かつくり返し指導してくれるため、理解も早かったです。翻訳技術や専門知識、翻訳に必須のPCスキルはもちろん、仕事全般についても広く学ぶことができました。
先生はプロとして活躍されている方なので、仕事の実際や心構え、受注から納品までの流れも詳しく教えてくださいました。クラスメイトも特許事務所や企業の知財部にお勤めの方がほとんどだったため、ためになる話を聞くことができました。


現在特許日英・特許バイオ翻訳コース受講生

●06年春学期 特許日英コース・治験翻訳コース修了

「特許日英翻訳コースは、日本語の読み書きにも精通したアメリカ人講師が、英語の微妙なニュアンスの違いも日本語で説明。毎学期違う明細書を取り上げ【発明の名称】から【要約】まで、構成を段階ごとに進み、大変面白い。」

勤めていた会社がバブル崩壊後の不景気に波にもまれ、部署の撤退、清算、再スタート、を経験しました。不安定な数年間、在宅で落ち着いてできる仕事に対する願望が強くなり、翻訳の勉強を始めようと思いました。
前職場で特許申請を模索している課があり(残念ながら申請する前に部署が撤退となりましたが)、その時に特許に興味を持ち、特許翻訳の学校を探しました。その当時土曜日のコースがあったのはILCだけでしたので、受講を決めました。
特許日英翻訳コースは事前に参考資料がメールで送られてきます。類似したテーマの特許を必ず英文と和文のものを勉強しますので、英文(英日訳)からその分野の専門用語を学び、和文(日英訳)で生かすことができます。講師は米国人ですが、日本語の読み書きに精通されているので、英語の微妙なニュアンスの違いも日本語で説明していただけます。毎学期違う内容の特許明細書を取り上げているので、ここ数学期続けて受講しています。発明のテーマも新しい分野のものなので、大変面白い内容です。
私は専門分野のバックグラウンドがないので、ILCの短期講座を受講したり、インターネットで検索したり、と専門知識を増やすように心がけています。
また、受講生仲間は、実際に特許翻訳をされている方が多いので、講師への質問内容に感心させられることが多々あり、他にも受講生の方々から翻訳の仕事のツール、体験談、マメ知識などをうかがうことが出来るので、とても勉強になっています。
現在は、時々知人に頼まれる技術分野の翻訳の仕事をしていますが、現在受講しているコースで、特許明細書の表記について知らなかったことを多く学んでいますので、これからの仕事に生かせるのでは、と思っています。

水沼 眞希子 さん

●特許日英翻訳コース修了

授業では、実際に公開された明細書をもとに半導体、通信、機械などさまざまな分野に挑戦しました。私は授業以外に特許との接点がなく、最初は専門用語や構文に戸惑いましたが、二期目には、特許特有の文章構造や表現にもほぼ抵抗なく取り組めるようになりました。
デービス先生は専門知識が豊富で、技術分野を知らない人にもわかりやすく説明してくださいます。ネイティブだから判断できる英文の微妙なニュアンスも懇切丁寧に指導してくれるので、とても勉強になりました。翻訳という仕事に対する真摯な姿勢は、尊敬に値するものです。
授業では決められた時間内に翻訳する演習もあるので、集中してスピーディに翻訳する力もついてきました。自分の訳文を添削してもらえるので様々な発見がありますし、ほかの方の訳文も非常に参考になります。クラスメイトの方々の授業に臨む姿勢は真剣そのもので、質問の内容もハイレベルです。刺激を受けると同時に、私も負けていられないと俄然やる気が湧きました。先生やスタッフの方が、生徒の立場にたって親身に相談にのってくださるのも嬉しいですね。クラスメイト同士でも、情報を交換したり進路について話し合ったりと、親交を深めることができました。学ぶ環境として申し分なく、ILCを選んでよかったと思います。

樋口 あきこさん

●バイオ特許翻訳コース修了

結婚後、特許翻訳の仕事をしている義父のアシスタントを勤めた時期があったのですが、その際、特許独特の表現の面白さに興味を持ちました。現在は医療関係の仕事についていること、また、もともと生物学が好きだったことから、特許とバイオの療法を学べるILCの「バイオ特許翻訳コース」受講を決意。最初は授業についていくのに必死でしたが、わからなかった箇所はさまざまな文献で調べたり、先生に質問したりして、疑問を残したまま次の課題に進まないよう心がけました。講義では、有用なウェブサイトや文献、資料などを教えていただけることが多く、翻訳者になった後にも役立つ「勉強の仕方」を身につけることができました。一口にバイオと言っても幅広い分野にまたがっているので、今後は何か一つ、自分の得意分野を確立して、将来の仕事につなげたいと思っています。


赤平 三千男さん

●04年春学期 証券金融上級コース修了生

「講師の先生が毎週タイムリーな教材を課題として出され(新聞、雑誌、インターネット等から)、個別に添削していただいたのが非常に役立ちました。」

金融機関勤務時代(約25年間)の大部分が国際業務、海外勤務であった関係から、10年ほど前(40代半ば頃)から金融翻訳に興味を持ち始め、サラリーマン生活に目途がついた段階で勉強したいと考えていました。翻訳の勉強開始当初から約2年間を学習期間と定め、半年間別の学校で実務翻訳一般コース、その後金融翻訳の通信講座を半年間受講した後に金融翻訳の通学コースに通いたいと考え、いくつかの学校のオリエンテーションに参加しました。その結果、ILCの講師が現役の実務翻訳者であり内容も自分の目的に合致していると考えて決定しました。
証券金融コースでは、講師が毎週タイムリーな教材を課題として出し(新聞、雑誌、インターネット等から)、毎回個別に添削して下さったのが非常に役立ちました。ILCでは、やはり講師の話を直接聞けること、および少人数であるためクラスメート(私のときは、外資系金融機関の方が多かったです)と親しく話すことができたことで非常に刺激になりました。講師を含むその当時の仲間4人(私を含め全員が翻訳業務に従事している)とは、現在でも2月に1度集まって勉強会を開いたり、一緒に食事をしたりして情報交換しております。
一昨年から55歳にして翻訳専業で独立、縁あって現在はある金融・証券専門翻訳会社の専属翻訳者兼コーディネーターとして働いております。翻訳専業でやっていこうと決心したきっかけは、授業修了直後の提携している翻訳会社のトライアルで2社合格したことです。それが自信となって、そこから他社のトライアル受験へと徐々に幅を広げていくことができました。今後も、常に向上心を持ち続け、一流翻訳者をめざすという気概をもって仕事をしていきたいと思っています。

岡部利英子さん

●メディカル翻訳 上級コース・治験翻訳概論・演習コース修了

子供ができたのを機に以前の仕事を辞め、何か自宅でできて今までの経験を活かせる職種をと考え、翻訳通信講座を受講していました。

講座修了後、東京へ引越しすることになり、兼ねてからの希望だった通学コースの説明会に参加しました。

ILC は他の学校に比べ授業回数が多く、通信講座と異なり自分にふさわしいコースがあることが明確になって、翻訳者としての自分がイメージできるようになりました。
薬剤師なので、薬学の知識はありますが、医学の基礎を固めるためにメディカル翻訳上級コースを受講しました。
今春翻訳会社のトライアルテストに合格し、治験翻訳コース概論・演習講座を受講し始めました。
治験翻訳コースの授業は実践的なので、翻訳者としても非常に役に立っています。
宿題の量も多く大変ですが、授業と宿題を通して治験や治験に関する知識が深められると思います。
将来は、医学英日翻訳者として、専門分野を絞って活躍していきたいです。

川田悦代さん

●バイオ英語コース、メディカル翻訳基礎(現メディカル翻訳初級)・上級コース修了

医療翻訳に興味があり、医学の基礎知識を体系的に勉強しながら翻訳も学びたいと思い、ILCのコースを受講しました。ILCは他校より授業回数が多く受講期間も長い事、医療関連の講座が充実していること、また、イベント等を開催する事で、現役で活躍している卒業生から話を聞く機会を設けていることが受講の決めてとなりました。スタッフの方の対応や受講前のカウンセリングは勿論のこと、受講中や修了後にも丁寧に相談にのって頂きました。
バイオ英語を受講した最大のメリットは、遺伝子治療や、最新の医療技術などを扱った配布資料で医療英語の文章にたくさん接する事ができたことです。日本でさえ難しい医療系の文章を英文で読む事に最初は抵抗感もありました。日本語で専門知識を修得するため、バイオ英語の講義を受けました。内容を理解できる専門知識を身につけた上で、英文の配布資料で英語表現を学ぶ、という流れで学習してきました。バイオ英語コースで医療系英語に慣れた所でメディカル初級コースに進んだ為、更に進んだ内容のメディカル関連の英文テキストも抵抗なく読む事ができ、授業をより興味深く聞き、講師の話す内容が理解できるようになりました。

小坂嘉男さん

●特許日英翻訳コース修了

企業を早期退職し、1年間別の複数のスクールで一通りの技術翻訳・特許翻訳の勉強をしていました。
しかし、トライアル合格レベルに至らず悩んでいた時にILCのデモレッスンに参加したのが受講のきっかけです。ILCの翻訳コースでは予め課題が出され、それを授業の中で発表し合うと形式だったのです。
通信講座と違い、お互いに良い刺激が与えられる、特許翻訳を学ぶ仲間も得られました。また、翻訳に関連した求人情報が多い点でも、良かったです。担当講師のデービス先生には、ネイティブだからわかる英文の微妙なニュアンスの違いも教えて頂きました。質問にも丁寧に答えていただき、私が現在、和英訳で仕事ができているのは先生のコースを受講したおかげだと思っています。
また、コース修了後に複数の翻訳会社のトライアルが受けられるところもILCの良い所です。

ウエスト・フロリダ大学(UWF)の「セメスター・イン・ジャパン」 をILCで開催しました!

ILC国際語学センターもその一員である滋慶学園グループと、アメリカのウエスト・フロリダ大学との交流事業として、2009年5月末から6月にかけてILC東京校で実施されました。
1989年11月、滋慶学園グループとUWFが日米の国際交流と国際教育の推進を目的として、パートナー契約に調印し、交流をスタートさせ、今年で20周年を迎えております。
1991年以降、滋慶グループはUWFの学生と随行教授を、毎年日本に迎え、6週間に わたる「セメスター・イン・ジャパン(SIJ)」プログラムを滋慶学園グループのキャンパス等で実施しています。
また、フロリダ州の福祉面でも重要な役割を担うUWFとの間で、滋慶学園とUWFの 双方の学生による「日米福祉学会」を毎年、フロリダ州ペンサコーラで共同開催しています。>


開催実績キャンパス マップ





◆授 業 詳 細
プログラム単位科目1


「Introduction to Hospitality, Recreation, and Resort Management」
月曜日〜水曜日 10:00〜12:40
講師:トラン先生(ウェスト・フロリダ大学)


プログラム単位科目2


「実戦日本語」
月曜日〜水曜日 14:00〜16:40
講師:東洋言語学院 上保先生、藤岡先生、佐藤先生

日本語授業(上保先生)



日本語授業(藤岡先生)



日本語授業(佐藤先生)



特別授業

「日本の文化」
6月11日 10:00〜11:30
講師:滋慶学園 国際部 顧問 小平氏

特別授業(小平顧問)


◆日本の観光産業におけるフィールド授業 — ホテル見学— 

その1

●名鉄観光 銀座支店:5月28日(木)

「日本の観光・旅行業の概要」と銀座支店の業務・サービスを見学








●東京ドームホテル:5月29日(金)





●ホテルサンルートプラザ東京:6月4日(木)

「日本のホテルの概要、サービス」&施設見学






◆日本の観光産業におけるフィールド授業 — ホテル見学—その2

●日本航空:6月11日(木 )






●ホテルオークラ見学:6月12日(金)







◆その他多彩な課外活動

●東京観光(浅草、浜離宮):6月5日(金)








●鎌倉観光:6月14日(日)







●東洋言語学院・滋慶EAST・ILC主催BBQ:6月13日(土)



東洋言語学院の学生・教職員

IELTS対策と勉強方法 第12回(最終回):リスニング対策2~リスニグテストについて~

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第12回:リスニング対策2

リスニングのセクション1と2では、日常生活で交わされる会話を聞いて、そこで話題となっていることや特定の数字や事実を聞き取る能力が必要となります。話題に関することを問う設問の例としては、たとえば、Why is the student phoning the language school? / Where can we suppose this conversation is held?  などが考えられます。

特定の数字や事実をはっきりとさせておくためには、会話を聞きながら、それをメモに取っておく必要があります。リスニングの4つのセクション全てにおいて、このメモ取りの技術が重要になってくることは、前回の記事でも指摘した通りです。

特定の数字や事実を問う設問の例としては、たとえば、
The class the woman wants to take is         . / The phone number of the student is        . / The Business English course begins on       . のようなものです。

記号を選ぶのではなく、実際に英単語を書かなくてはいけない問題では、つづりや句読点、文法に間違いがないことを確認します。会話の中で、人名・地名などのつづりが1字1字読み上げられることがよくあるので、その際は間違いなくつづりを書き取りましょう。受験者がケアレスミスをしやすい点をいくつか上げると、

同じ文字が重なる単語のつづり:Mac Williams
大文字で始まる単語: London, business English, April
文法事項: 45 km, 3 hours

などがあります。また、この種の書き取り問題では、話し手によって繰り返し言われたり、強調して言われたりする言葉が答えになることが多いので、そういった言葉に注目しましょう。
次の例を見てください。

放送内容の例(一部)


School Receptionist: “Which course would you like to join?”
Woman: “I would like to take the Business English course on Thursday night.”
School Receptionist: “OK, so that is the Business English course.”
Woman: “Yes, that’s correct.”
Question 1 What course does the woman want to take? という設問の答えは、女性(客)と学校の受付の人によって繰り返し言われている the Business English course となります。

始めに聞こえてきた情報が、後で訂正されることがよく起こるので、メモを取るときには注意が必要です。次の例を見てください。

放送内容の例(一部)

Woman: “When does the course start?”
School Receptionist: “The lessons commence on April the 7th and finish on the 12th of June.”
Woman: “Thanks very much.”
School Receptionist: “Oh, I’m sorry; they actually start on April the 1st.”
Question 2 When does the course begin?

この設問に対しては、当然、April the 7th ではなく、April the 1st と答えなくてはいけません。

先読みして答えを予想することで、話題となっていることや特定の数字や事実に関してきいてくる設問に備えることができます。各リスニングのセクションの放送が流れる前に、問題を読むための時間がそれぞれ30~45秒ほどあるので、この時間を使って、聞き逃してはいけない情報の予想を立てます。問題文を読むと、答えとして何が求められているのかが見えてきます。たとえば、求められている品詞(名詞,動詞,形容詞,副詞など)は何であるかということや、求められている情報のタイプ(日付,数,場所,価格,時間など)は何であるかということです。
次の例を見てください。

問題文の例


Question 3 to 5
Complete the notes below.
Write NO MORE THAN THREE WORDS AND/OR A NUMBER for each answer.

3 Cost of the course
4 Total number of students
5 Textbook required

設問3の空所には、料金が入るので、£(pound/ポンド)や$(dollar/ドル)といった単語が放送で使われることが予想されます。設問4の空所には、生徒の総数が入るので、生徒の数に関する内容はメモを取る必要があることが分かります。設問5の空所には、使用される教科書の名前が入るので、放送で流れてくる教科書の名前に注意を払う必要があるのが分かります。

リスニングセクション1と2で気をつけること


リスニングのセクション1と2では、地図、計画表や図表の空所に情報を埋めていく作業が課されます。放送が流れる前に、視覚に訴える情報源に目を通し、情報がどのように配置されているかを確認します。

例えば、地図ならまず方角(東西南北)を確認します。
次に、小見出しや地図上の特徴的な地形や構造物(川、建物、道路など)の配置を押さえます。放送が始まったら、聞きながら、場所を示す前置詞(句)(in front of, next to, behind, opposite, across from, on the left/right)や話者が出す指示(turn left/right, walk straight ahead, take the second left/right)に注意を払います。

リスニングセクション3で気をつけること


セクション3と4では、アカデミックな場面で交わされる会話を聞いて、話題となっていることや特定の数字や事実を聞き取る能力に加えて、話者の態度や意見を理解する能力が求められます。話者の態度や意見を正しく理解するためには、実際に発話された言葉や用いられた表現の背後にある話者の真意を汲み取ることができなければなりません。なぜなら、話者は、心で思っていることをそのまま言葉で表現するとは限らないからです。話者の真意を汲み取るには、発話中のイントネーション(抑揚)やストレス(強勢)の置かれた個所が手がかりになります。

ですから、話者がどのようにイントネーションの上げ下げをしたか、どこにストレスを置いたかに注目しましょう。話者のためらった話しぶり、話をする速度、イライラした感じや皮肉っぽい口調、関心無さげな対応といったことに注目することでも話者の真意を読み取れるでしょう。実際に発話された表面的な音声情報を理解できることが重要であるのと同じように、ことばの背後にある意味を理解できることも重要なのです。

セクション3では、数人の話者が登場するので、重要になってくるのが、どの話者が何を言ったかを区別することになります。したがって、放送が流れたら、何人の話者がいるのかを最初に押さえます。その際手がかりになるのが、なまり(オーストラリア人の発音、イギリス人の発音など)、声の質(高いのか、低いのかなど)、話す速さ(速いのか、遅いのかなど)、意見の内容(同意しているのか、反対しているのかなど)、様子(興奮している、いら立っているなど)、性別や役割(教師、学生など)になります。

リスニングセクション4で気をつけること


セクション4では、1人の話者がアカデミックな話題に関して話をすることになるので、用いられる言語はとてもフォーマルなものになります。話の構成は論理的、かつよく練られたものになっています。多くの場合、これから話す内容の概要が初めに語られ、次に、具体例を出して説明をしたり、論理の補強をしながら本論が語られます。そして最後にまとめがきます。

話者は、概要、本論、まとめに入る際、それから具体例を出す際に、前もってそれと分かるように、ある決まりきった表現を用いるのがふつうです。その表現が使われることによって、聞き手のほうは次にどういったことが語られるのかを予想することができるので、話者の話について行きやすく、話の内容を誤解することがなくなります。
このような表現を以下に挙げておきます。

比較・対照を表す内容を導く表現:On the other hand, However, など
新しい話題を導く表現:Now, let’s move on to …, Now, let’s turn to the question of …, など
例を導く表現:For instance, For example, To give you an example, など
追加の内容を導く表現:Another negative aspect is …, The other main benefit is …, など
まとめを導く表現:Finally, The last thing I want to say is …, など

これらの表現は、ライティングのセクションで使う表現に非常に似ているということも頭に入れておくといいでしょう。

セクション4では、放送の内容を要約した文章の空所に語句を補う形式の問題がよく出題されます。さらに、この形式の問題は、空所に入れる語句を問題用紙に印刷された語句から選んで補うのか、音声情報から補うのかによって、2種類に分類できます。いずれにせよ、要約した文章は、いくつかの(完全な)文から成っているので、空所に語句を補った結果、文法的に正しい文章にならなくてはいけません。

この種の形式の問題では、空所に入る語句を予想することが解答する上で有効です。
予想するにあたって、次の2つのことが手がかりになります。1つ目は、“文脈”で、要約文の内容全体から考えて、論理的に空欄に入りうる語句を予想します。2つ目は、“空所の前後の語句”で、文法の知識を使って、文法的に可能な語句を予想します。
要約文中のキーワードに印を付けておけば、空所に入れるべき語句が放送でいつ流れてくるかが大体分かります。要約文中のキーワードは、放送では言い換えられることが多いので、放送から聞こえてくる実際の音声情報とは違う可能性が高いでしょう。

さいごに


リスニングテストは、どのセクションも放送を1度しか聞くことができないうえに、設問の種類も豊富なので、とても難しいテストです。ですから、実際に試験を受ける時と同じ条件下で、IELTSの模擬テストをたくさん受けて、試験に備える必要があります。しかしながら、一般的な意味でリスニング力を向上させることも大切なので、IELTSの教材だけを利用するではなく、テレビ、ラジオ、インターネット、映画、友達との会話、音楽など、幅広くいろいろなものをリスニングに活用するのが望ましいです。

今回で本コラムは終了しますが、このコラムを通じて皆さんのIELTSへの理解が深まり、お役に立てたなら幸いです。
1年間ご愛読ありがとうございました!

本記事の著作権はILC国際語学センターに帰属します。個人での利用を除き、転載・引用を禁じます。
※本記事は、2007年に週間Student Timesに掲載された記事を転載しております。現在とは問題形式が異なる場合がございますので、必ず最新情報はご自身でお調べください。


ILC IELTS Preparation Course

IELTS対策と勉強方法 第11回:リスニング対策1~リスニグテストについて~

ILC_IELTS_Preparation_Column
第10回:リスニングテストについて

今回と次回はIELTSのリスニングテストを取り上げます。

IELTSのリスニングテストは約30分間行われます。テストは4つのセクションからなり、それぞれのセクションで10題ずつ、計40題出題されます。セクションが進むごとに問題の難易度が上がっていきます。
最初の2つのセクションは生活全般にかかわるもので、交通機関や宿泊施設の予約をしたり、余暇のスケジュールの手配をしたりする状況設定となっています。残りの2つのセクションはアカデミックな話題に関するもので、セミナーやチュートリアルに参加したり、講義を聴いているなどの状況設定となっています。

セクション1では、2人の話者(友人、職場の同僚、店員と客など)が登場し、会話をします。セクション2では、1人の話者が登場し、旅行の案内をしたり、録音されたメッセージやラジオ番組の声の主であったりします。セクション3では、セクション1のように登場人物の間で交わされる会話を聞くことになりますが、その内容はアカデミックな場で交わされる会話の内容となっています。セクション4では、1人の話者が登場し、アカデミックな議論を展開して話をします。

どのセクションも、放送は1度しか流れません。4つのセクションのすべての放送が終了すると、試験の最後に10分が与えられるので、受験者は自分の答えを問題冊子から解答用紙に清書します。この答えを書き写す時間の間に、単語のつづり、句読点、文法が間違っていないかを確認します。書き間違いがあると失点します。

リスニングテスト問題の形式


リスニングテストで問われる問題の形式には、以下のようなものがあります。

①図表・要約・文の完成

− 与えられた図表・要約・文の空所に、放送の内容に沿って、指定された語数以内で数字や語句を補って完成させる。

例 Complete the sentences below.
Write NO MORE THAN THREE WORDS for each answer.
1 In the IELTS Listening Test, you do not have time to write down every word you hear.
2 Note taking skills help you to concentrate while you are listening or reading.

ここでは、語数を指示した英語表現に気をつけてください。「no more than ~ words」というのは、「~語以内で/~語を超えないで」という意味です。ですから、上に挙げた2つの例では、3語(to write down)と2語(to concentrate)で解答を書いています。指定された語数を超えた解答は不正解とみなされるので、注意しましょう。

②多肢選択

不完全な短文の前半部分につながる内容的に正しい後半部分を3つある選択肢の中から選ぶ。

例 Choose the correct letter, A, B or C.
1 ILC is a
A leading school for learning foreign languages.
B public organization for helping labourers.
C competitive company of making cars.

③マッチング

− リストに挙がっている項目とぴったり当てはまる選択肢を結び付けていく。

例 What does the lecturer say about each newspaper?
Choose your answers from the box and write the correct letter A-D next to questions 1-2.

A reasonable price and excellent
B confusing
C expensive and conservative
D well illustrated

1 The Washington Post
2 The New York Times

④英問英答

− 英語の質問に放送の内容に即して英語で短く答える。使用できる語数が指定されている。多くの場合、3語以内(no more than three words)。

例 Answer the questions below.
Write NO MORE THAN THREE WORDS AND/OR A NUMBER for each answer.
1 In which newspaper did the speaker read the article on IELTS?
2 How long has he subscribed to the newspaper?

⑤分類

− リストに挙がっている項目を条件にあう選択肢に分類していく。

例 When are the following classes scheduled for in ILC?
A on Mondays
B on Wednesdays
C on Tuesdays and Fridays

Write the correct letter, A, B, or C next to the questions 1-3.
1 Chinese for business purposes
2 elementary English conversation
3 preparation course for TOPEC exam

⑥地図上の位置や名称の確定

− 放送を聞いて、地図上の地名や位置を確定し、選択肢から正しい答えを選択する。

例 Label the map below.
Choose FOUR answers from the box and write the correct letter A-E next to questions 1-4.
A high school
B coffee shop
C university
D movie theatre
E library

地図
以上の問題形式のうち、いくつかのものは具体例を挙げて次回の記事で扱いますが、その他の問題形式に関しては、インターネットを使って“IELTS listening test practice”で検索してみてください。IELTSを扱ったたくさんの優良ウェッブサイトがありますので、有益な情報を得られるでしょう。

リスニングテストの対処法


上記の問題形式すべてに対処するのに有効である一般的な方策を述べていきます。

4つのセクションの放送が流れる前に、問題を読むための時間がそれぞれ30~45秒ほどあるので、この時間を有効に使って問題文中のキーワードに印を付けていきましょう。また、それぞれのセクションの放送が終わった後に、解答を見直す時間が30秒ほどあるので、自分の解答に自信があるときには、この時間を次のセクションの問題を読む時間にあてましょう。問題に書かれている内容から、放送の内容や会話がなされている状況(誰が、どこで、いつ、なぜ、何を話しているのか)を推測します。また、自分が持っている知識を使って、書かれている文字情報から答えを絞り込むことが可能な場合もあります。

解答していく問題の順番は、放送で流れてくる音声情報の順番に一致しています。放送を聞いている間、(連続した)複数の問題に意識を集中させ、ある問題に関係した音声情報を聞き逃したときには、その次の問題に意識を切り替えます。聞いた内容をメモすることも重要になります。メモを取る技術は、学生生活を送るうえでとても重要な技術になりますので、IELTSの勉強を通して是非とも身に付けたいものです(メモの取り方は後述)。

リーディングの対策記事の時にも述べたように、IELTSの4つのセクション全体を通じて、語い力は非常に重要になります。特に、このリスニングのセクションではそうです。また、単語の意味や似た意味を持つ形の違う単語(synonym:類義語)を正しく理解しているかが問われることが多いのもリスニングの特徴です。同じ意味内容のことを表現するのにも、類義語や反意語(opposite)を用いて単語や語句を言い換えて表現することが多いので気をつけましょう。

つまり、問題冊子に印刷されている問題文に使われている語句は、放送で流れてくる放送文の語句とは異なっているけれども、同じ内容を表現していることが多いのです。

メモを取る意義と取り方


IELTSの試験は受験者の英語能力を測るだけではなく、受験者が大学に入ってから必要になる技術を養ってもくれます。その技術の1つがメモを取るという重要なアカデミック・スキルです。メモを取る技術は、IELTSの勉強を通じて、リスニングやリーディングで養うべき技術になります。

IELTSのリスニングテストでも、大学の講義でも、聞いた言葉をすべて書き取ることはできないので、聞いたことの中から重要な情報だけをメモします。メモを取るときには、つづりや文法のことは気にする必要はありません。以下にメモを取るコツをいくつか挙げておきます。

1.冠詞や繋辞語句などは省略する。a, an, the, is, are, was, were, would, of など。
2.代名詞は省略する。they, these, his, that, this, them など。
3.記号を利用する。+:and/plus (そして/プラス), =:same/equals (同じ/等しい), -:minus (マイナス), ×:times (倍), >:greater than/more than (より大きい/より多い), <:smaller than/less than (より小さい/より少ない), w/:with (と一緒に), w/o:without (なしで), →:leads to/results in (に至る/という結果になる), ←:comes from/results from (から来る/から生じる) など。
4.単語の始めの数文字だけを書く。approximately を approx など。
5.単語の母音を落として書く。large を lrg など。

最後にメモの取り方の具体例を挙げておきますので、参考にしてください。

放送内容の例


“In Listening section 1, there is a dialogue about a general topic between two speakers, and there are 10 questions that you have to answer.”

メモの一例


Lis sec 1 = 2 spkrs, gen topic, 10 Q’s

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※本記事は、2007年に週間Student Timesに掲載された記事を転載しております。現在とは問題形式が異なる場合がございますので、必ず最新情報はご自身でお調べください。

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IELTS対策と勉強方法 第10回:リーディング対策3~リーディングテストについて~

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第10回:IELTS リーディング対策3

前回に続いて、IELTSのリーディングテストで出題される問題形式の中から2つを選んで解説していきます。そして英文パッセージを読んで、練習問題を解いてください。


(6)本文の内容に合致した選択肢を選ばせる問題


このタイプの問題では、短文がいくつか与えられます。受験者はその中から、設問で問われた話題に関して、本文の内容に合致したものを選びます。この問題では、スキミングとスキャニングを駆使して、本文から特定の情報を引き出せるか、言い換え表現を理解できるかといったことが問われます。

このタイプの問題の解答の仕方を説明します。

まず、設問の指示を注意して読み、選択肢の中からいくつ答えを選ぶのかを確認します。このコラムの練習問題⑥では3つ選ぶことになります。同時に、本文のどの話題について注目すべきかを設問の指示から読み取ります。練習問題⑥では、ロバート•ガードナーの学生の動機付け理論になります。
次に、本文をスキャニングして、その話題が扱われている個所を探し出します。見つけたら、言い換えや類義語に注意を払いながら、その辺りをじっくりと読みます。
最後に、書かれている内容に合致した短文を選びます。


(7)文を完成させる問題


このタイプの問題では、不完全な文が与えられるので、本文で書かれている内容をもとに数語でその空欄部を埋め、文を完成させます。たいていの場合、3語以内で埋めることになりますが、実際の試験では設問の指示をよく読んで使用語数を確認してください。この問題では、本文全体の流れを押さえているか、特定の細かい情報を読めているか、言い換え表現を理解できるかといったことが問われます。

このタイプの問題の解答方法を説明します。

まず、設問の指示を注意して読み、何語使用して文を完成させるのかを確認します。また、使用する語は本文中から抜き出すのか、自分自身の言葉を使って補うのかの確認もします。
次に、与えられた不完全な文全てに目を通し、キーワードになる語句に印をつけておきます。また、不完全な文の空欄部に入る語句は文法的に何であるのかを予想しておきます。動詞(句)が入るのか、名詞(句)が入るのか、形容詞(句)が入るのかという具合にです。本文をスキャニングして、キーワードの語句を探します。該当個所が見つかったら、言い換え表現や類義語に注意を払いながら、じっくりとその辺りを読みます。
最後に、空欄部に文法的•意味的に可能な語句を書き入れます。

<英文パッセージ>
Motivation and learning a language


What are the underlying reasons that influence someone to begin and maintain the study of a second language? While there may be various influences that affect the learning process, such as learning styles, personality, social context, and age, the area of learner motivation appears to have a great deal of importance on this process. It is believed that motivation is one of the most important factors that determines the rate and success of learning a second language. It provides the primary impetus to initiate learning a language and later the driving force to sustain the long and often tedious learning process.

It has only been in the last two to three decades that an effort has been made to investigate the role and nature of motivation in learning a second language. One of the most influential researchers in this field has been Robert Gardner, who placed motivation in a social-psychological context thereby giving motivation a social dimension. Focussing on language learners in the multicultural setting of Canada, Gardner considered the motivation to learn the language of the other community to be the primary force for enhancing or hindering intercultural communication and affiliation.

Two aspects of his approach were Integrative and Instrumental Motivation. The concept of Integrative Motivation is concerned with the positive attitudes a learner has to the target language community and their desire to interact with members of that community or even become part of that community. On the other hand, Instrumental Motivation relates to functional reasons or practical goals for learning a language such as passing an examination, getting a better job or promotion.

While acknowledging the influential contributions that Gardner’s social-psychological model has made to the understanding of motivation, it is argued that a wider definition and understanding of student motivation is required. Extending the boundaries of motivational research has resulted in alternative models and an evolution in language learner motivation theory. There are in fact different attitudes and orientations that seem to be important in ways that vary from situation to situation.

Kimberly Noels from the University of Ottawa extends the understanding of student motivation by presenting four orientations that have a greater influence on a learner’s reasons for studying a second language. These orientations include; travel, friendship, knowledge and instrumental orientation. Motivation resulting from a travel orientation has also been reported by Yoshiko Mori from Georgetown University. In her research of Japanese learners, Mori discovered that travelling and studying overseas, rather than a desire to integrate into the target language community, were viewed as strong motivational factors in learning a second language

Another new conceptualisation of student motivation has been offered by Zoltan Dornyei (Eotvois University, Hungary) who re-orientates the idea of motivation in respect to a theory of self and identity. Student motivation can be better understood by relating it to aspects of personality psychology, which sees individuals’ perceptions of the self right at the heart of motivation and action. Involved in this idea of self and identity is the idea of the ‘possible selves’ which represent the individuals’ ideas of what they might become, what they would like to become, and what they are afraid of becoming.

This idea of ‘possible selves’ is further broken down into different types, for example, ‘the ideal self’ which represents the attributes that someone would ideally like to possess such as hopes, aspirations, or wishes, and ‘the ought self’ which refers to attributes that one believes one ought to possess such as a student’s sense of duty, obligation, or responsibility. For Dorynei, motivation to learn a language comes not from positive feelings towards the target language community but more from internal representations of what we would like to be or what we think is expected of us.

This approach to students’ motivation is further supported by Bonny Norton from the University of British Columbia. She presents the idea of an imagined community that learners are interested in integrating into. While Gardner saw integration into the local community as a key motivating factor for learning a language, Norton extends this concept to incorporate an imaginary global community. This concept of an imagined community can be used with the emergence of ‘World English identities’ where English is viewed as a world language thereby establishing a virtual language community. This perspective claims that the idea of an imagined community develops in learners an imagined identity which can be used to stimulate motivation towards learning.

The idea of an imagined community with World English as its language finds further support with research conducted at Kansai University by Tomoko Yashima. She argues that students who have a greater interest in international issues, work and activities seem to be motivated to study a second language. According to this research, learners who are conscious of how they relate themselves to the world tend to be motivated to study English, as they probably visualize ‘English-using selves’ clearly.

Idealised notions of what learners would like to be can be situated in the context of a virtual language community. There has been a departure from Gardner’s original definition claiming a learner’s desire to interact with the local community as being a major motivational factor. These new notions see integration into a global community, i.e. World English, as motivational forces in the acquisition of English.


<(6)についての練習問題>

Questions 1)-3)
Which THREE of the following statements are true of Robert Gardner’s theory of student motivation?
A. The desire to gain some external reward influences learner motivation.
B. The theory was developed over 40 years ago.
C. His research focused on local factors that influence a learner’s motivation.
D. The personality and age of a student affects motivation.
E. Motivation is not the most important aspect of a student’s approach to learning a language.
F. Motivation is influenced by a student’s feelings towards a particular group of people.


<(7)についての練習問題>

Questions 4)-8)
Complete the sentences below using words taken from the reading passage. Use no more than THREE words for each answer.
4) Mori’s research found out that integrating into a community was less important than ______________.
5) A new approach to student motivation argued by Dornyei relates to the idea of _______________.
6) The concepts of ‘the ideal self’ and ‘the ought self’ represent what students want to be and what is ___________.
7) The concept of an imaginary global community develops in learners __________.
8) Yashima claims that students appear to be motivated to study a second language if they have interests in global affairs, _________________.


<練習問題の解答>

1) A 2) C 3) F (in any order)
4) travelling and studying.
5) self and identity
6) expected of them
7) an imagined identity
8) work and identity


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IELTS対策と勉強方法 第9回:リーディング対策2 ~リーディングテストについて~

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第9回:リーディング対策2

前回に引き続き、IELTSのリーディングテストで出題される問題形式の中から2つを選んで解説をしていきます。

(2)内容の真偽を問う問題


このタイプの問題では、短文がいくつか与えられます。受験者はそれらの短文が本文の内容に一致しているかどうかを判断します。直接本文で述べられていることからだけではなく、言外に含まれたことから作者の意見を読み取る力も必要とされます。この問題では、受験者が本文から正確な情報を探し出せるか、作者の意見を正しく理解しているか、正しく推論できるかといったことが問われます。

このタイプの問題の解答の仕方を説明します。

まず、与えられた短文全てに目を通します。短文中のキーワードになる語句には線を引くなどして印をつけておいて、後で本文から該当箇所を探すときに役立てます。

次に、本文をスキャニングして、短文中のキーワードを探し出します。ある短文のキーワードを探している途中で、別の短文に関係したキーワードを見つけたときは、その個所に印をつけておき、後で分かるようにしておきます。
本文中にここだと思う個所を見つけたら、そのあたりをじっくり読みます。短文の内容が本文の内容と合致していたら、TRUEと解答欄に書き、そうでなければ、FALSEと解答欄に書きます。短文の内容に関して、本文中には言及されていない、情報が与えられていないという場合には、NOT GIVENと書きます。答えが分からなくても、本文で扱われている話題に関して自分が持っている知識を基にして、またこの作者ならこのように考えるだろうと推量して、必ず答えを書くようにしましょう。

短文中で使われている語句に注意することが大切です。このタイプの問題では、言い換えや類義語がとても多く使われます。また、法助動詞(have to / must / will / can など)、副詞(always / never / usually など)、数量詞(most / many a few / some / all など)にも注意を払いましょう。これらの単語は、短文内での使われ方によって、本文の意味内容と微妙に異なったり、まったく違う意味内容になったりするからです。


(3)選択肢の中から適切なものを選ばせる問題


このタイプの問題では、不完全な短文の書き出しそれぞれに対して、その後半部になる4つの選択肢が与えられます。受験者は短文の書き出しにつながるように、4つの選択肢の中から最も適切なものを1つ選びます。この問題では、本文全体の要旨をしっかりと理解しているか、個々の細かい点についても押さえているか、といった本文の内容理解が問われることになります。

このタイプの問題の解答の仕方を説明します。

まず、与えられた書き出し部分を読んで、本文のどの箇所について述べられたものなのかを把握します。本文全体の要旨を述べたものなのか、本文の特定の細かい点について述べたものなのかを見極めます。本文全体の要旨についてであれば、本文をスキミングして素早く要旨をつかみます。本文の特定の細かい点についてであれば、本文をスキャニングして素早くキーワードを見つけます。
最後に、本文の内容に合うように、選択肢の中から最も適切なものを1つ選びます。

英文パッセージ
English and World Englishes


A common observation about the use of English around the world has lead to the claim that English has become the most widely taught, read and spoken language that the world has ever known. It has official status in 60 countries, and is highly visible in another 20 more. Within these contexts, it is used as the dominant language for books, academic journals, the media and international sports and entertainment. Given this wide spread and usage of English, it would seem inappropriate to view the language as the sole property of any one community of people, be they English, American, Australian or any other.

It is necessary to view English not as a language that is spoken by a homogeneous group of people; it is in fact spoken by a wide variety of people and as such is always being influenced by and mixed with specific cultural and social realities. Many people see this development of pluralism in the English language as leading to a variety of World Englishes that is in the constant process of developing new norms in English. While these varieties of English have much in common, they are also quite unique in their grammatical innovations and tolerances, lexicons, pronunciation, idioms and discourse.

Due to this spread of English and the consequent development of regional varieties, a question that needs to be asked by learners, teachers, administrators and policy makers is what variety of English should be taught and learnt. If there is no reason to think that the development of one variety is any stranger than the other, then what is best for learners in a specific context? Such kinds of questions seem to be at the core of English language teaching around the world.

The emergence of English varieties makes it quite clear that people can not be expected to conform to the norm of a group to which they do not belong. In addition, students should be treated as people in their own right, not as deficient native speakers. The growth of World Englishes leads to the emergence of people speaking differently from each other which is not better or worse, but just different. It needs to be understood that the new emerging English varieties carry the weight of different experiences in different surroundings.

Addressing the problem of what standard of English to teach, students, teachers and administrators should accept that students need to make the language their own, identify with it, and not let the teacher impose authority upon them in the form of an alien pattern of behaviour. All those involved in the learning process need to focus on creating a local variety of English and not on adopting Western cultural norms.

The nurture of local varieties can be achieved through the development of authentic local texts and materials which have a focus on regional cultures. Giving local people a “voice” by having the people in the materials be people who learners can identify with creates culturally appropriate varieties of English based on the regional use of English. Most importantly, there is a need to present non-native speakers as skilled users of English in textbooks and materials in order to convince students that they are successful multi-competent speakers, not failed native speakers.

Viewing non-native speaking teachers as effective and appropriate teachers is also crucial in the development of a local variety. For instance, Educated Japanese English places emphasis on interactions with Asian nations and cultures. Therefore, a local teacher or one from the region is more likely to be successful. This is due to such teachers having a greater control over the variety being taught, and the fact that they best relate to the experiences of learners. Students may prefer the fallible non-native speaking teacher who presents a more achievable model.

The spread of English as a global language has occurred because it serves the communicative and communal needs of various communities and nations around the world. Accepting this, it is then logical that the language itself will be diverse reflecting the pragmatic and cultural norms of the local variety. Therefore, there is a need to move from irrational traditionalism to dynamic pragmatism. The challenge for those involved in English Language Teaching is the recognition and development of local varieties that exist alongside international standards of intelligibility. Also, of great importance is the recognition that differences in use should not be viewed as errors or deviants from some ‘Anglo’ norm.


【(2)の練習問題】

Do the following statements agree with the information in the reading passage? On your answer sheet write
TRUE if the statement agrees with the information
FALSE if the statement contradicts the information
NOT GIVEN if there is no information on this

1) Many countries use English because it is the easiest language to learn.
2) Industrialized Western nations are the owners of English.
3) Local cultural and social situations have an effect on the use of English.
4) World Englishes share similarities and differences.
5) All people involved in English Language Teaching have reached a consensus about what variety to teach.


【(3)の練習問題】

Choose the correct letter, A, B, C or D.

1) The growth in English varieties means students should be
A focused on learning native speaker’s form of English.
B conforming to one style of English.
C respected as individuals and not unsuccessful speakers of English.
D taught by native speakers.

2) People who speak World Englishes are
A better than native speakers.
B different from native speakers.
C worse than native speakers.
D similar to native speakers.

3) Course books should concentrate on
A local cultures and people.
B traditional English culture.
C the international use of English.
D developing speaking skills.

4) The development of a local variety of English in Japan needs to involve
A communication practice.
B using native English speaking teachers.
C the use of non-native English speaking teachers.
D educating Japanese people about English culture.

5) English as a world language has developed because of
A Western economic power.
B the influence of Western popular culture.
C the spread of the Internet.
D the necessity for communities and countries to communicate with each other.

6) Everyone participating in English Language Teaching needs to acknowledge
A that their variety is sub standard.
B global standards of understanding.
C the cultural norms of native English speaking countries.
D traditional teaching approaches.

7) The writer argues that
A English is the key to economic success.
B students need to focus on the traditional forms of the language.
C the number of people learning English has reached a peak.
D World Englishes should be encouraged and developed.


【練習問題の解答】

② 1) NOT GIVEN 2) FALSE 3) TRUE 4) TRUE 5) FALSE
③ 1) C 2) B 3) A 4) C 5) D 6) B 7) D


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IELTS対策と勉強方法 第8回:リーディング対策1~リーディングテストについて~

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第8回:リーディング対策1

今回からIELTSのリーディングテストの解説をしていきます。
リーディングテストでは、1時間で1つ500〜900語からなる英文パッセージを3つ読むことが求められます。1番目のパッセージよりも2番目のほうが、2番目よりも3番目のほうが難しくなります。同じように、問題の難易度も徐々に高くなっていきます。問題数は総計40題で、1時間内に解答用紙に答えを記入しなくてはいけません。

リーディングテストの問題形式


リーディングテストでとわれる問題の形式には、以下のようなものがあります。

①段落の内容を表す小見出しを選ばせるもの
②内容の真偽を問うもの
③選択肢の中から適切なものを選ばせるもの
④図表を完成させるもの
⑤要約を完成させるもの
⑥本文の内容に合致した選択肢を選ばせるもの
⑦文を完成させるもの
⑧質問に短く答えさせるもの
⑨原因と結果を結びつけさせるもの


1つの英文パッセージにはふつう2つか3つの問題形式が用意されています。同じ問題形式の問題であれば、問題の答えは問題の順に本文中にあるのがふつうです。つまり、問題1の答えがまず本文に現れ、問題2の答えがそれよりも後の本文に現れるといった具合です。しかしながら、問題形式が変わるとこの限りではないので、本文をまた始めから読む必要がでてくるかもしれません。

「リーディングテストでは、全ての問題に解答する時間的余裕がなかった」と試験後にこぼす受験者がほとんどです。一般的に言って、1時間で3つの英文パッセージの全ての単語にじっくり目を通し、全ての問題に答える十分な時間はありません。したがって、スキミング(skimming)スキャニング(scanning)、その他の時間を節約する戦略を駆使することによって、読むスピードを上げることが重要になってきます。

スキミング・スキャニングについて


スキミングとは、ざっと文章に目を通して、書かれている内容の要点をすばやくつかむことです。
たとえば、私たちは新聞を読むときに、全ての記事を詳細に読まないでも、スキミングをすることで自分にとって興味のある記事を見つけています。リーディングテストでは、注意深くしっかりと読むべき箇所を見つけるために本文をスキミングします。スキミングによって本文全体を何度も読みかえす必要がなくなります。

スキャニングとは、ざっと文章に目を通して、特定の名前や数字の事実を見つけ出すことです。
たとえば、私たちはテレビの番組表を見るときに、スキャニングをして番組の名前と放送時間を見つけています。スキミングとスキャニングは、特定の情報が書かれている場所をいち早く探し出したり、文章中でもっとも重要な箇所に目を向けるのに役立ちます。

また、本文のタイトル、付属の写真、本文中のサブタイトルなどに注意を払うことも、本文の内容と構成をより速く理解することに貢献します。

リーディングには語い力が必須


IELTSの4つのセクション全体を通じて、語彙はとても重要ではありますが、リーディングのセクションで特に重要になってきます。リーディングのテストでは、受験者が語彙を正しく理解しているか、似た意味を持つ単語を理解しているかといったことが問われることが多いです。同じ意味内容を表現するために、違う言葉を用いて句や文を言い換えること(paraphrasing)が頻繁に起こるので、言い換えに注目しましょう。
言い換えには、類義語(synonym)―形は違うが似た意味を持つ言葉―も利用されます。たいていの場合、設問中で使われている表現は、本文で使われている表現と表面上は異なってみえますが、意味内容は同じなのです。次のチャート中の文を見比べてください。使用されている語彙や表現は異なりますが、述べている内容はほとんど同じといえます。

<1>IELTS test takers are assessed on their range of vocabulary in all parts of the exam.
<2>Throughout the whole exam, the lexical resource of IELTS exam candidates is evaluated.

上の2文に現れる言い換えの箇所を抜き出してみると次のようになります。
太字は類義語になります。

<1>IELTS test takers / assessed / in all parts of the exam / range of vocabulary
<2>IELTS exam candidates / evaluated / throughout the whole exam / lexical resources


以下では、冒頭で触れた①の形式の問題を説明します。そして英文パッセージを読み、練習問題を解いてください。

(1)段落の内容を表す小見出しを選ばせる問題


このタイプの問題では、小見出しがいくつか与えられます。受験者は本文のそれぞれの段落に対して、最もふさわしい小見出しを選んでいきます。本文の段落の数よりも選択肢で与えられる小見出しの数のほうが多いでしょう。選択肢の小見出しは、同じものは1回しか使ってはいけません。この問題の課題をうまくこなしていくためには、それぞれの段落の要旨を押さえる必要があります。正解の小見出しはその段落の要旨を一言で表現したものになります。

このタイプの問題の解答の仕方を説明します。
まず、問題の指示を注意して読み、小見出しにざっと目を通してキーワードとなる言葉を記憶します。
次に、最初の段落を読んでいくのですが、細かいことや見慣れない単語に気をそらされることなく、中心となる考え、つまり要旨を押さえるように意識を集中させます。小見出しと本文の文章との間の言い換え表現と類義語に注意します。
最後に、段落の内容をもっともよくまとめている小見出しを選択肢から選びます。一般的な規則として言えるのは、段落の中心となる考えは、段落の1番始めの文か最後の文に書かれていることが多いということです。しかし、この規則は絶対的なものではないので、この規則が常にあてはまるわけではありません。


<英文パッセージ>
PUTTING THE FUN BACK INTO FEELING FIT


A) Although you may be a typically busy worker, in Japan there is no shortage of easy exercise options to help keep you in shape. There is an abundance of “10 minute-fitness” clubs where you can have a quick workout without even changing your clothes. Also, varieties of home exercise videos or machines are becoming increasingly popular. If these options do not take your fancy, then there is always the large number of gyms, both private and municipal.

B) However, some people always want something more and different. Calling itself a “sports theme park,” Muscle Park in Tokyo’s waterfront Odaiba district offers visitors opportunities to test their physical strength and condition while having fun in an amusement-park atmosphere. Whatever its name may suggest, the park has nothing to do with body-building, and instead features nine indoor amusement facilities where you can enjoy an exciting variety of sporty pursuits. By combining sports and entertainment, the park has tried to create a new type of amusement park where men and women of all ages can enjoy themselves.

C) In fact, like those 10-minute fitness clubs, visitors to Muscle Park do not even need to change their clothes to try out any of the facilities. Some of the activities, however, require more physical ability than others. Those rising to the challenge of Sasuke- the hardest attraction- must first hang by their fingertips from a narrow ledge as if they were rock climbers, and then try to move sideways. In the “Ranking Park,” visitors can test their balance and coordination using specially designed equipment. In the end, as a dubious reward for such exertions, visitors are rewarded with an assessment by park staff of their physical ability. But do not be deterred since the nine areas also include a puzzle section and a kids’ park, providing chances for all age groups with different physical abilities to enjoy themselves.

D) If Muscle Park strikes a familiar chord, it is maybe because it is a spin-off from the popular TBS television program Muscle Ranking. In the program, athletes competed in various sporting activities to determine who was the best all-rounder in terms of physical abilities. The show was so popular that viewers contacted the program saying that they wanted to do those sports too, and that was the start of the idea for an amusement park. To create this real TV atmosphere, park staff deliver running commentaries through microphones for each player, in the same way the TV program hosts did for the shows football-shooting and baseball-pitching games.

E) If you are an athlete who pursues sheer joy and excitement through sports, you may well think that you can do that in any outdoor field under the sun. So why would you choose to sweat in a pastel-colored amusement park inside a bustling mall in Odaiba, kicking and hitting balls and jumping up and down on machines with lots of people watching? What is unique about this sports theme park is that Odaiba is a dating place and tourist spot. Visitors may not particularly like sports, and may not be serious sports players but the atmosphere targets those people so they can casually play sports and find out how enjoyable they are. Also, during their date, couples can try the games, and in that way they may be able to impress their dates.

(By Yoko Hani, The Japan Times, Aug.19 2007)

<練習問題>

Choose the correct heading for paragraphs A) to E).
1) Sport is best when it is outside.
2) Getting inspiration from elsewhere.
3) A variety of ways to stay healthy.
4) Better than the television.
5) An unusual mix.
6) A short and easy option for professionals.
7) Not just for experienced sports people.
8) An enjoyable assessment of personal fitness.

<練習問題の解答>

Paragraph Headings
A. 3
B. 5
C. 8
D. 2
E. 7


本記事の著作権はILC国際語学センターに帰属します。個人での利用を除き、転載・引用を禁じます。
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IELTS対策と勉強方法 第7回:ライティング対策4~エッセーの書き方~

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第7回:ライティング対策4 ~エッセーの書き方~

 前回の記事でも書いたように、IELTSの課題2で書くエッセーの文体は、アカデミックな書き物と同じフォーマルな文体でなくてはいけません。受験者のライティング能力を測るために、さまざまなタイプの問題が用意されています。

例えば、(1)異なる意見を出させたうえで、受験者自身の意見を問う問題 (2)物事の長所と短所を議論させる問題 (3)ある話題に関して賛成か反対かを問う問題 (4)問題に対する解決策を提示させる問題などです。
 
課題2では、受験者が自分の考えを明瞭かつ適切に示すことができるかに主眼が置かれています。イントロダクションから本論を経てコンクルージョンに至る一連の流れが明瞭であるように、エッセーの構造がなっていなくてはいけません。さらに、1つの段落内においても、また、段落と段落の間においても、話に齟齬がなく論理が一貫していなくてはいけません。関係詞節、接続詞、その他の文をつなぐ語句(therefore, furthermore, however, on the other hand, etc.)を効果的に使い、文と文をつないでいくことが重要です。
 
エッセーを書き始める前に重要になるのが、出題された話題に関係した考えを慎重に吟味し、それらの考えを論理的にまとめる構想を練ることです。この吟味と構想を練る過程は非常に重要であり、何を書くにしても、書き始める前に意識を集中させなくてはならないことです。


■エッセーの基本的な構成


 IELTSのエッセーの問題には、Topic(論題)とFocus(争点・論点)があります。

次の出題例を見てください。

【出題例1】

As technology continues to develop, many traditional skills, customs and ways of life are under threat. It has been argued that it is a waste of time trying to maintain such things.
To what extent do you agree or disagree with this idea?

この問題では、Topicは「テクノロジーが伝統的な生活様式に与える影響」になります。そして、Focusの「伝統的な生活様式を保持していくことは無駄なことであるか否か」を議論することになります。
IELTSのエッセーでは、受験者の意見それ自体に「正しい」「間違っている」の評価はされません。ですから、無駄であると思えば賛成すればよいし、無駄ではないと思えば反対すればいいのです。賛成と反対の意見を両方提示してもかまいません。重要なのは、どちらの側に立って意見をするかではなく、どのようにうまく議論を展開し、自分の主張を説得力のあるものにできるかです。また、提示する意見の数も重要ですが、意見の質と意見を効果的に表現できていることのほうがはるかに評価されます。

 一般論として、英語の文章を書く時には、Introduction(イントロダクション)からSupporting paragraphs=Main body(自分の意見を支持する段落=本論)へ、そして最後にConclusion (コンクルージョン)で終える基本的なパラグラフ構成に則って書くべきです。この流れをわかりやすくチャートで模式的に表すと次のようになります。

注意すべきことは、ここで言うイントロダクションは、日本語の文章構成で言うところの「起承転結」の「起」とは違いますし、また、コンクルージョンも日本語の「結論」という言葉からイメージする概念とは異なっています。ですから、以下の説明をよく読んで、英語の基本的なパラグラフ構成を覚えてください。


■各部分を書くにあたってのポイント



 イントロダクションを書く時には、エッセーを読む人が出題された問題を目にしていないと仮定して、その人にも分かるように問題のTopicとFocusの内容を書きます。しかしながら、出題された問題をそのまま引用するのではなく、自分の言葉で問題を言い換えて書かなくてはいけません。そしてその後で、自分の主たる意見・考えを提示します。このイントロダクションの段階では、事細かに意見を述べたり、議論を展開してはいけません。そういったことは、本論でやります。では、例題に対するイントロダクションの解答例を書いてみましょう。

イントロダクションの解答例

Technology is increasing at a remarkable speed and this has led to great advances that have made our lives so much easier. As a consequence, many traditional practices are being lost as we accept more and more the benefits of modern technology. While some people claim that this is inevitable and that it is pointless to maintain such traditional ways of life, it could easily be argued that it is vitally important to keep traditional skills and ways of life.

 本論は、イントロダクションで提示した自分の主たる意見・考えを支持するいくつかの段落からなります。意見・考えを十分に支持するには、最低2〜3の段落が必要になるでしょう。トピックセンテンスで段落を書き始めると、その段落が読みやすくなります。
トピックセンテンスとは、その段落内で1番言いたいことを簡潔に述べた文のことです。トピックセンテンスの後には、具体例をだして自分の意見の正当性を事実で裏付けしたり、考えをさらに発展させたり説明したりします。では、本論の解答例を(一部)書いてみましょう。

本論の解答例:

It is generally believed that traditional ways and skills have developed over a long period of time to become what they are today. Therefore, they reflect our history and can tell us a lot about who we are. For instance, traditional house building practices in Japan illustrate the strong relationship Japanese people have had with nature. To lose such skills is to lose a part of our history and understanding of who we are and where we have come from. The connection we have with the past through traditional skills and ways of life means it is crucial for us to protect them in the face of advancing technology.

 コンクルージョンでは、これまで書いてきたことを要約することになります。もう一度自分の言葉で問題のTopicを言い換えます。そして最後に、イントロダクションで述べた自分の意見をここで改めて再確認します。ここで言い換えをするときに、前と同じ単語や表現を繰り返して使わないようにします。また、コンクルージョンの中では、これまで述べていない考えを新たに提示してはいけません。あくまでも、これまで述べてきたことを要約するにとどめてください。では、コンクルージョンの解答例を書いてみましょう。

コンクルージョンの解答例

The ever increasing development of technology is having profound effects on our life. The impact is especially seen in relation to traditional skills and ways of life. However, such aspects should be maintained because they connect us to our history, and give us a sense of identity. This is why it is necessary to protect traditional skills and ways of life.

 特にアカデミックな文章を書くときには、接続詞や文と文をつなぐ語句を適切に使うことが重要になります。つなぎの語句は、文と文を論理的に関係づけます。読者は文と文の間の論理的な関係が明らかになることで、議論の展開を理解したり、予想したりすることが容易になります。howeverやalthoughは対比をなす概念を導入します。thereforeやconsequentlyは結果を表す概念を導入します。furthermoreやin additionは追加的な概念を導入します。
 

 最後に、もう1題別の出題例とその解答例を書いておきます。

【出題例2】

It has become popular for high school graduates to take a ‘gap year’ before entering university. It is claimed that travelling or working for a year before studying will benefit them personally and academically.

To what extent do you agree or disagree with this idea?

【解答例】

After leaving high school, some graduates choose to go straight into university while others have a break from studying, and travel or work for a period of time. It has been said that taking a break from study has advantages for students on a personal and academic level. This is certainly true but it should be understood that there are dangers in taking time off at this important age.

First of all, by taking a ‘gap year’ young adults are able to get more real life experience. By this I mean, travelling or working will assist in the development of their general knowledge and understanding of different people from foreign countries or even their own country. Interacting with people from various cultures or socio-economic levels provides graduates with a wealth of knowledge about life and the way people live. This is why it is an advantage for high school graduates to take a gap year.

In addition, a ‘gap year’ allows a teenager to have more time to think about what they want to do in their future. Entering university straight after graduating from high school does not give people time to reflect upon their life and decide what is best for them. In fact, it often confuses people and they enter university courses they are unsure about, or have been pushed into by family, teachers and student counsellors. Therefore, taking a gap year is a positive move since it gives graduates time to think about what is best for them.

However, it has been argued that there are certain dangers in taking this time off. It is possible that these people may never return to their studies or may find it very difficult to readapt to a learning environment. For instance, a friend of mine entered the workforce after high school, has continued to work since then, and never thinks about commencing a university course. This is an unfortunate situation because academic qualifications are becoming vitally important in getting a good career. It is for such a reason that taking a gap year might be a negative step for some people.

Overall, it could be argued that it is best for graduates to take a ‘gap year’ as it provides them with many opportunities to broaden their horizons. However, it should be understood that dangers exist and that it is essential for graduates to return to their studies after their ‘gap year’.


本記事の著作権はILC国際語学センターに帰属します。個人での利用を除き、転載・引用を禁じます。
※本記事は、2007年に週間Student Timesに掲載された記事を転載しております。現在とは問題形式が異なる場合がございますので、必ず最新情報はご自身でお調べください。

IELTS対策と勉強方法 第6回:ライティング対策3 ~エッセーの書き方~

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第6回:ライティング対策3 ~エッセーの書き方~

IELTSのライティングテストの課題2では、与えられた話題に関してエッセーを書くことになります。このエッセーは最低250語なくてはいけません。解答の時間の目安は40分になります。この課題2は課題1よりも配点が高いので、必ず制限時間内に書き上げることが重要です。

受験者のライティング能力を測るためにさまざまなタイプの質問が用意されています。たとえば、(1)議論を促す質問 (2)問題に対する解決策を提示させる質問 (3)意見や物の見方を問う質問などです。
具体的な例題を2つ挙げておきます。

【例題1】Write about the following topic:

It has become popular for high school graduates to take a ‘gap year’ before entering university. It is claimed that travelling or working for a year before studying will benefit them personally and academically.
To what extent do you agree or disagree?Give reasons for your answer and include any relevant examples from your own knowledge or experience.

受験者のライティング能力は、次のような観点で評価されます。
①説得力のある証拠を示して意見を提示しているか。
②自分の意見とは異なる意見に論理的に反論できているか。
③話題に関係ないことには言及せず、関係あることだけに焦点を絞っているか。
④読み手にわかりやすく、論理が首尾一貫しているか。
⑤英語を正確にそして適切に使用しているか。

課題2で出題される話題としては、(1)雇用問題 (2)環境問題 (3)教育問題 (4)社会問題 (5)科学技術 (6)文化 (7)旅行 (8)生き方などがあります。
決められた時間内で意見や考えを書けるようになるためには、継続した練習を要します。ですから、日頃から新聞や雑誌を読んだり、テレビを見たり、授業で討論をしたり、インターネットを使って情報を集めましょう。「これはIELTSの課題2の解答として使えるのではないか?」と、使える表現を意識的に蓄えて準備しておくのがいいでしょう。解答に使えそうな事実、議論、考えや意見はノートに書き留めておくのも試験対策として役立つでしょう。

IELTSのエッセイでは、フォーマルな英語を用いることが求められます。フォーマルな表現はインフォーマルな表現に比べて、客観的で個人的感情を含まないのが特徴です。フォーマルな表現は、アカデミックな書き物の他にも、公文書や公的な報告書などの書類で用いられる文体です。一方、インフォーマルな表現は、新聞や雑誌、個人的な手紙の中で用いられる文体です。課題2のエッセイでは、フォーマルな表現とインフォーマルな表現を混在させることなく、フォーマルな表現で統一して書かなくてはいけません。

■フォーマルな英語で書くことが求められる


フォーマルな書き物の重要な特徴として、個人的な意見を表す表現を避けるということがあります。IELTSの課題2では、個人的な意見を述べて、議論を展開することも認められてはいますが、一般的な意見として意見を述べ、議論をすることをお勧めします。そうすることで、エッセーの客観性を保つことができます。次のチャートを見ていただくと、意見の述べ方に関するフォーマルな表現とインフォーマルな表現の違いがおわかりになると思います。

インフォーマル・フォーマルな表現
フォーマルな書き物の別の特徴として、語句の短縮形を使わないということがあります。IELTSのライティングテストでは、語句の短縮形を使わないようにしてください。たとえば、次の2つの例文の太字の部分の語句を短縮形にしてはいけません。

It is said that people should not / ×(shouldn’t) pollute the environment.
Some people argue that their lifestyles are not / ×(aren’t) responsible for global warming.

フォーマルな書き物の3つ目の特徴として、仮説的な表現を使う傾向を挙げることができます。「AはBだ」のように断定的に書いてしまうと、その陳述があたかも100%真実であるかの印象を読み手に与えます。読み手からの反論を極力招かないためにも、「AはBかもしれない」「たぶんAはBだろう」のように断定的な言い方を避けた方が無難です。具体的には、法助動詞(can, could, should, may, might)、副詞(probably, possibly, perhaps)、形容詞(probable, possible)などを使います。

これらの語句を使った例文
It is argued that companies which pollute the environment should be fined.
Many Japanese parents believe that attending a juku is probably one of the best ways to improve their child’s academic level.
Educating children about food is a possible solution for childhood obesity.


■繰り返しや単文の罹列は避ける



同じ単語や表現を繰り返し使うと、文章が読み手にとって読みづらいものになってしまう場合があります。前に述べたこと・ものは代名詞を使うことで繰り返しを避けることができます。そして、そうすることで文章がもっと読みやすく理解しやすくなります。代名詞は、たいていの場合、前に出た一番近くの名詞(句)を指します。しかしながら、代名詞を使う場合には、代名詞が指す内容がはっきりと読者にもわかるように、注意して使う必要があります。
ここで言う代名詞とは、人称代名詞(he, she, it, they, his, her, its, their, him, them, etc. ...)と指示代名詞(this, that, these, those)のことです。次の例文の太字の部分は代名詞とその代名詞が指す内容を表しています。

Industrial pollution is increasing as the world’s economy develops, and it will continue unless urgent action is taken.
To control the spread of bullying in the high school system, students, teachers and parents need to work together. This will only work with the co-operation of everyone involved.

繰り返しを避けるには、名詞句を段階的に短くして言い換えていく方法もあります。次の例では同じ意味内容を徐々に短く言い換えています。

the increased radiation dosages that would be experienced at sea level
→the radiation dosages experienced at sea level
→the radiation dose at sea level
→sea-level radiation

もっとシンプルな例を挙げると次のような文があります。
University degrees are becoming more and more important throughout the world. With degrees, people are in a position to obtain a better job.


フォーマルな文書では、単文をただ羅列する文章構成はやめましょう。自分の英語力を示すためにも、様々な文構造の文を用い、文と文を論理的につなげていきましょう。文と文をつなげるには、文をつなぐ語句を利用します。
The increasing availability of music that can be downloaded over the Internet has had a serious impact on music companies. Furthermore, musicians have also suffered financially from it.

会話でよく使用される「get up」「put off」「find out」などの句動詞(動詞+前置詞)の使用を避けるのもフォーマルな文書の特徴です。句動詞の代わりに次のチャートにあるような1語の動詞を使いましょう。

旬動詞・1語の動詞
フォーマルな文書とインフォーマルな文書で使用される語彙の違いは、句動詞と1語の動詞だけではありません。次のチャートからもわかるように、名詞、形容詞や副詞などにも違いが現れます。

インフォーマル・フォーマルな動詞
課題2で書くことになる事柄や考えは、一般論として議論されることが多いので、適切な表現として名詞の複数形や不可算名詞を使うことになります。さらに、現在時制は一般的な真理や事実、習慣について述べるときに使われます。

Schools are responsible for the education of their students, but parents also have a responsibility for their children’s educational development.
Knowledge about global warming is extremely important for the development of effective solutions to this problem.

課題1と課題2を書き終えたら、書いた文章を必ず見直しましょう。文法的な間違いを探したり、文章の構成がおかしくないか調べましょう。

自分の書いた文書をチェックする際のポイントとして、次の7つのポイントを挙げておきます。
①主語と動詞の一致
②冠詞
③前置詞
④不可算名詞
⑤語形変化
⑥句読点(ピリオド、カンマ、大文字と小文字の区別など)
⑦単語の綴り

次号では、課題2のエッセイのパラグラフ構成(導入-本論-結論)について見ていこうと思います。

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IELTS対策と勉強方法 第5回:ライティング対策2 ~グラフの描写方法~

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第5回:ライティング対策2 ~グラフの描写方法~

前回の記事では、折れ線グラフの情報を記述するためには、“変化を表現する語句”を使う必要があるということを見てきました。

今回は、同じく課題1で出題される、別の種類の図表を見ていきましょう。具体的には、棒グラフ、円グラフ、数字の入った表となります。これらの図表から得られる情報を記述するためには、与えられた情報を比較しなくてはならないので、“比較を表現する語句”を使う必要があります。

前回の記事にも書きましたが、この課題1では、図表に示された情報に関して受験者個人の意見を述べることは求められていません。単に、与えられた図表に示された情報を正確に記述すればよいのです。

棒グラフの図表の場合


ILC IELTS対策講座・ライティングテスト

ILC IELTS対策講座・ライティングテスト



上の棒グラフから得られる情報を示し、比較・対照するには、次の3つの項目の正しい使用法を理解しておく必要があります。

①形容詞の比較級
greater than, more common than, the most prevalent など

②副詞
significantly more, considerably less など

③比較・対照を表現する語句
while, whereas, however など

形容詞で書き始めて上の棒グラフで与えられた情報を記述しようとすると、次のようなチャートにまとめることができます。

ILC IELTS対策講座・ライティングテスト チャート1

ILC IELTS対策講座・ライティングテスト チャート1



左のブロック内の語句から右のブロック内の語句を順々に組み合わせることによって、たくさんの文が作れることを示しています。以下、同じようなチャートを用いて説明していきます。
横軸の3つの項目を主語にして書き始めると、次のようなチャートにまとめることができます。

ILC IELTS対策講座・ライティングテスト チャート2

ILC IELTS対策講座・ライティングテスト チャート2



棒グラフの事実に即した例文を挙げると、
1a. In the U.S.A., the greatest amount of crime committed is theft.(チャート1利用)
2a. Violence is the second most prevalent crime in the U.S.A.(チャート2利用)

円グラフの図表の場合


ILC IELTS対策講座・ライティングテスト 円グラフ

ILC IELTS対策講座・ライティングテスト 円グラフ



円グラフでは、棒グラフの時と同じように、グラフの中で示された項目を比較することになります。ですから、まずグラフにある2つの項目に注目して比較しましょう。次のチャートを見てもらうと、どのような構文と語句を用いれば、うまく比較できるかがお分かりになると思います。

ILC IELTS対策講座・ライティングテスト チャート3

ILC IELTS対策講座・ライティングテスト チャート3



ILC IELTS対策講座・ライティングテスト チャート4

ILC IELTS対策講座・ライティングテスト チャート4



ILC IELTS対策講座・ライティングテスト チャート5

ILC IELTS対策講座・ライティングテスト チャート5



円グラフの事実に即した例文を挙げると、

3a. Full-time employment in Japan is considerably more common than casual employment.(チャート3利用)
4a. Part-time employment in Japan is almost as prevalent as casual employment.(チャート3利用)
5. Not as many people are employed in part-time positions as in casual positions.(チャート4利用)
6. Significantly more people in Japan are employed in full-time positions than in part-time positions.(チャート5利用)

棒グラフ、円グラフ、数字の入った表を記述し、図表中の異なる点と似ている点を比較する時に重要になるのが、できるだけ多くの情報を図表中から読み取って報告書にまとめることです。比較の際には、図表中のデータを活用しましょう。図表中のデータを報告書に取り込むには2つのやり方があります。

丸括弧( )を使う。
適切な動詞と共に関係詞節を使う。:which + be, account for, make up など

この2つを上に挙げた例文 1a. 2a. 3a. 4a. に適用すると報告書の情報量が増します。

1b. In the U.S.A., the greatest amount of crime committed is theft (92 cases per 10,000 people).
2b. Violence, which accounts for 71 cases, is the second most prevalent crime in the U.S.A.
3b. Full-time employment in Japan is considerably more common than casual employment (56% and 24% respectively).
4b. Part-time employment in Japan, which makes up 20%, is almost as prevalent as casual employment (24%).

また、while, although, but, whereas, however, on the other hand などの文と文を結び付ける語句を使って、比較することもできます。

7. While theft accounted for 92 cases per 10,000 people in the U.S.A., violence made up 71 cases.
8. Full-time employees constitute 56% of the Japanese workforce. On the other hand, casual and part-time workers make up 24% and 20% respectively.


数字の入った表の場合


最後に、上で述べてきたことを踏まえて、数字の入った表の解答を書いてみましょう。

数字の入った表

数字の入った表



The table provides information concerning the number of adults who attended cultural events in New Zealand over 3 specific time periods.

It can be seen that cinema attendance was considerably more common than all the other activities during the different periods. It accounted for 51% in 2005-06 while the second most popular cultural event was plays, which made up 23%. However, less people attended plays in 2005-06 than in 2001-02 (23% and 26% respectively).

In 2001-02, just over twice as many people went to classical music events (14%) as went to ballet (6%), and this remained much the same in 2005-06 (12% and 6% respectively). During the same time, fractionally more people visited opera events, 9% in 2005-06, than in 2001-02, which was 6%.

Although a lot more people went to plays in 2001-02 (26%) than art galleries/exhibitions (19%), the table shows that in 2005-06, slightly more people attended art galleries/exhibitions, which constituted 26%, than plays, which accounted for 23%.

Overall, most cultural events were attended by more and more adults, but events such as ballet and classical music were slightly less popular over the 3 time periods.

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IELTS対策と勉強方法 第4回:ライティング対策~IELTSのライティングテストについて~

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第4回:IELTSのライティングテストについて
IELTSのライティングテストでは、2つの異なる課題が与えられ、1時間でそれらを書き上げることが要求されます。

課題1では、与えられた図表の情報を示した報告書を作成することになります。
与えられる図表の種類としては、(1)line graph 折れ線グラフ (2)bar chart 棒グラフ (3)pie chart 円グラフ (4)table 数字の入った表 (5)map 地図などがあります。
この報告書は最低150語なくてはなりません。150語に満たない場合は、減点の対象になりますので注意しましょう。この課題を書き上げる時間的な目安は20分程度になります。

課題2では、エッセーを書くための指示が与えられるので、その指示に従って、最低250語でエッセーを書くことになります。250語に満たない場合に、減点の対象となるのは課題1と同じです。この課題を書き上げる時間的な目安は40分程度になります。
課題1と課題2の得点は合計され、Band Score(1~9)で表示されます。これまでライティングとスピーキングについては1.0刻みで評価されていましたが、IELTS公式サイトによると、7月1日以降はリーディング、リスニングと同様に、0.5刻みで評価されます。

ライティング課題1の報告書の書き方


今回は、課題1の報告書の書き方について見ていきましょう。折れ線グラフから得られる情報を記述する際に重要なのは、適切な時制を使って、時間とともに生じる変化や傾向を書くことです。この課題1では、図表に示された情報に関して受験者個人の意見を述べることは求められていません。単に、与えられた図表に示された情報を正確に記述すればOKです。

折れ線グラフ
変化を記述するためによく使われる動詞があるので、以下にいくつか挙げておきます。

上昇変化を表現する動詞

・Rise (to)/(by)
・Increase (to)/(by)
・Go up (to)/(by)
・Climb (to)/(by)
・Grow (to)/(by)

下降変化を表現する動詞

・Fall (to)/(by)
・Decrease (to)/(by)
・Go down (to)/(by)
・Decline (to)/(by)
・Drop (to)/(by)

その他の変化/状態を表現する動詞

・Remain stable (at)
・Remain steady (at)
・Fluctuate
・Peak (at)
・Level out (at)

これらの動詞を使った例文

1a. In 1998, the unemployment rate in the UK increased to just over 4%.
2a. Between 1998 and 1999, the rate of unemployment in Australia declined by about 1.5%.

変化の程度や速さを表現する副詞を動詞と用いることによって、変化の様子をより詳細に記述できます。

変化の程度を表現する副詞

dramatically
sharply
substantially
significantly
considerably
moderately
slightly

変化の速さを表現する副詞

rapidly
quickly
swiftly
suddenly
steadily
gradually
slowly


これらの副詞を1a. 2a. の例文に用いると変化の様子がもっとはっきりします。

1b. In 1998, the unemployment rate in the UK significantly increased to just over 4%.
2b. Between 1998 and 1999, the rate of unemployment in Australia gradually declined by about 1.5%.

ライティングのテストを通じて、様々な言語表現を駆使し、アピールすることが重要になります。ですから、効果的に変化を表現するためには、動詞だけではなく、名詞を用いても表現できるようになりましょう。

変化を記述するのに使われる名詞としては、次のようなものがあります。

上昇変化を表現する名詞

A rise (in)
An increase (in)
A growth (in)

下降変化を表現する名詞

A fall (in)
A decrease (in)
A decline (in)

その他の変化/状態を表現する名詞

A fluctuation (in)
A peak (of)
A levelling out (at)
A drop (in)


これらの名詞と次の構文を組み合わせて使うと便利です。
There + to be + noun + in 〜.

3. From 1999 to 2001, there was a fluctuation in Australia’s unemployment rate.
4a. In 2002, there was a rise in the number of people not working in the UK.
5a. Between 2001 and 2002, there was a decline in the number of people without work in Australia.


変化の程度や速さを表現する形容詞で名詞を修飾させることによって、変化の様子をより詳細に記述できます。

変化の程度を表現する形容詞

dramatic
sharp
substantial
significant
considerable
moderate
slight

変化の速さを表現する形容詞

rapid
quick
swift
steady
gradual
slow

これらの形容詞を 4a. 5a. の例文に用いると変化の様子がもっとはっきりします。

4b. In 2002, there was a rapid rise in the number of people not working in the UK.
5b. Between 2001 and 2002, there was a considerable decline in the number of people without work in Australia.


この課題1では、前置詞の使い方も重要になります。ある特定の数値に到達したことを+-示すためには、前置詞 “to” を使います。どれくらい変化が生じたのかを示すためには、動詞と一緒に前置詞 “by” を名詞と一緒に前置詞 “of” を使います。

6. Australia’s unemployment rate increased to just over 5% in 2003.
7. The percentage of unemployed British people dropped by 1.5% in 2001.
8. In 2002, there was a rise of 1.5% in Britain’s unemployment rate.

ライティングでは、色々な言語表現を用いるように心掛け、同じ表現を何度も繰り返し使うのは避けましょう。
上に挙げた例文の中で、“英国/豪州の失業者の割合”という意味内容が様々な形で表現されていたのに気が付きましたか?

時制にも気をつける


報告書を書くうえでもう1つ重要なことは、正確な時制の運用です。多くの場合、過去の出来事について報告することになるので、その場合、単純過去を使うことになります。しかしながら、図表によっては、現在進行している事柄や未来の予測をしているものがあるので、使う時制には気をつけましょう。

ライティングで与えられる図表には、たくさんの情報が盛り込まれているので、すべての情報を報告書に書くことは時間的にできません。したがって、書くべき情報の取捨選択が重要になります。まず、折れ線グラフの全体的な傾向を読み取り、その後で、個々の変化に目を向けるようにしましょう。

報告書の書式としては、まず始めに、折れ線グラフが何についての情報を描いたものなのかを導入で説明します。次に、個々の変化について本論で詳述します。そして最後に、全体的なグラフの傾向を結論で要約して終わります。

以上の点を踏まえて、解答例を書いてみましょう。


■課題1の解答例(クリックすると解答例が表示されます。)
The graph provides information concerning the rate of unemployment in the UK and Australia over the period from 1997 to 2006.

According to the graph, the unemployment rate in the UK stood at 2.5% and then significantly increased by 1.5% to just over 4% in 1998. At the same time, Australia’s rate of unemployment went down moderately from 7% to 6.5%. After 1998, there was a gradual decline of 1.5% until 2000 in Australia’s rate while the number of unemployed people in the UK dipped slightly and then remained steady at 4% until 2001.

Between 2001 and 2003, both countries had similar trends with Australia having a higher rate of unemployment during this period. However, during 2003 there was a rapid fall of 1.5% in Australia while the unemployment rate in the UK continued to rise gradually and overtook that of Australia in 2004. From 2004 to 2006, the percentage of people without work in Australia remained constant at just over 4% but the UK’s rate grew steadily and reached a peak of 5.5% in 2006.

Overall, the graph shows how Australia’s rate of unemployment decreased by 3% while that of the UK increased by 3%. From this information, it could be assumed that Australia’s rate of unemployment will continue to decrease in the future.


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IELTS対策と勉強方法 第3回:スピーキング対策~スピーキングテスト、パート1~3の特徴~

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第3回:スピーキングテスト、パート1~3の特徴 

今回は、IELTS のスピーキングテストの3つのパートについて詳しく見ていきます。これらの3つのパートではそれぞれ異なる課題が与えられ、英語のスピーキング能力が試されます。

まず始めに、試験官は自己紹介をした後で、受験者の名前を聞き、写真付きの受験者カードの提示を求めてきます。パート1では、試験官は4~5分の間に受験者個人や家族のことについて一般的な質問を多くしてきます。質問される可能性のある話題は次のようなものです:

①受験者の家族、家、住んでいる地域、出身国について
②受験者の趣味、興味、余暇の過ごし方について
③受験者の仕事、研究分野について
④受験者の旅行経験について
⑤受験者の好き嫌いについて


パート1で取り上げられる話題


パート1で取り上げられる話題は受験者の生活に関係した事柄ですので、受験者にとって話しやすい話題のはずです。このパートは受験者が試験官に自分がどれくらいすらすらと英語を話せるかを示す絶好の機会になりますので、できるだけたくさん答えるようにしましょう。

日本人の IELTS 受験者によく見受けられるスピーキングテストでの過ちは、質問された話題を膨らませることができないことです。

例えば、試験官の質問 "Where do you live?" に対して、"I live in Kichijoji." とだけ回答して終えているような場合です。この "I live in Kichijoji." という答えは文法的には正しいのですが、残念ながら、短過ぎますし、ある意味不適切な回答であり、もっと伝えられる情報があるはず。

もっとよい答え方としては、
"I live in Kichijoji, which is in west Tokyo and is about 15 minutes from Shinjuku by train. It is well known for shopping and restaurants, and there is a beautiful park there."

このように答えれば、吉祥寺についてよく知らない試験官に、吉祥寺の地理的位置や特徴を十分に伝えられることになります。それと同時に、流ちょうさであるとか、自分の語い力を示すことにもつながります。スピーキングテストでは終始、このように話題をいつも膨らませるように気を配って答える必要があります。

ちなみに、話題を膨らませるには、現在の生活を過去の生活やこれからの生活と比較してみるという方法もあります。
例えば、
"Nowadays, I live in Kichijoji. However, I was brought up on Sado Island and moved to Kichijoji when I entered university. While it is a nice place to live at the moment, I am planning on moving in the next 12 months."

パート2で取り上げられる話題


パート2では、試験官が選んだ話題について、1~2分でスピーチすることが求められます。スピーチをする前に1分与えられますので、必要があればメモを取ったりして準備します。一度受験者がスピーチを始めたら、その間試験官は口を挟みませんが、2分経つとスピーチが終わっていなくても、やめるように指示してきます。パート2のまとめとして、スピーチが終わった後に、試験官は同じ話題に関して短い質問をしてきます。

パート2の具体例:
Describe a holiday experience you particularly liked. You should say: when / where you went, who you went with, what you did, and explain why you enjoyed this holiday.

パート2は4つの項目(この例では、いつどこへ、誰と、何をしに、なぜ)に関する情報を発表する、短いプレゼンテーションだと思ってください。ですから、うまく話を切り出す必要があります。例えば、次のような表現が役に立つでしょう。
"I'm going to tell you about ... ."
"I'd like to talk about / describe ... ."
"... is a particular holiday I really enjoyed."

具体例にある4つの項目すべてに言及する必要があるので、それぞれの項目をどうやって話し出すか考えなくてはなりません。例えば、
"The place that I went to was ... ."(場所)
"While travelling with friends is enjoyable, on this holiday I went by myself."(誰と)
"I had the chance to do many things during this holiday, for example, ... ."(何を)
"One of the reasons why I enjoyed this holiday was ... ."(理由)

これらの表現を参考に回答してみましょう。以下は回答例で、太字で示されているところが最低限必要な個所になります。
回答例:"I'd like to talk about a three-week holiday in Australia that was really enjoyable. The places I went to in Australia were Melbourne, Sydney and Byron Bay, and I travelled there in May 2006, just over a year ago. While travelling with friends is a great experience, on this holiday I went by myself because my friends in Tokyo did not have the time or money to go with me. However, I had a fantastic time travelling around these places in Australia. I had the chance to do many things during this holiday. For example, I was able to try surfing for the first time when I was in Sydney. It was very difficult. What's more, I saw fairy penguins outside of Melbourne, and they were so beautiful. Unfortunately, we were not allowed to take photos of them. One of the reasons why I enjoyed this holiday was that it was my first time in Australia and the first time I travelled alone. So it was an exciting challenge for me. As a result of being by myself, I was able to meet many other people travelling around, and could make new friends from different countries. I still keep in contact with these people. By far the greatest moment on this trip was seeing the penguins walk up the beach to their nests in the sand dunes. It was really amazing to see."

このパートで失敗してしまう理由として多いのが、時間切れで最後まできちんと答えられなかったというものです。課題に書かれた4つの項目の中で、最後の項目が最も重要であることが多いので、くれぐれも最後の項目まで時間内に答えるようにしましょう。

パート3で取り上げられる話題


パート3では、試験官はパート2で選んだ話題に関連した質問をいくつかしてきますので、受験者はそれに答え、4~5分間討論することが求められます。討論で重要なことは、まず自分の意見をはっきりと述べ、それを支持する根拠や具体例を示しつつ、理路整然と論理を展開することです。

下記の回答例では、覚えて損をしない文と、文をつなぐさまざまな連結語、表現、構文を太字で示しました。重要なことは、同じ単語、表現や構文を繰り返し使うのではなく、できるだけいろいろな単語、表現や構文を使用することです。

パート3の具体例

テーマ:The Internet and shopping

質問(Q):Why do you think people use the Internet for shopping?

回答例(A):"I think convenience is one of the main reasons people use the Internet for shopping. For example, people can use the Internet to shop at any time and place they choose. In addition, many people find it very convenient to have purchases delivered to their home address instead of going to a shop to buy the same goods."

Q:Why doesn't everyone use it in this way?

A:"Actually, I believe some people are reluctant to shop online as they prefer to see the goods in a shop before they decide to make a purchase. One problem with Internet shopping is that when the purchase arrives, the buyer may find the goods are not suitable. Furthermore, some people don't like to shop online due to security fears. By this I mean fears over the security of their credit card details."

Q:What kinds of things are easy to buy and sell online? Can you give some examples?

A:"Basically, goods that are easy to buy and sell online include goods where no physical delivery is involved, such as holidays and other travel bookings. Also, goods such as books and CDs, where there is less need for the buyer to see the goods before purchasing, are easy to buy and sell online."

Q:Do you think shopping on the Internet will be more or less popular in the future? Why?

A:"In my opinion, Internet shopping will become more popular. The reason why I think this is that future generations are likely to be more comfortable with using the technology so there will be a decrease in the number of people who are unsure of Internet shopping. As a consequence, Internet shopping might one day be the most common form of shopping."

パート3では広範囲に渡って、さまざまな話題について自分の意見を述べることが求められますので、そういった話題について英語で考えたり話したりした経験がない日本人にとっては、このパートは難しく感じられるでしょう。対策としては、例題を集め、それぞれの話題に関して尋ねられる可能性がある質問を書き出し、さらにその質問に対して考えられる限りの回答を英語で用意しておくことです。その回答をノートに書いてまとめておけば、ライティングのテスト対策にもなり、一石二鳥です。

しかし、ここで気を付けなくてはいけないのは、あらかじめ回答を丸暗記して試験に臨んではいけないということです。試験官には受験者があらかじめ回答を暗記してきたことを見抜く力があります。ですから、回答はあくまでもその場で考え、答えるようにしましょう。

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※本記事は、2007年に週間Student Timesに掲載された記事を転載しております。現在とは問題形式が異なる場合がございますので、必ず最新情報はご自身でお調べください。

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