【IPEC主催の「米国判例を読む」(第1回講義)を受講して】
講師は、サイバー法分野の第一人者である平野晋教授(中央大学)である。
第1回目の講義では、冒頭に「なぜこのような講座をやることになったか」を平野先生が次の通り説明した。
「国際法務に従事する人にとって、判例に記載されている内容の中で最も重要な内容は結論(判決)ではなく、(判決に至った)理由であると考える。けれどもその理由は、判例の中で分類されて記載されているわけではなく、いたるところに散らばって書かれている。したがって核心となる理由を探し出すことは、国際法務担当者にとってとても良い訓練となる。」
受講した立場で言えば、英文判例を読むこと、日本語に翻訳された判例ではなく原資料を読むと言うことにも大きな意義があったと思う。翻訳文では感じることのできない、そして理解できないものがある。原資料から学べるものは限りなく大きいのである。
本講座では、ウエストロー・ジャパン社の協力で米国判例データベースに無料でアクセスでき(3日間限定)関係判例を読むことができた。
Westlaw社の上田氏は、判例データベースの使い方の説明と同時に、米国の法体系についても非常にわかりやすく説明してくれた。多分日本で一番わかりやすく説明できる人であろう。
米国法は大陸法系の対概念であるコモンローに属するが、判例法だけではなく制定法も存在する。その混在する状況を、「判例どうしで矛盾しているものがあり、また判例だけに任せておくと大変な事になるものもあるので、絆創膏的な役割として制定法が存在する。」と説明した。
さらに、判例における日米比較も行ってくれた。米国法の知識が深くない人には響いたのではないだろうか。
例えば事件名では、米国の事件名は両当事者(原告と被告)名であるのに、日本のそれは、訴訟請求の対象を理解できる事件名となっている。
また裁判請求では、米国においては、原告は「過去に同様の事件があり、このような判決が出ているので、同じように扱ってくださいと判例を持ちこむ。」と説明してくれた。
そして最後に、「日本では法律は国会で採択(法の修正や廃止などを含め)されるので、官報をフォローしておけば良いが、米国判例法のフォローは簡単にはいかない。全部又は一部について否定された判例はどれかということを知ること自体至難である。そのために専門サービスであるWestlawなどのKeyCiteが存在している。」と営業も忘れなかった。
平野先生の第1回目の講義では、米国が通信品位法(Communication Decency Act of 1996)を制定する前の判例(1991年判決)Cubby, Inc. v. CompuServe Inc. 事件と、通信品位法制定の契機となった判例(1995年判決)Stratton Oakmont v. Prodigy 事件を読んだ。
双方ともコンピュータ通信による情報提供側のコンテンツの内容にかかわる責任について争った事件である。
英文の判例を読むにあたり、米国の民事訴訟手続きに関する知識は不可欠である。講義のテキストブック「アメリカ不法行為法」の記載を助けに何とか二つの判例を読んで、講義に臨んだ。学生時代に戻った気分になった。けれども学生時代とは比べ物にならないくらい講義の内容を理解できたのではないだろうか。やはり生涯学び続ける姿勢が大切なのかもしれない。
猛暑と忙しい業務に負けずに、次回の講義に向けた宿題(別の二つの判例)に取り組み、ケース・ブリーフ作成に挑戦してみる。
「グローバルな看護師を目指す人のためのセミナー」
第一部では、医師であり、日米両国で看護師資格を持つ山内豊明教授に「グローバルに通用する看護職について」講演していただき、第二部では、米国 RNの資格を持つ日本人専任教師の体験記でアメリカでの看護教育・現場の現状を紹介し、第三部では山内教授、IPECの米国RNの資格を持つ日本人教師と 米国人教師と、現在日本の医療現場で働く看護師を交えたパネルディスカッション形式で日本とアメリカでの看護・医療現場を比較しながら国境を越えたナース トークに挑戦します。
日時 | 2013年7月21日(日)13:00~16:20 |
---|---|
参加料 | 3,000円(税込)(ナース専科・Meducation会員 特典有) |
定員 | 30名 |
プログラム
第一部:「グローバルに通用する看護職について」 13:00~14:00
講演者

- 名古屋大学大学院 医学系研究科 基礎看護学領域
山内 豊明 教授 - 国内医療機関で医師として勤務後渡米し、カルフォルニア大学医学部神経科学部門勤務。その後ニューヨーク州ペース大学看護学部卒業、同大学大学院 看護学修士課程修了。アメリカ正看護師資格、アメリカ診療看護師(ナースプラクティショナー)免許取得。オハイオ州ケース・ウェスタン・リザーブ大学大学 院博士課程修了。看護学博士を取得。帰国後看護大学助教授を経て現職。
講演内容
- 日本と米国の看護の役割・医療制度の違い
- 海外医療現場での異文化理解
第二部:「私のRN体験記」 14:10~14:55
講演者

- 米国看護師 米国看護学士 IPEC看護英語教育担当
橋本 実和 - アメリカ・カルフォルニア州のCommunity Collegeで看護教育を経てAssociate Degree in Nursing(ADN)を取得。NCLEX-RNに合格後、バークレー市内にある病院のがん・血液科病棟にて病棟ナースとして5年間従事する。働きなが らカルフォルニア州立大学にて看護学士、米国がん看護学会認定のOncology Certified Nurse(OCN)を取得。現在IPECの看護英語教育の担当、及び専任教師として従事
講演内容
- 看護学校
- NCLEX-RNの試験とは?
- RN資格について
- 看護業務(病棟ナースの場合)
第三部:「日米看護師座談会」日本とアメリカの看護・医療現場の比較 -パネルディスカッション- 15:05~16:05
ファシリテーター
山内 豊明教授パネリスト
マーガレット・レイ(Margaret Raye, RN)橋本 実和
現役日本人看護師
トピック
- 看護師の立場、看護師と医師との関係
- 医療行為の比較
- 働く環境、労働ストレス など
開催場所
ILC国際語学センター 東京校 東京都港区赤坂2-2-19アドレス2階「留池山王駅」8番出口よりすぐ、7番出口より徒歩1分
「国会議事堂前駅」8番出口よりすぐ、7番出口より徒歩1分

お申し込み方法
お支払方法:下記指定口座へお支払期日までにお振込みください。お申込及びお支払期日:7月17日(水)
受講料:3,000円(税込)(ナース専科・Meducation会員 特典有)
※振込み手数料はお客様負担とさせていただきます。
※原則、ご入金後の返金はいたしませんので、ご了承下さい。
※ナース専科コミュニティHPからセミナー申込みされると割引番号が発行されます。
その割引番号をお申し込みフォームにご記入し、お申込下さい。
【振込先】
三井住友銀行 日比谷支店(店舗番号 632) 普通口座 2937466
【口座名義】
特定非営利活動法人 プロフェッショナル イングリッシュ コミュニケーション協会
【ATM・PCで授業料お振込みの際のご注意】
銀行、インターネット等機械でお振込みの場合、口座名義の入力は
トクヒ)プロフエツシヨナルイングリツシユコミユニケーシヨンキヨウカイ
(全角カタカナ)になります。
<<ILC・IPECの看護英語プログラムのご案内>>
・看護業務に関連した看護英語を体系立ててきっちり学習したい方 ⇒ 『看護英語プライベートレッスン』
・オンラインで自分の好きなときに学習したい方 ⇒ オンラインコース『BLS英語コース』
・様々なトピックや看護業務に関連した看護英語を学習したい方 ⇒ 『看護英語セミナー・ワークショップ』
企業国際法務のための「米国判例を読む」講座
講座のねらい
米国判例を読む力は、英語力、米国法や裁判制度の知識や理解のみならず、判決理由・根拠を発見する力にあります。本講座では、これらの力を養成するとともに、会社の財産として国際法務担当者が作成すべきケースブリーフ作成力も養成します。講座スケジュール/プログラム
1回目 7月13日(土) 14:00-15:30 |
・有料データベースで判例を調べる。 -関連する論点を扱う論文を探し出し、これに関係する判例を発見する。 ・比較的読みやすい判例を読む。 使用判例:プロバイダ責任制限法 『Communications Decency Act Section 230』 立法の契機となった代表判例 「Cubby, Inc. v. CompuServe Inc., 776 F. Supp. 135 (連邦地裁ニューヨーク南区1991年)」 及び「Stratton Oakmont, Inc. v. Prodigy Services Company 1995 WL 323710 (ニューヨーク州シュープリーム最上位事実 審裁判所1995年)」 |
2回目 7月13日(土) 15:45-17:15 |
・判例を読むために必要な知識と理解の概説 -裁判所制度(連邦・州) -民事訴訟法や証拠法上の基本的用語や基本的概念 ・ケースブリーフ作成 使用判例:引き続き「Cubby, Inc. v. CompuServe Inc.」 及び「Stratton Oakmont, Inc. v. Prodigy Services Company, 」 |
3回目 7月20日(土) 14:00-15:30 |
・日系企業が関連した判例を読む。 ・ケースブリーフ作成 使用判例:製造物責任(PL法) 『Clark v. Mazda Motor Corp., 68 P.3d 207 (オクラホマ州最高裁 2003年)』 |
4回目 7月20日(土) 15:45-17:15 |
・日系企業が関連した判例を読む。 ・ケースブリーフ作成 使用判例:日本の重電メーカと子会社が独禁法違反で訴えられて親子会社の関係が問われた事件 『Bell Atlantic v. Hitachi Data Sys., 849 F.Supp. 702 (連邦地裁カリフォルニア北区1994年)』 |
5回目 7月27日(土) 14:00-15:30 |
・日系企業が関連した判例を読む。 ・ケースブリーフ作成 使用判例:日本の自動車メーカに対して裁判管轄権が及ばないとされた事件 『Estate of Thompson v. Toyota Motor Corp.,Worldwide, 545 F.3d 357(連邦控訴審第6巡回区2008年)』 |
講 師:平野 晋氏

- 【職歴】
- 現職 中央大学教授(総合政策学部)
米国弁護士(NY州)・博士(総合政策)
㈱NTTドコモ法務室長
MORGAN, LEWIS & BOCKUS法律事務所
(ロサンゼルス事務所)研修生 - 【学歴】
- 中央大学法学部法律学科卒業
コーネル大学(法科)大学院 (Cornell Law School)
修士課程修了(LL.M.)
法務研究科特別研究生
(コーネル国際ロージャーナル誌編集員)
使用教材
アメリカ不法行為法(中央大学出版部)平野晋著副教材:米国判例
受講対象
企業の国際法務、国際事業、国際知財に携わっている方十分な読解力を備えている方
TOEIC600以上
受講料
38,000円(税込) 使用教材代別途必要※「アメリカ不法行為法(中央大学出版部)」5,145円(税込み)。使用教材をご持参の場合には受講料のみのお支払となります。
※1回目の課題は、授業料のお手続き完了後より配布します。
定員
25名 ※お申込者が定員となった場合には締め切ります開催場所
ILC国際語学センター 東京校 東京都港区赤坂2-2-19アドレス2階銀座線「溜池山王駅」8番出口よりすぐ、7番出口より徒歩1分
千代田線「国会議事堂前駅」8番出口よりすぐ、7番出口より徒歩1分

お申し込み方法
お支払方法:下記指定口座へお支払期日までにお振込みください。お申込及びお支払期日:7月8日(月)
受講料:38,000円 使用教材代:5,145円 合計金額:43,145円(税込)
※アメリカ不法行為法(中央大学出版部)ご持参の場合には受講料38,000円のお支払となります。
※お振込手数料はお客様負担とさせていただきます。
※原則、ご入金後の返金はいたしませんので、ご了承下さい。
【振込先】
三井住友銀行 日比谷支店(店舗番号 632) 普通口座 2937466
【口座名義】
特定非営利活動法人 プロフェッショナル イングリッシュ コミュニケーション協会
【ATM・PCで授業料お振込みの際のご注意】
銀行、インターネット等機械でお振込みの場合、口座名義の入力は
トクヒ)プロフエツシヨナルイングリツシユコミユニケーシヨンキヨウカイ
(全角カタカナ)になります。
お申込みを締め切りました。
◆中国語グループレッスン”中国通”を始めます Let’s become Mr./Ms. China!◆
ILC国際語学センターでは、6月より時事中国語グループレッスンを開始します。
中国の最新の情報をトピックとして扱う「中国通」
最新のTVニュースを授業の中で視聴しながら、ニュースの内容を理解し、重要なポイントを学んでいきます。
また、文法や新しい語彙もニュースを通じて学んでいきます。
授業では特にリスニング力の向上を目指し、ディクテーションも取り入れ、政治・経済・文化などについてのディスカッションも行います。
流行語/新出語を習得
中国の最新の“Webサイトを視聴しながら、活きた中国語力を磨く
中国の最新ニュースを理解する
難しいテーマを通して表現力を高め、討論する力を習得
●受講をお薦めしたい方
◆中国語のリスニング能力を強化したい方
◆仕事で中国語が必要な方
◆英語力にプラス中国語力を身につけ、グローバルに活躍したい大学生
スケジュール:
中級:6月25日開講 毎週火曜 19:30-21:00 【予約制】
上級:6月27日開講 毎週木曜 19:30-21:00 【予約制】
※10回分の受講料と1回ごとの受講料お支払いをご都合に合わせて選択ができます。
10回 ¥35,000 (有効期限 4カ月)
1回 ¥5,000
※別途入学金が必要です。
詳細はお問い合わせください。
☆ ILC国際語学センター 東京校 ☆
TEL:03-3568-1674
E-mail:tokyo@ilc-japan.com
★合格者にきく!翻訳トライアル合格への勉強方法とは?第9回 契約翻訳コース・証券金融翻訳コース修了生★
そんな疑問にお答えすべく、ILCの翻訳コースを修了後トライアルに挑戦し合格された方々へ、合格にあたっての勉強方法などをお聞きしました!
第9回目は、証券金融翻訳概論・演習コース、契約翻訳コースを修了された方からです。
*証券金融翻訳概論・演習コース、契約翻訳コース修了生 田口新太郎さん(男性)*
翻訳会社のトライアル受験に備えてどんな勉強をされましたか?
取り立てて新しいことをする必要はなく、ILCをはじめ他のセミナーなどで学んだ知識を固めることに重点を置きました。講義をもとに自ら作成した対訳集を再度点検いたしました。英文→和文、和文→英文の順にアウトプットを行うといった要領です。
契約書の翻訳は、テーマごと(例えば、不可抗力条項、秘密保持条項など)に表現方法が似ているので、各テーマに分けて勉強するのも効果的でした。
前職は何をされていましたか?
会社員や、大学院の研究職をしておりました。実務翻訳はその名の通り実務を前提としているので実社会の経験は、翻訳の学習には非常にプラスに作用しました。また、研究職においては、常に論文を書くことを迫られるので文章の作成や英文の読解などに活用することができました。
苦労した点、大変だと思う点を教えてください。
私が苦労した点は、中学・高校で習う英文和訳や英作文と翻訳との違いを認識し、翻訳という商品を作り上げるという考え方を自分の中で確立し、翻訳はサービス業(顧客第一主義)であるという意識を持ち続けるよう努めることでした。加えて、契約書は、法律文書でもありますし、英米法という我々日本人には馴染みのうすい法律の専門用語を正確に理解し使用することは、なかなか一筋縄ではいきませんでした。
フリーランスの1番の魅力を教えてください。
実力主義であることだと思います。自分の力を磨けば磨くほど、見返りが期待できますが、逆にいい加減な仕事をすれば、仕事を失うリスクさえあります。適度な緊張感を持ちつつ最高の商品を自らの力で仕上げていくこと、これがフリーランスの醍醐味ではないでしょうか。
これから翻訳の勉強を始めようという方にメッセージをお願いします。
最後まで「絶対に翻訳を仕事にする」という信念を持ち続けて勉強に臨んでください。その気持ちがぶれなければ、必ず道は開けると思います。頑張ってください。
ご協力ありがとうございました!
実務翻訳コースの詳細はこちら
シリーズ 翻訳会社の経営者に聞く求められる翻訳者像はこちら
受講生・卒業生限定の 英語が活かせるお仕事
7/23(火)新規開講!米国正看護師が教授する医療英語コミュニケーション講座
医療の国際化が進む中、多様なニーズに応えるため、英語コミュニケーション能力を備えた医療従事者が求められています。
この度、このようなご要望に応じ、新しく「医療英語コミュニケーション」講座を開講します。
本講座は医療現場でのコミュニケ―ションに必要な英語力を習得していただくことによって今後の医療機関の国際化に向けて中心的な役割を果たす人材の養成を目指しています。
コースの特徴:
・医療現場で使う実用的な英語の用語と表現が学べます。
・難しい医学用語の発音の強化ができます。
・外来の一連の流れ(受付、問診、診察、検査、薬局、会計など)を英語と日本語で学べます。
・リスニング・スピーキング・ライティング・リーディング・ボキャブラリーと、英語の総合力アップを目指せます。
受講レベル:
初級レベル
基本的に授業は英語で進めていきますが、日本語の解説もあります。
時間数:
1回2時間 全9回+修了テスト
受講料:
授業料:120,000円(税込)
教材費:5,000円(税込)
使用教材:
「Medical English Communication・医療英語コミュニケーション」
NPO法人医療・福祉検定協会が監修し、ILC国際語学センターが制作・編集のオリジナル教材。
授業内容:
• 第1回 症状
• 第2回 問診
• 第3回 受付・病院案内
• 第4回 内科
• 第5回 外科・検査/処置
• 第6回 救急患者・整形外科/整骨院(接骨院)
• 第7回 リハビリテーション
• 第8回 処方せんと薬の説明・カルテ
• 第9回 会計・実践ロールプレイ
• 第10回 修了テスト(筆記・実技)
詳細はお問合せ下さい。
☆ ILC国際語学センター 東京校 ☆
TEL:03-3568-1674
E-mail:tokyo@ilc-japan.com
◆中国語グループレッスン”中国通”を始めます Let’s become Mr./Ms. China!◆
ILC国際語学センターでは、6月より時事中国語グループレッスンを開始します。
中国の最新の情報をトピックとして扱う「中国通」
最新のTVニュースを授業の中で視聴しながら、ニュースの内容を理解し、重要なポイントを学んでいきます。
また、文法や新しい語彙もニュースを通じて学んでいきます。
授業では特にリスニング力の向上を目指し、ディクテーションも取り入れ、政治・経済・文化などについてのディスカッションも行います。
流行語/新出語を習得
中国の最新の“Webサイトを視聴しながら、活きた中国語力を磨く
中国の最新ニュースを理解する
難しいテーマを通して表現力を高め、討論する力を習得
●受講をお薦めしたい方
◆中国語のリスニング能力を強化したい方
◆仕事で中国語が必要な方
◆英語力にプラス中国語力を身につけ、グローバルに活躍したい大学生
スケジュール:
中級:6月25日開講 毎週火曜 19:30-21:00 【予約制】
上級:6月27日開講 毎週木曜 19:30-21:00 【予約制】
※10回分の受講料と1回ごとの受講料お支払いをご都合に合わせて選択ができます。
10回 ¥35,000 (有効期限 4カ月)
1回 ¥5,000
※別途入学金が必要です。
詳細はお問い合わせください。
☆ ILC国際語学センター 東京校 ☆
TEL:03-3568-1674
E-mail:tokyo@ilc-japan.com
★合格者にきく!翻訳トライアル合格への勉強方法とは?第8回 メディカル翻訳コース修了生★
そんな疑問にお答えすべく、ILCの翻訳コースを修了後トライアルに挑戦し合格された方々へ、合格にあたっての勉強方法などをお聞きしました!
第8回目は、メディカル翻訳初級・上級コースを修了された方からです。
*メディカル翻訳初級・上級コース修了生 城さん(女性)*
翻訳会社のトライアル受験に備えてどんな勉強をされましたか?
まずは、授業でいただいた資料や課題を見直しました。
私の場合は、1年ほど前からILCさんに紹介いただいたチェッカーとQCのお仕事を始めていましたので、授業で学んだことが実践に直結しており、実際の翻訳文書に触れることができていたことが、トライアル対策にもなったと思っています。
前職は何をされていましたか?
1年前までは、医療系でも翻訳業界でもなく、観光PRの仕事をしておりました。英語は日常業務で使っていましたが、分野も業務内容も全く異なり、大きな方向転換となりました。
苦労した点、大変だと思う点を教えてください。
もともと英語は好きで得意でしたが、医療関係の知識は一切なく、ゼロからのスタートでしたので、語学面よりも知識面での勉強が大変でした。医療の知識がないために、英語が分かっても、正しく日本語にできない、ということが多々あり、それはこれからも引き続き勉強していかなければなりませんが、自分の中に知識が蓄積されていくことが楽しみです。
フリーランスの1番の魅力を教えてください。
場所を問わず、在宅で仕事ができること、自分で仕事量や仕事をする時間を管理できることがフリーランスの魅力であると思います。これから翻訳の勉強を始めようという方に、メッセージまたはアドバイスをお願いします。
医療系の知識がなくても、新しいことを学ぶことに楽しみを見出すことができれば、道は開けると思います。城さん、ご協力ありがとうございました!
実務翻訳コースの詳細はこちら
シリーズ 翻訳会社の経営者に聞く求められる翻訳者像はこちら
受講生・卒業生限定の 英語が活かせるお仕事
証券金融翻訳コースワークショップ オリエンテーションを開催しました。
ILCでは、証券金融翻訳コース卒業生皆様の継続学習を目的に、
菅原栄先生監修のもと2012年よりワークショップを開始しています。
本年度の開催にあたり、5/11(土)にオリエンテーションを開催しました。
※ワークショップについての詳細はこちらからご覧ください。
オリエンテーション終了後は、懇親会を行い、皆様親睦を深められたようです。
皆様ご参加いただき、有難うございました。
◆菅原先生が担当する証券金融翻訳コースの詳細はこちら◆
2013/3/30(土)医療スペシャルデーを開催しました。
3月30日(土)に医療スペシャルDayを開催いたしました。医療翻訳・通訳の分野に興味をもたれているたくさんの方々にお集まりいただきました。
第1部ではメディカル翻訳コースご担当のお二人の先生によるデモレッスンが行われました。
第2部では、健康診断に関連する医療英語セミナーを開催しました。IPEC医療英語コース講師であるMargaret Raye RN先生より、問診のさいに使える英語表現や、医療従事者と一般の方の医学用語の違いなどを学んだあと、参加者の方々でペアワークを行ってもらいました。リスニングアクティビティでは、数字の聞き取りに苦労されている方もいらっしゃいました。
第3部では、医療通訳セミナーを開催しました。
3回目となる今回は、呼吸器系に焦点をあて、Margaret先生から呼吸器系に関する基礎知識と英語表現を学びました。
模擬体験では、肺炎にかかった米国人患者と日本人医師との会話を通訳してもらいました。
英語が堪能な参加者の方であっても、医学用語や治療の説明になると戸惑ってしまう場面が見られ、改めて医療通訳における専門知識の重要性に気づかされた模擬体験でした。
セミナーにご参加いただきました皆様の感想を一部ご紹介させていただきます。
・病院の受付業務をしています。英語の大体は分かっていても、適切な言葉を外国人患者の方にかけることができず、歯がゆい思いをしていました。健康診断での表現や、ロールプレイを見ることができて、実際の現場でのイメージが湧きました。
・現在医療英語を勉強していますが、医療現場で英語を使用するさいに、気を付けなければならないこと・大事なことを教えてもらえました。またこのような機会があったら参加させていただきたいです。
・一般の方が使用する単語と医療従事者の方が使用する単語が違い、ためになりました。
ご参加くださった皆様、また通訳模擬体験にご協力いただきました皆様にこの場をお借りいたしまして、改めて御礼申し上げます。
次回は、2013年9月の実施予定です。英語や翻訳、語学にご興味お持ちの方々に、楽しんでいただけるセミナーにしたいと思っています。こんなセミナーがあったらいいな、など、皆様のお声をお待ちしております!
証券金融翻訳コース ワークショップを開催します。
ILCでは、証券金融翻訳コース受講生皆様の継続学習を目的に、
菅原栄先生監修のもと2012年よりワークショップを開始しています。
ワークショップの形態としては、メールを使ってのグループワークで行います。
ワークショップ開催にあたり下記の日時にてオリエンテーションを開催します。
参加ご希望の方は、ILCまでご連絡ください。
※受講対象:証券金融翻訳実践コースを修了された方のみが対象となります。
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【ワークショップ概要】
扱うドキュメント例:月次運用報告書などのファンド関連書類
実施期間:約8か月間(2013年6月~1月前後予定)
ワークショップ参加費用:無料
※ILCや先生にお支払いただくものはございません。
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(1)ワークショップオリエンテーション:
●日時 2013年5月11日(土) 18時~19時(1時間)
●場所 ILC国際語学センター東京校
●参加費 無料(事前 要連絡)
〒107-0052 東京都港区赤坂2-2-19 アドレスビル2階
TEL:03-3568-1674
最寄駅:溜池山王駅 8番出口
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※出欠のご返信は2013/4/30(火)までにhonyaku@ilc-japan.comへご連絡ください。
ご質問やご不明な点ありましたらhonyaku@ilc-japan.comへご連絡ください。
実務英文ビジネスライティング(上級編)2日目を開催しました
3月24日(日)、ILCの主任教師John Muktsによる実務英文ビジネスライティング(上級編)2日目が開催されました。
3月10日(日)の1日目はテンプレートを使用したビジネスライティングでしたが、今日はロジカルライティングです。単に定型化されたテンプレートを使用するライティングのスキルとは違った、「論理的な作成スキル」を習得していきました。
まずは、「ロジカル(論理的)」とはどういうことなのかから考えていきました。それは、“need to develop the idea” 、すなわち自分の意見を発展させ、意見を裏付ける論証が必要であるということです。そのためには、まずロジックマップを作ることが重要です。
一番重要なことすなわち、 “opinion”“main idea” をロジックマップのトップに置きます。そしてその下は、“opinion” “main idea”を裏付ける“reason” “supporting information ”が続いていきます。これが論理的な文章の組み立て方です。このロジックマップは、文章作成にも欠かせませんが、スピーキング、プレゼンテーションにも欠かせない要素です。
“reason”を書くこと、言うことは簡単です。でも、その “reason”を確固たるものにするために“supporting information ”が必要になってくるのです。実際に演習を交えながら講座は進んで行きました。
1日5時間、トータル10時間の短期集中講座でしたが、受講生の皆様には、一般的なビジネスライティングとロジカルライティングの両方が学べる中身の濃い授業を受けていただけたのではないかと思います。最後に本講座を受講頂きました方々の感想を一部ご紹介させていただきます。
・1日5時間のコースは始め長いかも?と思ったが、実際はとてもあっという間だった。内容がとても濃くて良かった。
・Emailを書く時の注意点が分かってよかった。
・論理的に進めるということが分かってよかった。
・Logical mapを作ることが、Logical thinking 論理的に考えることを習得するうえでとても重要だと分かった。
・文章の構成の仕方が分かって良かった。