9/13(日)特許翻訳スペシャルデーを開催しました!
第一部は「薬はなぜ効くか?~分子標的薬を題材にバイオ英語を体験~」というテーマで、東京理科大学の筆頭常務理事である池北雅彦先生にご講演いただきました。

セミナーの前半では、くすりの種類や剤形、働きといったくすりについての基礎知識を学習しました。「錠剤になるくすり」と「カプセルになるくすり」の違いや、くすりがどこに効くのかなど、バイオ・医薬分野のバックグラウンドがない方にとってもためになる知識をお話しいただきました。セミナーの後半では、アスピリンやペニシリンなどの薬を題材に、病気の発症メカニズム、従来のくすりと分子標的薬の違い、これからの医薬品開発についてお話しいただきました。多彩なイラストや具体的な症例を挙げた分かりやすい解説を聞きながら、皆さん熱心にメモを取っていられました。

これからバイオ・医薬特許翻訳、メディカル翻訳の学習を始める方、学習中の方、さらにはすでに翻訳の実務をされている人にとっても、実践的で参考になる内容でした。


第二部は「バイオ・医薬特許翻訳コースデモレッスン~分子標的薬の特許明細書を読む~」を行いました。

担当講師の染谷先生からは、まずバイオテクノロジーを学習するうえで必要な基礎知識、「特許」とは何か、特許翻訳の特徴についてお話しいただきました。
レッスンの後半では、実際に参加者の方々に特許明細書の翻訳文を比較していただきました。「and/or」の翻訳の気を付けるポイントやバイオ・医薬分野の論文等でよく使われる単語の訳し方など、特許翻訳の特徴とバイオ・医薬分野の専門知識について同時に学習いただける内容となりました。


最後にご参加された皆様の感想を一部ご紹介いたします。
「メディカル翻訳に携わっていますが、たまにandとorの範囲が難しい文章があり、翻訳に悩むときがあったのですが、本日の説明を聞いて理解することが出来ました。」
「翻訳はまったくの初学者ですが、面白く興味を持って聴講できました。」

特許というと何となくハードルが高いイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、参加者の方々からは、「大変分かりやすかった」、「楽しく学習できそう」というお声を頂戴しました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました!


■■■バイオ・医薬特許翻訳コースの特徴■■■
特徴1.<特許翻訳の基礎とバイオ基礎知識を同時に学習>
1回の授業を前半と後半に分け、前半ではバイオの基礎知識、後半では特許翻訳のテクニックや気を付けるポイントを学習していきます。
文系出身の方、バイオ・医薬分野のバックグラウンドがない方でも受講できるように考慮した講義をおこなっています。

特徴2.<月2回の勉強会を実施>
染谷先生は、本コースの授業終了後に月2回勉強会を実施されています。勉強会には卒業生も参加されるので、クラスメイトだけでなく先輩の特許翻訳者の方とも交流することができます。

実務翻訳プログラム説明会・個別カウンセリングで授業の資料や添削課題をご覧いただけます!!
>>お申込みはこちら:http://www.ilc-japan.com/tokyo/trans/demo