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このコースはchapterごとに

①ダイアログのリスニング
②語彙・表現の学習
③発音練習
④ロールプレイ
⑤総復習


という構成になっていて、途中にミニテストと、最後に確認テストがあります。

ここからは、このコースを使った自分なりの勉強法について、それぞれの構成項目に沿ってご紹介いたします。

①ダイアログ リスニング


画面に表示される英文を見ながら、chapterのテーマに沿ったダイアログを聞き取ります。看護師・患者役ともに英語ネイティブによる音源です。

テーマ「自己紹介と問診(現病歴聴取)」はテキストのchapter1~3をカバーしており、外来や入院受入れ時などによく見られるやり取りなど、そのまま看護現場で応用しやすい内容になっています。看護学生の皆さんにとっては、現場ではこういう流れで問診をするんだ、といった参考にもなると思います。

ダイアログリスニング


◆私の勉強法
1)まず初めは、全体の流れを確認するつもりで聞く
2)次項の「語彙・表現の学習」を終えたら、このダイアログを何度もくり返し聞く
→ ダイアログ全体を通して聞くことで、一つ一つの単語や表現を学ぶのとは別に、会話全体の流れや、一文ごとのイントネーションなどを身につける勉強になります。実際に患者さんと会話する際に役立つと思います。

◆さらにステップアップ
1)ダイアログの丸暗記にチャレンジ!

②語彙・表現の学習


ナレーションと動画による解説を通じ、テキストの「Useful Expressions」や「Vocabulary」について学びます。ダイアログの流れに沿って、文法や語句の意味などの理解を深めることができます。また、テキストにはない類似・派生の表現が新たに出てくるため、表現の幅を広げることができます。

語彙・表現の解説


◆私の勉強法
・テキスト/テキスト付属CD/オンラインコースを活用し、ここで出てくる語彙や表現を「できるだけ多く見る+聞く」
→ 空き時間を活用し、目と耳、両方の経路を利用して頭に叩き込みます。人によって目で見て覚えるタイプと、耳で聞いて覚えるタイプに分かれると思いますが、自分の覚えやすい方法がわかっている場合はその方法を重点的に取り入れ、わからない場合はとにかく両方、数多くやってみるとよいでしょう。

・オフライン環境では、テキスト付属CDの音源をタブレットに取り込んでくり返し聞く、通勤時間にスマホでコース動画をくり返し見る
など

◆さらにステップアップ
・語彙や表現を「英語→日本語」で言えるようになったら、「日本語→英語」でも言えるようにチャレンジ!
例)「ほかに何か症状はありますか?」→ 英語では「???」

③発音練習


ここでは、前項で学んだダイアログの語彙・表現について、英語ネイティブ音源をもとに発音練習ができます。オンラインコースはCDより簡単に一時停止や巻き戻しができるため、ストレスなく何度も練習できます。10秒単位で巻き戻せる機能もあり、今聞いたダイアログの一文をもう一度聞きたいときなどにとても便利です。

◆私の勉強法
・できるだけ画面やテキストを見ずに発音練習する
→ 文字を見ると自分の発音のくせが出たり、「このスペルだとこういう発音だろう」と頭で考えて発音しがちです。できるだけ文字は見ず音源に集中し、聞いた音を忠実に真似することをお勧めします。
・発音しにくい単語はアクセントや分節を意識し、スムーズに言えるようになるまで集中的に練習する

◆さらにステップアップ
・「r」と「l」の発音や、母音の発音にチャレンジ!

例)gastroenterology:消化器科
→「r」と「l」がたくさんあり、特に「rology」部分の発音が難しいです。
→3つある「o」の発音はすべて異なります(アメリカ式発音の場合)。

gastroenterology


④ロールプレイ


ここでは看護師・患者それぞれの立場で、ダイアログに沿って会話の練習ができます。テキスト付属CDではダイアログの会話が一気に流れますが、コースのロールプレイでは自分が話す部分(看護師役または患者役のセリフ部分)が無音になっているため、実際の会話をイメージしながら練習しやすくなっています。

ロールプレイ(看護師)


◆私の勉強法
・初めのうちは画面やテキストを見ながら練習し、慣れてきたら、あまり画面を見ずに練習する
・さらに慣れてきたら、再生速度を速めて早く話す練習をする(音声の再生速度は変更可能)

◆さらにステップアップ
・画面を全く見ず、実際に人と会話しているつもりで練習する
→ 座学と違って相手がいないため、ついつい画面を見ながら練習しがちですが、実際の患者さんとの会話を目指すなら、自分の意識を「相手」に集中する必要があります。家で練習するなら、ぬいぐるみや人形を相手にロールプレイするのもよいと思います。海外の方は目を見て話すことが多いので、ぬいぐるみの目を見ながら、感情を込めてくり返し練習するとよいでしょう。

執筆者:久々宇 悦子(カナダ看護師、日本看護師・保健師)
日本で看護大学卒業後、国内で病棟勤務を経てカナダ渡航。独学でカナダ看護師試験(Canadian RN Exam)に合格、看護師免許取得。就労ビザ取得後、トロント市内の地域基幹病院に入職し、外傷・脳神経外科ICUにて看護師として2年間勤務。帰国後、看護職能団体にて看護労働や学会事業等に従事。

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