~医療現場での通訳に必要な通訳シミュレーショントレーニング~

医療通訳実践クラスでできること

  • レッスンで取り上げられた疾患やその関連用語を復習することができます。
  • 取り上げられた疾患の特徴や症状を自分の言葉で説明できるようになり、最後のロールプレイでは皆の前で通訳の実践をすることができます。

医療通訳実践クラスのレッスンは、通訳要請の電話をうけ、40分後に医療現場で通訳をするという場面設定で進められます。今日のテーマは泌尿器科でした。泌尿器科に50代のイギリス人女性が頻尿と下腹部の違和感を訴えて来院したと、病院から通訳要請の電話をうけたという設定です。

まずは、先生から「泌尿器科で思い浮かぶ疾患はなんですか?」と質問がありました。男性に多い疾患、女性に多いものなどをいくつか日本語であげた後、英単語を確認します。中にはうろ覚えの回答もありましたが、「“水”がつく病名だからhydroという言葉が含まれていますよ。」と先生が思い出せるように誘導をしました。

次に、来院する患者さんに考えられる疾患について学びます。今回は膀胱炎と尿路感染症の2つが取り上げられました。ペアになった受講生のひとりが、膀胱炎と尿路感染症について日本語と英語で書かれているスクリプトを読み、もう片方の受講生がそれを聞いて、自分の言葉で言い直します。これを英語と日本語それぞれ行います。これは通訳トレーニング法のリプロダクションです。「残尿感」や「尿がにごる」など微妙なニュアンスもあり、英語に訳すのは簡単ではありません。しかし、自分の言葉で説明できるようになることで、内容もしっかり頭に入り、また同時に通訳の準備にもなるのです。

そしていよいよ患者役のネイティブ講師が登場します。ドクター役に小松講師が、患者役と話す内容を、通訳役の受講生が、丁寧に英語で伝えていきます。ロールプレイの後は、看護師資格を持った小松講師から医学的背景や専門用語についての解説を、そして一般英語の表現には外国人ネイティブ講師がフィードバックを行います。
医療通訳実践クラスの一番の特徴は、参加型のレッスンであるという点です。ただ聞くだけの受身のレッスンではなく、実際に自分で発言し、説明し、訳出することで、読んだり聞いたりしただけでは気づかなかった細かい点や微妙な表現に気づき、習得することができます。また、クラスの雰囲気はとても明るく、みんなが助け合いながら楽しく学べ、繰り返し受講される方が多いのもうなずけます。是非一度皆さんもご参加ください。

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