環境・エネルギー翻訳とは?
環境問題の注目とともに関連産業も伸びてきており、当分野の翻訳の需要は高まってきています。翻訳会社に実施したアンケートでも、「今後増えそうな翻訳ジャンル」で、環境・エネルギーは医薬・薬学分野についで2位というアンケートが出ています。※1 環境技術に関しては、日本は世界でもトップクラスの技術力を誇ります。新技術の開発も今後増えると考えられていますので、翻訳需要があると注目されています。
※1(イカロス出版『語学で稼ぐ 産業翻訳パーフェクトガイド』より抜粋)

どんなドキュメントが翻訳対象か?
ひとえに環境・エネルギーといっても、翻訳する分野や対象は多岐にわたります。翻訳するドキュメントは海外の各種規制や、論文、レポートなど専門的なものはもちろん、環境報告書や環境・エネルギー関連の書籍など一般的なものから専門的なものまでさまざまです。

コースではこんなことを学びます!
本講座では、気候変動、CO2削減、インフラ整備、地域開発、発電などに関するドキュメントを教材に、この分野に必要な翻訳スキルや専門知識を学んでいきます。また、翻訳課題はもちろん、自主学習用の課題や表記ルールブックなどのスタイルマニュアルも使用しながら、ビジネス翻訳の全般的なスキルと科学技術の一般教養を高めていきます。毎回評価表を作成し自身の弱点を確認できるようにします。
※英和・和英、それぞれの最終回の翻訳課題は、実力テストとします。

カリキュラム例:

内容 テーマ 翻訳課題
英和 気候変化 気候変化と河川改修
英和 CO2削減 二酸化炭素回収
英和 建設契約 建設契約書
英和 水質汚染 湖沼再生計画
英和 都市計画 高架道建て替え計画
英和 放射線 放射線によるリスク
和英 災害対策 緊急避難マニュアル
和英 地域振興 地域振興対策
和英 持続的成長 持続的成長を先導する日本
和英 原子力発電 化石燃料に代わる原子力
和英 生物資源学 生物資源学
和英 農業 抗生物質を使わない畜産
和英 エネルギー エネルギー供給システム

講師紹介:

佐藤 幸浩
弘前大学農学部卒業。電子計測器会社勤務、英文ドキュメント会社での翻訳業務を経て、2000年よりフリーランスの翻訳者。IT、エネルギー、環境、特許など産業技術全般の翻訳に携わっている。

▼講師からのメッセージ
環境、エネルギー、インフラ、発電、農業は、今後成長が見込まれる分野です。この分野は、「機械」、「IT」、「特許」というような産業分野の枠でくくることが難しい分野で、幅広い一般常識と科学や産業の知識が求められます。翻訳の対象となる文書も、公官庁文書、技術文書、研修資料、法令文、契約書と多岐にわたっています。高校レベルの理科の知識をそなえた上で受講に望みましょう。

▼コーススケジュール

授業開始日 4月11日 全19回
授業時間 19:00~21:00 (2時間) 計38時間
受講料 165,000円(教材費・消費税・添削代込)
入学金 25,000円(税込)  *入学金は3年間有効
※お申し込みはしめきりました。