translation_trial プロの翻訳者になるためには、避けて通れないのがトライアル合格。
各会社によって難易度も内容も異なってくるトライアルですが、いったい皆さんどうやって勉強をされてきたのでしょうか。

そんな疑問にお答えすべく、ILCの翻訳コースを修了後トライアルに挑戦し合格された方々へ、合格にあたっての勉強方法などをお聞きしました。

第19回目は、メディカル翻訳1コースメディカル翻訳2コース修了生の方をご紹介します。

*メディカル翻訳1コース、メディカル翻訳2コース修了生 Uさん*

翻訳会社のトライアル受験に備えてどのような勉強をされましたか?


普段は仕事があり多くの学習時間は取れないので、最低限、授業で配布されたテキスト、資料、課題の見直しを行いました。その他には、ICHガイドラインやその他医療関係文書の日本語版と英語版を見ることができるウェブサイトをチェックして対訳集のデータを作成し、トライアル受験に活用できるよう備えていました。

メディカル翻訳1、メディカル翻訳2コースで学んだことや課題の添削などは、トライアル受験のさい活かされましたか?また活かされた場合は、どのような点が活かされましたか?


講座では実際に現場で活躍されている先生に訳文を添削してもらい、そこから実務で役立つ翻訳のテクニックや、文章上での正確な日本語の使い方を学ぶことができました。添削後の訳文は赤線・赤字が多くあり最初はショックを受けましたが、課題の回数を重ね添削後の先生のコメントもしっかり見直すことで、受講前の自分では思いつかないような訳文を作ることができ、着実に翻訳力を向上させることができたと思います。また、授業では翻訳に必要な医療分野に関する基本的な知識を丁寧に教えてもらえたので、トライアル受験前にある程度の土台を築くことができました。

トライアル受験にあたり、課題や授業の配布資料は役に立ちましたか?


配布資料には基本的かつ重要な点がまとめられていますので、調べ物を行う際の資料として活用することができます。自分の場合は、トライアル受験までに課題、テキスト、参考資料中に出てくる文章と単語をまとめた用語・対訳集のデータを作成し、必要な時にいつでも見られるようにしました。

トライアル受験のさいに気を付けたことはございますか?


一番は初歩的なことですが、訳抜け・誤字脱字などのミスが無いように気を付けました。どれだけ優れた訳文を作成できたとしても、1つや2つ訳抜け・誤字脱字があることで十分な評価を得ることはできませんので、訳文作成直後と提出前の2回は見直しを行いました。また、調べ物の大半はインターネットを介して行うことになると思いますが、ネット上に出てくる情報は必ずしも正しいものばかりとは限らないので、検索件数の多さや検索上位に出てくるウェブサイトにある内容を鵜呑みにするのではなく、数あるウェブサイトの中から信頼のできる情報源を見つけ、訳語などを選択するように心掛けていました。

トライアルを受験されて、難しさや大変だと思う点がありましたらお教えてください。


最も苦労したのは適訳を見つけ出すことです。1つの単語や熟語でも、ウェブサイトや書籍によっては訳し方が異なることが多くありますので、その中から信頼のできる情報源を見つけ出すという作業に最も多く時間を要したと思います。課題文の量が少ないから余裕で期限に間に合うと思ったとしても、調べ物の時間を十分に考慮する必要があります。

これから翻訳の勉強を始めようという方にメッセージをお願いします。


文系出身でありメディカル分野の知識ほぼゼロの自分でしたが、紆余曲折はありつつもトライアルで合格を頂くことができました。メディカル翻訳に興味はあるが理系の知識がなく自信がないと思われている方は、私のような例もありますので、思い切って講座を受講し、学習を始めることをおススメします。最初は難しく苦労するかもしれませんが、授業では本当に役に立つ知識を得ることができ、かつそれを分かりやすく説明してもらえるので、学習を継続していけば活路を見出すことができると思います。自分自身、まだメディカル翻訳者としてのスタート地点に立てたにすぎませんので、これに浮かれることなく今後も学習を継続していき、色んな方に信頼される翻訳者を目指していきたいと思います。

Uさん、ご協力いただきましてありがとうございました!

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