夏の特別集中講座 9月10日(日)ILC国際語学センター大阪校

2017年夏の特別集中講座レポート

実務翻訳、医療英語に関心をもっておられる方々のため、2017年9月10日(日)に、イベントセミナー「夏の特別集中講座」を開催いたしました。皆様お忙しい中 ご来校頂き誠に有難うございました。当日の内容をご報告いたしますので、今回残念ながらお越しいただけなかった方々も是非ご覧下さい。次回は春の特別集中講座として2018年3月頃に実施予定です。

A. プロの翻訳者から学ぶ~自分スタイルの働き方を手に入れる~

フリーランス翻訳者として活躍する修了生が、フリーランスの作業場、チェッカーという仕事について、そして、実際受注する仕事の内容や翻訳者としての適性等を紹介しました。

<実務翻訳と出版翻訳の両分野で活躍する久保さん>

<家族との時間を大切にしながら、
翻訳者として大活躍している鈴木さん>

<受講生の声>

  • 仕事の内容や生活ペース、活躍している姿に希望が湧いた
  • 社内翻訳者、フリーランス、チェッカーの長所と短所の説明が参考になった
  • 受注状況や仕事を得る方法など勉強になった
  • 雑誌などでは得られない具体的な情報が役立った
  • 翻訳支援ツールの使用状況や仕事獲得方法などが役立った
  • 翻訳の仕事について漠然としか分からなかったが、実際どのような仕事でどのようなステップを踏んで翻訳者になったのかを聞くことができて大変参考になった

B.フリーランス翻訳者準備セミナー~税金編~

これからフリーランスを目指す方のために、難解な会計用語を分かりやすく理解するコツや本業フリーランスと兼業フリーランスの税金申告の違い、扶養の範囲内で働きたい人の税金申告等、役立つ情報を紹介しました。

<手続きに使う実際の用紙を配布し、電卓を使った実践的な佐藤先生の講義>

<参加者の声>

  • 分かりやすい資料で今後も使えそう
  • 今年3月の確定申告や今までの経理業務での疑問が解けた
  • 独立したら青色申告した方がよいことが分かった

C.米国弁理士が教える!シリーズ第4弾「米国特許庁データベースを活用して翻訳の質を上げる」

米国特許庁データベースを活用して、辞書に載っていない専門用語や、辞書と異なる定義を用いる単語を調べる方法を紹介しました。シリーズ第5弾も乞うご期待!

<USPTOのサイトを使いながら、その活用方法を紹介>

<受講生の声>

  • 専門用語の検索方法に悩んでいたので本当に役立つ内容だった
  • 専門用語のサーチ方法や必要性(クレームとの関連性)、USPTOの活用方法などよく理解できた
  • 拒絶されないための用語選択の方法が分かった
  • 国際特許分類や審査結果は、今まで読み流していたので、そこからサーチし、用語を特定・選定できるのは、まさに目から鱗だった

D.体験!医療英語ロールプレイ

外国人患者が病院で検査を受ける場合を想定し、色々な検査名の英語表現や「腸を洗い流して、空っぽにしなければいけないです」「おなかを下にして寝てください」といった、検査前の注意説明、検査時の動作指示で使用される英語表現を集中的に学習しました。前半は授業形式で学び、後半は英語ネイティブに対して、看護師役が話す内容を英語に通訳して伝えるロールプレイを行いました。看護師や薬剤師、医療通訳を目指されている方など様々な方が参加され濃密な2時間のセミナーでした。

<まずは座学で用語や表現を学習>

<看護師役の小松先生、患者役のジェイミー先生と
一緒に通訳を実践する受講生>

<受講生の声>

  • 実際の現場で本当に使われそうな会話なので、きちんと復習します。
  • 資料がわかりやすくまとまっていて、自分でリピートしやすいです。
  • 小松先生のレッスンはわかりやすいです。
  • 大変緊張しましたが、緊張の中で英語を聞きとる訓練は必要なことだと思いました。
  • 他の受講生の方に刺激をうけ、もっと勉強しようと思いました。

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