メディカル翻訳1コース  ILC国際語学センター東京

メディカル翻訳1コース

メディカル翻訳1コース

生物・化学の知識がない方もメディカル翻訳の勉強をスタートできます。実践的な医学文献を課題として使いますが、初学者でも無理なく取り組んでもらえるよう、詳細な注釈(ヒント)を用意します。課題演習を通じて、英文解釈、日本語の表現方法、英語と日本語の発想の違いなど、翻訳に必要な基本的な知識と能力を身につけます。
また、インターネットで信頼できる情報を得る方法、パソコンによる効率のよい翻訳作業など、翻訳者にとって不可欠なITスキルもカバーします。



コース概要

期間 2023年4月22日~2023年8月26日(休:4/29、5/6、8/12)
曜日・時間 土曜日 10:00~12:15
回数 全16回(1回135分 5分の休憩を含みます)
定員 15名
※対面(教室)授業は6名までとなります。対面(教室)授業の申込みが6名以上を超えた場合は、オンライン授業のみ申込みいただけます。
受講料 170,000円(税込・教材費込)
※はじめてILCに入学する方は、入学金25,500円(税込)が必要です。
申込締切 2023年4月12日(水)まで
⇒締切日後にお申し込みをご希望の場合には、お問合せください。
※お申込者が6名未満の時は、開講しない場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルスに関する情報は刻々と情況が変化しており、当校の対応も今後変更する場合もございます。当校のホームページで最新の情報をご確認ください。

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学習目標・講座内容

医学の知識

本コースのねらいは、医学文献の翻訳演習を通じて、メディカル翻訳に必要なさまざまな知識とスキルを身につけることです。たとえば課題が肺炎の症例報告であれば、まず背景知識として、関連する肺の構造とはたらきについて学習します。次に、課題の症例報告の内容に沿って、身体診察、臨床検査、X線写真の読影など、臨床医学に関連するさまざまな事項について学習します。さらに、肺炎の診断を下すプロセスと、肺炎の原因に応じた薬や治療法についても理解を深めます。このように、実践的な症例から解剖生理学や病理学、臨床医学へアプローチするというのがコースの方針です。


翻訳力

本コースのもう一つの目標は、もちろん翻訳の技術を磨くことです。翻訳と言えば英語力、英語力と言えばボキャブラリーと文法を考える人が多いと思いますが、それらに加えて忘れてならないのは文脈に応じた訳を考えることです。たとえば、A biopsy is performed to confirm the diagnosis. という英文の訳は、(1)「生検を行って診断を確認する」でも(2)「診断を確認するために生検を行う」でもどちらでもよさそうですが、どちらの訳がふさわしいかは文脈によって決まります。「どのようにして診断を確認するか」に関心がある状況では(1)の方が適当ですが、「何のために生検を行うか」を述べているのであれば(2)のように書くべきでしょう。このように、まったく同じ英文でも文脈によって違う日本語を書かなければならないことがあります。受講生の皆さんには、そのような英語と日本語の違いについての知識を、翻訳の演習を通じて身につけてほしいと思います。


インターネット検索とPCスキル

翻訳の実務では、文献の背景や専門用語などを調べるためにインターネットでの検索は欠かせません。しかし、インターネット上には信頼できない情報も数多くあります。授業では、信頼できる情報にすばやくたどり着くための検索方法なども紹介します。また、PC内に蓄積した資料や過去の翻訳データを検索するためのフリーソフトの活用法など、翻訳実務に必要なPCスキルの習得もめざします。


テーマ・使用文書


翻訳需要の高い医学文書を課題・教材と使用します。


  • 臨床医学に関する文献(症例報告)
  • 医薬品の開発・承認に関する文書(治験薬概要書)
  • 権威ある医学雑誌の学術記事(医学論文の抄録) など
※内容は変更になる場合があります。

課題提出・授業の流れ


メディカル翻訳1コースでは、毎週、翻訳課題が課されます。受講生の方には、課題の提出締切日までに、課題を訳出し提出していただきます。提出した課題は、講師によって毎回丁寧に添削指導がなされたのち、訳例と共に返却します。授業内でより詳しい解説を行っていきます。メディカルのバックグラウンドのない人も無理なく取り組めるように、前もって背景や専門用語について解説します。

  1. 1 授業日
    次回の課題に関する解説
  2. 2 課題提出期日(毎週水曜日)
    課題を教師に提出
  3. 3 次回授業日前日まで
    受講生1人1人に添削済み課題と訳例を返却
  4. 4 次回授業日
    課題に関する解説とともに課題に関連する専門知識や翻訳スキルを学習。
    次回の課題に関する解説。
※1~4を繰り返します。

1回の課題量:英文200~300語程度の翻訳課題

担当講師


吉田 和男
ILC国際語学センター 専任講師

立命館大学理工学部数学物理学科卒業。フリーランス翻訳者。学術論文から医薬品開発関連文書まで幅広い分野の翻訳を手がける。2009年よりILCメディカル翻訳講師。
吉田先生ブログ:『メディカル翻訳雑感
吉田先生執筆コラム『執筆コラム

受講生の声



2022年春学期 受講生 三宅さん
入学前の個別カウンセリングで、コースについてILC担当者の方に丁寧に教えていただいたこと、講座が土曜日開催だったこと、またコース修了後に翻訳会社のトライアルを受験できること点が魅力に感じ、入学を決めました。
コースの最初のほうで、吉田先生からおすすめ辞書やインターネットの情報検索術などを教わりました。これまで漠然と検索していたのですが、「どのページを見るべきなのか」、「どの団体のホームページが信頼できそうなのか」などが前よりもはっきりし、自信をもって情報を利用できるようになった気がします。 医療翻訳に興味を持っている方で、何から勉強を始めれば良いかわからない人、誰かに訳文を見てもらわないとモチベーションが上がらない人に、おすすめできます。




キャリアサポート

提携翻訳会社の団体トライアル受験


ILC実務翻訳プログラム受講生は所定のコース修了と同時に、提携している十数社の翻訳会社から提供されるトライアルテストを受けることが出来ます。

詳細はこちら


英語を活かせる求人紹介


ILCが提携している翻訳会社、人材派遣会社などから提供される翻訳関連の求人情報を随時受講生と卒業生に紹介しています。仕事の内容は、各分野の翻訳者/チェッカー(在宅/オンサイト)、翻訳コーディネーター、バイリンガル事務など多岐にわたります。

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受講方法

対面(教室)授業 もしくは Zoomを使ったオンライン授業のいずれかでご受講していただきます。

①対面(教室)授業:
新型コロナウイルス感染症予防策として[定員制]を導入しております。
ILC国際語学センター東京校教室での受講となります。
ILC国際語学センター東京校へのアクセスはこちら

②オンライン授業:
教室で実施している授業を、ウェブ会議システム(Zoomミーティング)を利用して受講していただきます。

・対面(教室)授業で講座申込の際には、「受講生の皆様へのお願い」をお読みいただきご理解・ご了承の上、お手続くださいますようお願い申し上げます。
・対面(教室)授業に通学ができない場合は、「オンライン授業」で受講することも可能です。事前にご相談ください。
※政府や各自治体からの自粛要請を受けたり、教室の確保が困難になったりした場合は、対面授業を中止し、ライブ配信授業へ変更いたします。

個別カウンセリング

コースについてのご質問、ご相談は個別カウンセリングで承っておりますので、ぜひお気軽にご予約ください。
 ※新型コロナウイルス感染症対策として、①対面、②Zoomを使ったオンラインミーティング、③電話、④Eメールのいずれかで、受講を検討されている方のご希望する方法で行います。
申込フォームの自由記入欄に希望する形式を選択してお申込みください。

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