『わたしはアルコールに強いか!?』 ~PCRを使った遺伝子解析法を体験~

座学だけでは理解することが難しいDNA抽出など各実験手法について
専門教師による、講義+実験形式で特別講座を東京バイオテクノロジー専門学校で行います。


18_bio

~PCRを使った遺伝子解析法を体験~

ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)。この技術が無ければ遺伝子検査のみならず、分子遺伝学をはじめとする生命科学はここまでは発展しなかったでしょう。
Kary B. Mullis はこのPCR法を発明して1993年にノーベル賞を受賞しています。
医学、バイオテクノロジー等の分野の研究者にとっては必須の技術であるPCR法。
例えば、学術論文検索用エンジン"Google scholar"の検索で"PCR"は、2,850,000件もヒットします。
ということは、生命科学分野の翻訳者ならば、
この技術を避けて通ることはできません。
「PCRは触れたこともない紙上の技術」なんて言わないでください。
一見は百聞にしかず。
ぜひ、生命科学分野の中心的技術であるPCR法に実際に触れてみてください。
翻訳学校で翻訳を学ぶのは当たり前。プラスアルファが
実際の最先端技術の体験です。
他の翻訳者よりも、一歩先をいく翻訳者をめざしましょう。


日時 2011年2月13日(日)10:00~16:00
(全6時間、1時間の昼休みを含みます)
場所 東京バイオテクノロジー専門学校
講師 東京バイオテクノロジー専門学校バイオ担当講師
対象 ※ILC在校生・卒業生 定員20名
受講料 12,000円(教材費・税込)
申込締切日 2011年1月29日(土)


内容


自分の髪の毛(または口腔粘膜細胞)から、DNAを抽出し、PCRを使ってアルデヒドデヒドレゲナーゼという酵素の遺伝子を増幅させます。増幅した断片DNAはアガロース電気泳動で分離し、イメージアナライザーで解析します。
ヒトのアルコール(お酒)の強さは様々ですが、実は生まれた時から決まっています。その種類は、
   
1. 飲んでもあまり酔っ払わない人
2. 飲めるけど、飲んだらすぐに酔っ払ってなかなかさめない人
3. 飲んだら体に異常が起きる人

この3種類です。この検査は、個人個人の遺伝子(ゲノムDNA)によって決められます。


dna



実験方法(概略)


1. ヒト毛髪(毛根細胞)または口腔粘膜からDNAを抽出します。
2. 抽出したDNAを鋳型(テンプレート)として、PCRにより特定(ALDH2)の遺伝子を増幅します。
3. 得られたPCR産物(増幅されたDNA)をアガロースゲル電気泳動法によって分離します。
4. エチジウム・ブロマイド溶液にアガロースゲルを浸し、DNAを蛍光染色します。
5. 染色したゲルを検出器(トランスイルミネーター)に入れ、DNAのバンドを確認します。
6. ゲルの写真を撮ったのち、検出したDNAの結果から判定(診断)を行ってください。


【持物】


髪の毛10本。(毛根の付いているもの)
男性は、髭でも実験できます。ただし、抜く必要があります。剃った髭はNGです、ご注意ください。
※口腔粘膜細胞で実験される場合は、当日、実験室で取っていただきます。
筆記用具
昼食(お昼休憩は、原則として専門学校でとりますので、昼食の用意をお願いいたします)



お支払い方法



mapお申込み後、セミナー開始4日前までに下記の指定銀行口座に受講料をお振込みいただくか、当校にご来校の上、お支払いください。
なお、振込手数料は各自ご負担下さい。 


三井住友銀行 赤坂支店
普通口座 1073492
(株)国際教育社 ILCテクリンガ




*受験申込者が6名以下の場合、開催しないことがありますのでご了承ください。
*講座の開催場所は東京バイオテクノロジー専門学校です。