修了生

講師の実務経験に裏付けられた解説が翻訳業務でも役立っています。

在宅フリーランス翻訳者 山田 靖次様

大学では社会学を専攻。卒業後、出版社に就職し、営業部門で31年勤務。2017年1月に早期退職後、現在は、フリーランスとなり、金融・経済分野の翻訳と前職関連の英文事務に従事。

翻訳者を志したきっかけ、理由は?

もともとは、通訳の訓練をしていて、放送通訳を目指していました。ILCに来る前に通っていた通訳学校の紹介で、テレビ番組用の映像に字幕を付けるという仕事をもらい、その後、外国新聞記事の要約に仕事が広がりました。どちらも翻訳に近い仕事でしたが、やってみたら面白かったし、もっとうまく訳せるようになりたい、と思いました。言ってみれば、仕事が先に来て、追いかけて勉強している感じです。

現在の分野を選んだ理由は?またその分野専門知識はありましたか?

最初の仕事の映像、新聞ともに企業業績など経済的な内容が中心で、個別の産業に対する知識は、前職の関係であったのですが、金融の知識はほとんどなかったため、補強しようと思い選びました。

数あるスクールの中からILCを選んだ理由は?

証券金融という分野が明確で、自分の補強したい知識と翻訳を両方同時に学べるところに魅力を感じました。また、コース終了後に翻訳会社のトライアルをうけさせてもらえて、仕事につながりそうなところです。

実際に受講されて授業内容はいかがでしたか?

外資系証券会社に勤めていた菅原先生の、実務に裏付けられた各分野に対する解説がわかりやすく、証券を中心に金融の専門知識を付けるには最適だと思います。翻訳のテクニック的なこともアドバイスをいただいています。

証券金融翻訳コースの特徴の1つとして、受講生同士のグループワーク演習がございますが、この演習はいかがですか?

宿題だと忘れてしまうこともあり、先生から催促されたりするのですが、グループワークは役割が決められるので、他の人に迷惑をかけないようにするため、緊張感があります。お互いの訳に受講生同士で意見を付けて、議論するのも、参考になります。

講師の添削のアドバイスや教材などはいかがでしたか?現在の業務に役立っていますか?

宿題は出して満足しており、添削のアドバイスは、あまりちゃんと見ていないかも。もっと見るようにします。
教材は、アメリカの証券外務員試験のテキストなのですが、専門知識、用語を付けるのに役立っています。授業で学ぶ専門用語が、翻訳で役立っています。

学校での授業以外の学習にどれくらいの時間を費やしましたか?

普段の週は、宿題と、テキストの予習で1週間に2~3時間程度。グループワークの時はもう少し多いです。

翻訳学校に通学することのメリットはなんだと思いますか?

先生、受講生同士など、人から、訳に意見をもらえること。仕事だと出してもフィードバックが返ってこない。

これから翻訳の学習を始めようと思っている方にメッセージをお願いいたします。

機械翻訳の発達で、翻訳という能力でいつまでお金がもらえるのか、危機感を持っています。普通の翻訳をしているだけでは淘汰されてしまう可能性があるので、専門を持つなり、レベルをもっと高めるなり、工夫が必要だと思います。とはいえ、翻訳に関する専門的な勉強をしていなくてもデビューできた私のような例もあるので、仕事を紹介してもらえる学校に通って、早めにデビューする事をオススメします。