安全性情報の仕事とフリーランス翻訳者を両立―K・Mさんの場合
プロの翻訳者になるために避けて通れないのがトライアル合格。 トライアルは、翻訳会社によって難易度や内容が異なりますが、みなさんどのように学習してきたのでしょうか。ILCの実務翻訳コース修了後、トライアルに挑戦して合格した修了生に、学習方法などを聞きました!

K・Mさんは大学卒業後、出版会社に勤務。その後、病院のソーシャルワーカとして勤務し、現在は薬の安全性情報に関する翻訳の仕事をしながら、フリーランスの仕事をしています。ILC国際語学センターの基礎クラス(実務翻訳Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)受講後、メディカル翻訳(初級・上級)を受講。
翻訳会社のトライアル受験に備えてどのような勉強をしましたか?
授業でやった課題を再度やり直しました。
ILC) 課題をやり直したという人は多いですね。ひと通りクラスが修了した後に再度課題を見直すと、最初に課題に取り組んだときより知識が増えているので、違った視点で見ることができ気づきも多いのでしょうね。
翻訳クラスで学んだことや課題の添削などは、トライアル受験の際、どのように活かされましたか?
添削された課題を見直すことで、自分が間違えた所、間違いやすい所に注意することができました。
ILC) 自分が間違えた点をリストアップして、課題提出前、そのリストをひとつひとつチェックしている人もいます。間違えないことも大切ですが、自分の弱点を客観的に把握して、しっかり対策を立てられるかどうかがカギですね。
課題や授業の配布資料は役に立ちましたか?
トライアルの時には何度も見て確認しましたし、今でも手元において参考にしております。
ILC) 配布資料を整理して、欲しい時に探し出せるようにしておくことも重要です。整理の仕方は人それぞれですが、クラスの人と情報交換して自分なりの資料整理の方法を見つけ出せると良いですね。
トライアル受験の際、どのようなことに気を付けましたか?
誤字、脱字はもちろんのこと、会社の指示事項を何度も確認しました。また、最後に原文と照らし合わせるのではなく、翻訳文だけを見て意味が通じるか、分かりにくいところはないかを確認しました。和訳は、先生に教えてもらったように声に出して読み、読んでいてつまるところはないかを確認しました。
トライアル受験を経験して、難しいと感じた点や大変だと思った点があれば教えてください。
合格するのは簡単なことではないとは分かってはいても、自分なりに手ごたえのあった会社から不合格通知をもらうと心が折れそうになることもありました。フリーランスの仕事をする上で、メンタルコントロールや気持ちの切り替えが大切だと感じました。
これから翻訳の学習を始める方にメッセージをお願いします。
ILCへの通学目的やライフステージは人それぞれ違うと思います。私は、ILCLへの通学中に転職しましたが、体験レッスンやセミナー、カウンセリングが大変役に立ちました。
K・Mさん、ご協力ありがとうございました!
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