修了生

「メディカル翻訳のここを身に付けたい!」と考えていたことをILCで全て網羅することができています。

メディカル翻訳2コース受講生 Yさん

2017年メディカル翻訳コースを修了。出産や子育てを得て、2022年春学期現在、メディカル翻訳2コースを受講中。

ILCに入学された理由を教えてください。

妊娠を機に、フルタイムで仕事をしていく難しさに直面し、出産後には英語を生かした専門的な仕事を在宅でしていきたいと漠然とした考えからスタートしました。

現在はどのようなお仕事をされていますか?

在宅でメディカル翻訳のポストエディット(PE)をしています。

ILCに入学してどのようなスキルを身につけられたと感じますか?

翻訳の基礎を学び、そこから専門分野であるメディカル翻訳の基礎と応用を学びました。メディカル翻訳初級コースでは、翻訳だけではなく、メディカルの基本的な知識も学ぶことができたのでとても為になりました。また、現在は日英だけではなく英日も学習しており、「メディカル翻訳のここを身に付けたい!」と考えていたことをILCで全て網羅することができています。

オンライン授業での受講方法ですが、良い点と不都合な点がありましたら教えてください。

良い点は、通学の必要がないことです。通学となると往復でも2~3時間はかかります。小さな子供2人を置いて通学+授業の時間を捻出するのはとても大変です。授業時間だけを確保すれば良いというのは大変助かります。
不都合な点は、先生やクラスメイトと交流する時間がないので、翻訳に関する他愛もないことを質問したり、横の繋がりを作ったりすることが難しいと感じています。

これまでに、授業中にあった印象的な出来事などはありますか?

これは先生からのアドバイスですが、毎週1本は論文を読むようにしています。これを続けると半年後の英語力が格段に変わっているとのことなので今から楽しみです。また、時間があるときは声に出して読むようにしています。さらに時間があるときは、声に出して詰まらずに読めるようになるまで繰り返します。声に出すと目からだけではなく耳からも情報が入ってくるので記憶が定着するのと、音にすることで勉強にメリハリがつくので楽しいです。

授業の予習・復習で、工夫されていることはありますか?

【予習】
予習は、仕事だと思って提出しています。ただ、時間をかけたからといって良いものができるわけではないということを痛感しているので、ただ時間をかけることよりも、普段先生がおっしゃること、前回までの課題で指摘されたことをしっかりと反映できるように復習することで良い予習ができると考えています。

【復習】
とにかく、復習はしっかりと行うようにしています。また、一度復習しても忘れてしまっていることは多いので、「さっと見直す」という作業を何度も繰り返すようにしています。詳細まで覚えきれなくても、「ここに戻ればわかる」といったようにそれが書いてある場所は最低限すぐに思い出せるように心がけています。

これまでに、授業中にあった印象的な出来事などはありますか?

毎回そうですが、先生がネガティブなことを全てポジティブに変えてくださるので、モチベーションが上がります。自分のできていない部分の相談をしても、その改善方法を提案し、できている部分を伝えてくださいます。

今後の目標を教えてください。

授業では、先生が掲げてくださっている課題で90点を目指すこと、個人的には次のトライアルでチェッカーではなく翻訳の合格をいただくことです。また、いろいろな経験を積むという意味でもオンサイトで働いてみたいと考えています。

メディカル翻訳コースにご興味をお持ちの方へ、本コースのお薦めポイントや活用法がありましたらお聞かせください。

メディカル翻訳を自己学習するというのは至難の業だと思います。私がILCに通い続けているのは、こちらの授業内容が充実していることと、オンラインであるにも関わらず先生やスタッフとの距離が近いこと、カウンセリングの実施など自分の考えを伝えやすいことなどが挙げられます。

また、不定期の求人案内もいただけるので、実際、今いただいているお仕事も、ILCを通してのものになります。現在受講しているメディカル翻訳2コースは隔週なので、予習復習の時間もきちんと確保することができます。お仕事しながらでも受講することが可能ではないかと思うので、自己学習で行き詰っている方やステップアップの方法を模索中の方にはおすすめです。また、日英を学ぶことで英日の翻訳の見方も変わってくるところが魅力です。