テスト概要
ILCビジネス中国語テストは、これまでの弊社中国語テストの経験に基づき、ビジネスにおけるコミュニケーションを中心に、より細かい中国語の技能を多彩な問題形式で総合的に測れるものとなっています。日常的な基本表現からオフィスで使われるビジネス表現まで、聞いて理解する技能から読み書きする技能まで横断的に課題として出題されます。
テストの構成 (所要時間120分)
ILCビジネス中国語テストでは、4つのセクションに分けて受験者の中国語の技能を測ります。
第1セクション | 聴いて理解する力 | 35分 |
第2セクション | 文法・語彙力 | 25分 |
第3セクション | 読解力 | 35分 |
第4セクション | 筆記力 | 25分 |
問題形式
(1)聴いて理解する力 | 例) | 図やチャートをみて質問に答える流れてきた単文の正しい応答(文)を探す会話を聴いて内容を把握する |
(2)文法・語彙力 | 例) | 質問文に対して文法的に正しい文を選択する空白部分を埋めて文章を完成させる下線部と同じ意味の語を選ぶ |
(3)読解力 | 例) | 複数に分割された文章を再構成して一つの文章にする長めの文章の文意をさがす |
(4)筆記力 | 例) | ピンイン(ローマ字表記)で表された漢字を書く空白部に適切な漢字を書いて文章を完成させる申込書や手紙など定型フォームに必要な漢字を書く |
成績評価
ILCビジネス中国語テストでは、次のように中国語の技能を評価します。
総合得点 300点までの得点評価
各技能等級 AからEまでの5段階評価
得点 |
技能 | レベル | 新HSK(目安) |
225点以上 | コミュニケーション技能は大変有能である。当該言語について困難なく効果的に使いこなすことができる。特別に専門的な分野や複雑な交渉を除いては、研修は最低限でよい。 | 上級 | 5~6級 |
225点未満 175点以上 |
コミュニケーション技能は複雑な場合を除いて十分ある。限られた範囲内であるならば当該言語で実務を遂行することも可能である。しかしながら、様々な状況に対処するにはある程度の研修が必要である。 | 準上級 | 4~5級 |
175点未満 125点以上 |
当該言語での意思疎通は能力の不十分さを感じることが多いであろう。当該言語で実務を遂行することは困難と言わざるを得ない。相当量の語学研修が必要とされるレベルである。 | 中級 | 3~4級 |
125点未満 75点以上 |
コミュニケーション技能はごく基本的なものに限られる。簡単な文章や会話などを断片的に理解できる。当該言語において初歩的レベルである。 | 準中級 | 2~3級 |
74点以下 | 当該言語の機能的な能力を有しているとは言い難い。能力の発揮のされ方が不安定で技能的にはそのほとんどが当て推量の域を出ていない。 | 初級 | 1級 |