
パソコンの操作は、実務翻訳者にとって不可欠のスキルです。本講座では、翻訳作業を効率的に行うためのパソコン環境の整備や、用語集の作成、入力に必要なソフトの活用方法について、(PC用語でなく)日常語でわかりやすく解説いたします。元OA業界のプロで、現役翻訳者として活躍する講師が、翻訳者として仕事を受注するために必要不可欠なPCスキルの一例をご紹介します。
- ストレスの低減と作業の効率化
- 客先の要望に対応することでの受注の維持
- 使える翻訳関連ソフトの名称とその活用例の紹介
講義内容
- STEP.1 【PC環境の整備】
- 現役翻訳者が伝える必要なものと無駄なもの
- 周辺機器(モニタ・外付HD・プリンタ等)、ソフト
- 使うほど起動/反応が遅くなるWindowsの理由と対処法
- 1台のPCへの複数モニタの接続(Windows 7にてデモの予定)
- 眼精疲労を防ぐ画面設定(疲れる理由と対処法)
- STEP.2【様々な依頼原稿への対応】
- PDF・紙原稿・膨大な参照資料をどのように処理?
- 紙原稿のOCR作業(テキスト化とエラーの修正)
- コピーすると1行ごとに途切れるデータPDFの料理法
- 秀丸による文章・文字列の整理(Sentence毎に完成)
- 客先から膨大な用語集・参照資料を指定された場合
- STEP.3【対訳の作成】
- 対訳・用語集を作成して第2の資産とする!
- インターネットからの分野別表現(対訳・用語)の入手
- 書籍からの専門的表現(対訳・用語)の抽出
- 対応する英文/和文のつなぎ合わせ(対訳・用語集の完成)
- STEP.4【膨大な対訳からのサーチと転用】
- 対訳データの串刺し検索と翻訳メモリ・機械翻訳への転用
- 手元(客先指定)の用語集のダイレクトな転用(ユーザ辞書)
- 客先指定の過去の対訳の新規翻訳への転用(翻訳メモリ)
- 翻訳ソフトが使える分野・原稿とは?(Transerの実演)
日時 | STEP1&STEP2 2015年12月13日(日)12:00-16:15(休憩含む) STEP3&STEP4 2015年12月20日(日)12:00-16:15(休憩含む) |
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場所 | ILC国際語学センター大阪校 |
受講料 | 在校生/卒業生 29,000円 一般 32,000円 |
申込期限 | 2015年12月7日(月)※定員10名になり次第締切 ※事前アンケートにより皆様のPCのご利用状況をお伺います。 ※内容は変更される場合があります。講義は、講師のPCとモニタのみでの実演となります。 |
講師:来栖 大介 先生
上新電機㈱勤務後、現在、特許・医薬部門の翻訳/校正に携わる。翻訳会社、ソフト開発会社への指導も行う。