修了生

講義を通じてメディカル翻訳の面白さと 奥深さに気づかされました

川端美穂さん

短大卒業後、事務職をしながら中国語を学び、中国・上海に短期留学。帰国後は派遣社員として製薬会社に勤務しながら、中国国営通信社のニュース記事の和訳を行う。その後、中文事務、製薬会社勤務を経て、現在は派遣社員としてCRO(医薬品開発業務受託機関)に勤める。2013年4月より「メディカル翻訳コース初級」を受講中。

本格的な教材と講義を通じて 専門知識を学びたいと入学

製薬メーカーで研究・開発に関わる部署のアシスタントとして働くうちに、医療翻訳の世界に興味を持つようになりました。ただ、もともと英語には苦手意識があった上に、メディカル分野の知識もほとんどありませんでした。
ILC国際語学センターは教材が本格的だった上、臨床医の先生による講義も受けられるため、専門知識を一から学ぶことができると思い、入学を決めました。

課題添削の一つひとつが 知識と自信につながる

課題の添削を確認しながら吉田先生の解説を聞いていると、「実践ではそう解釈するのか」と気づかされる点がたくさんあります。特に印象深いのは、「原文の焦点がどこにあるかをよく考えること」というアドバイス。ただ英語から日本語に置き換えるだけでは、原文の意図する焦点とずれてきてしまうということです。
私も最初は一文一文を訳すだけで精一杯だったのですが、今は文全体の意味をしっかりと理解してから、最もふさわしい日本語に訳するように心掛けるようになりました。

添削で修正が多いとがっかりする反面、それら全てが自分の知識につながると思うと前向きな気持ちになれます。自分の解釈が合っているときは自信につながります。今では、課題に取り組むことがとても楽しくなりました。

自分の専門分野を見つけて メディカル翻訳者を目指す

英語力、日本語力、専門知識のどれが欠けても成り立たない──こうした翻訳の奥深さ、面白さに、講義を通じて気づかされました。将来は、メディカル翻訳者として仕事をしたいという新たな夢ができました。定期的に行われるカウンセリングでも、キャリアアップのための具体的なステップや、効果的な学習法について相談に乗っていただいており、心強く思っています。

まずは専門知識と英語力の基礎固めをしっかりと行い、いずれはメディカル翻訳の中でも特に得意とする分野を見つけたいと思っています。