修了生

行動すれば前進する。 勇気を持って踏み出した 「メディカル翻訳」の世界

梅澤 佳枝 さん

2014年にメディカル翻訳初級コース、上級コースを修了。これを機に商社から外資系製薬会社に転職。安全性情報部門で和訳業務を務めながら、2017年4月よりメディカル翻訳上級コースを再受講中。

コース選びの決め手は面倒見の良さ メディカル翻訳の高みにいざ挑戦

今の仕事に役立つビジネス文書の翻訳にするべきか、それとも興味のある健康・医療系の翻訳を選ぼうか──。

当時、商社で貿易実務を担当していた私は、翻訳スクール選びの第一歩から迷っていました。背中を押してくれたのは、ILCのオープンスクールの際にスタッフの方から「プロの翻訳者は常に勉強し続ける意欲が必要です。興味がないと学習は続きませんので、より関心の高い分野を選ばれるといいですよ」とアドバイスをいただいたからです。

その頃、身内が入院したこともあり、私の気持ちは固まりました。

ILCのメディカル翻訳コースに決めたのは、添削指導。宿題に対する添削は多くの学校でありますが、ILCでは授業の中で添削指導が行われるのではなく、前もってメールで受け取れます。先生のご負担は増えますが、授業前にじっくりと自分の訳文を振り返ることができ、学習の密度が格段に上がります。

文系出身の私でも大丈夫 分かりやすく的確な指導で前進中

コースは初級・上級の2コース編成です。文系出身の私は初級でさえハードルが高いと思ったのですが、「消化器系の病気」、「呼吸器系の病気」と体の器官をベースに医療や薬の基礎を学んでいく授業は分かりやすく、自然にレベルアップできました。

上級に進むと、治験(臨床試験)関連の論文等を題材に、専門的でより高度なレベルの課題に挑戦します。内容は難しかったですが、バックグラウンドの様々なクラスメートと情報交換ができ、モチベーションを維持して受講することができました。

翻訳スキルを生かして転職 実務をこなしながら実力を磨く

現在、私は外資系製薬会社で、主に海外での治験報告に関する和訳業務に携わっています。
この職に就けたのも、ILCで学んだスキルをトライアルで生かせたからこそです。

この春から上級コースを再受講することにしたのは、実際にメディカル翻訳の現場に身を置き、その難しさを改めて感じたからです。いつかはフリーランスの翻訳者になりたいと思いますが、今は実務と勉強の両輪で努力を続けたいと思います。