What's new  ILC国際語学センター東京

What's new

掲載情報:Japan Timesが運営している『通訳翻訳キャリアガイド2018』にILCが掲載されました!

英字新聞のジャパンタイムズがおくる「通訳・翻訳業界総合ガイド2018年度版」に、
ILC国際語学センター東京校が掲載されています。

今回は、ビジネス和文英訳講座担当講師のアントニー先生と受講生の方にインタビューをご協力いただきました。
アントニー先生は、ビジネス和文英訳を学ぶ上で使えるコツや授業で教えるポイントなどについてお話しています。
ぜひご覧になってみてください!

詳細はこちら>>
通訳・翻訳キャリアガイド2018のHP

【修了生・在校生限定】 特許翻訳チェッカー・コーディネーター 求人情報

【修了生・在校生限定】 特許翻訳チェッカー・コーディネーター 求人情報

【募集職種】
・特許翻訳コーディネーター
・特許翻訳チェッカー

【仕事内容】
コーディネーターは、クライアントと翻訳者・チェッカーとを結び、
質の高い翻訳をクライアントに納品する仕事です。
特許翻訳チェッカーは、英語に翻訳された特許明細書等のチェックをしていただきます。

【勤務形態】
契約社員/正社員/パート・アルバイト

【勤務時間】
9:00~19:00 の時間帯で応相談。(最低 5 時間以上)

【待遇 】
23万円以上(経験を考慮して決定)
パート・アルバイトの場合は、1300 円~(経験を考慮して決定)

【勤務地および最寄り駅】
九段下駅徒歩1分、神保町駅 徒歩7分

【各種手当・ 福利厚生】
健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労働保険

【選考方法】
書類選考、適正検査、面接

お申込は、「お問合せ・資料請求」フォームより必要事項をご記入の上、「お問合せ内容」にご希望のお仕事をご記入下さい。
追ってご連絡いたします。

受講生の声を更新しました。

ILCの各プログラム受講生・卒業生の方から、受講中の感想をいただきました!
受講を検討されている方は、ぜひご覧ください。

>>メディカル翻訳初級コース受講生 塚本真理子さん
>>メディカル翻訳初級コース受講生
>>メディカル翻訳上級コース受講生 梅澤佳枝さん
>>ビジネス和文英訳講座・英語プライベートレッスン卒業生 坂部由紀子さん

【修了生・在校生限定】 役員秘書(通訳・翻訳含) 求人情報

役員秘書(通訳・翻訳含) 求人情報

【勤務形態】
正社員

【仕事内容】
※役員のスケジュール管理・書類管理・ファイリングを含む秘書業務全般
※グループ法人内の著書の原稿確認、出版社との調整、在庫管理
※英文診断書作成・外国人患者の通訳(月に数回程度)
※日本語・英語医学論文の校正・投稿・資料等の管理

【給与】
給与:月額300,100円~(年齢・経験による)
賞与:年2回(7月・12月)

【勤務地】
新宿区
JR市ヶ谷駅より徒歩7分・東京メトロ市ヶ谷駅5番出口より徒歩1分

【出勤日、勤務時間】
・月~金 9:00~18:00

【必要な経験等】
大卒以上、TOEICスコア880点以上
(英語医学論文に対する読解力必要)

お申込は、「お問合せ・資料請求」フォームより必要事項をご記入の上、
「お問合せ内容」にご希望のお仕事をご記入下さい。
追ってご連絡いたします。

7/25(火)開講!◆ビジネス和文英訳講座

今年1月から開講し、大好評をいただいているビジネス和文英訳講座。

4月開講クラスは、今週授業が終了しました。

受講生の方の感想をご紹介します。

・辞書には書いていない文章表現の丁寧さのレベル、訳落としを避ける翻訳方法は、大変役立った。
・些細な疑問、今まさに疑問に思ったことをその場で解決することができた。


毎回の授業では各課題の英訳についてだけでなく、英文作成全般についてもご質問いただけます。
先日のプレスリリースの回の授業では、「英訳しづらい日本語」について受講生さんと先生がディスカッションされました。

例えば、「~の普及」という英訳表現。
皆さんだったらどのように英訳されますか?

アントニー先生からは次のような解説がありました。
「widespread useという無難な英語は存在します、これは全く問題ないです。
でもthe popularity ofという英語も使えます。意外に感じるかもしれませんが、PR資料ではpopularityを使ったほうがいいでしょう。」

それ以外にも、「~との絆」、「義理」、「~との交流」と一般的な表現の英訳表現から、
「忖度」など最近の時事に関連する英訳表現についてもクラスで話題になりました。

短期間で英語力を上げたいという方におすすめです。ぜひみなさんのご受講をお待ちしています!

◆講座の詳細◆
開講日:7/25(火)19:00-21:00 (全10回)
受講料:71,000円(教材費・添削代・税込)
入学金:10,000円(税込)
詳細はこちら

【修了生・在校生限定】 メディカルライティング(紹介予定派遣) 求人情報

メディカルライティング(紹介予定派遣) 求人情報

【勤務形態】
紹介予定派遣

【仕事内容】
医薬翻訳 QC Checker
① 治験関連文書のQC Check業務: 80%
社内レビュー後文書のQC Check業務
誤訳、訳抜け、誤記等のテクニカルな検出

② 翻訳会社納品物の確認業務(英文和訳、和文英訳)・その他サポート業務: 20%
翻訳作業は翻訳会社に依頼、納品文書の確認業務
※社内顧客との調整含む

【時給】
・派遣就業時 1,800円/時~
・直接雇用後(契約社員) 時給制 年収340万円~

【勤務地】
各線品川駅徒歩2分

【出勤日、勤務時間】
・月~金 週5日
・9:00~17:30(休憩時間60分)

【必要な経験等】
・メディカル業界経験者 かつ TOEIC800点以上

【就業開始日】
・7/3(月)

お申込は、「お問合せ・資料請求」フォームより必要事項をご記入の上、
「お問合せ内容」にご希望のお仕事をご記入下さい。
追ってご連絡いたします。

★合格者にきく!トライアル合格への勉強方法とは?13★

translation_trial プロの翻訳者になるためには、避けて通れないのがトライアル合格。
各会社によって難易度も内容も異なってくるトライアルですが、いったい皆さんどうやって勉強をされてきたのでしょうか。

そんな疑問にお答えすべく、ILCの翻訳コースを修了されてトライアルに挑戦・見事合格された方々へ、
合格にあたっての勉強方法などをお聞きしました。

第12回目は、メディカル翻訳初級・上級コースを修了された方からです。

*メディカル翻訳初級・上級コース修了生 Kさん(女性)*

翻訳会社のトライアル受験に備えてどんな勉強をされましたか?


ビジネス一般については特に準備の勉強はしておりませんでした。
日常的に英語のビジネスメール等に触れる機会があるため、それらが勉強になったと思っております。

コースで学んだことや課題の添削などは、トライアル受験にておいてどのような点が活かされましたか?


メディカル翻訳コースだけでなく、一般ビジネスにおいても役立つ点がたくさんありましたので、活かされたと感じます。
具体的には、原文の内容を過不足なく、誰もが分かるように訳すことです。

トライアル受験にあたり、課題や授業の配布資料は役に立ちましたか。


色々なジャンルの課題を訳すことで、応用力が身についた様に感じます。
毎週の課題提出は、締め切りまでに翻訳を完了・提出する訓練にもなりました。
また、先生からのフィードバックにより、自分の訳文のクセを発見することが出来ました。

トライアル受験のさいに気を付けたことはございますか?


訳文を見ていただく前に失格とならない様、提出時の規定を守ることに細心の注意を払いました。

トライアルを受験されて、難しさや大変だと思う点がありましたら教えてください。


締め切りまでに日数があり、また、会社によって課題の量に差があるため、提出するまでのスケジュールを立てるのが困難でした。

これから翻訳の勉強を始めようという方に、メッセージまたはアドバイスをお願いします。


ファイルの圧縮など、PCの操作に思わぬ時間を取られる事もあったので、規定を良く読み、余裕をもって準備することを強くお勧めします。

Kさん、ご協力いただきましてありがとうございました!

■ILCの実務翻訳プログラムについてはこちら■
>>実務翻訳プログラム

■Kさんが受講されたメディィカル翻訳コースについてはこちら■
>>メディカル翻訳初級コース
>>メディカル翻訳初級コース

主任教師John先生によるミニレッスン:【第7回目】Among と betweenの違いについて

皆さんこんにちは。
ILC国際語学センターです。

John先生のミニレッスン、第7回目は「Among or between?」についてです。

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A common question students have is about the difference between the words among and between. In the previous sentence, the word between was used, and since there were only two words to be compared, we can conclude that the word between is used for two items of comparison. This is common. We use between when we want to express a more specific relation to things and have them considered as individual and usually equal entities.

What about three words? Should we not use between and use among for three words or items?
For example, let`s compare (1) "What is the difference between the words impeccable, immaculate, and ineffable?" and (2) "What is the difference among the words impeccable, immaculate, and ineffable?" The first sentence sounds natural even though we have a list of three words. In addition, the verb "is" indicates that there is only one difference. Between the three words, there should be three differences taken individually paired. The question should be "What are the differences between the three words, impeccable, immaculate, and ineffable, taken individually as two-word pairs?"

Using the word among also sounds good here: "What are the differences among the words impeccable, immaculate, and ineffable?" However, by definition, among is the best word to use when referring to things collectively and imprecisely: "... among the crowd of people." By specifying the actual words and the specific relationships as discrete entities of these 2-word pairs, the word between is probably best to use in the 3-word example.

Then, an example from an English language textbook was given: "I deal with problems of relations between staff." The word staff is a collective noun indicating a group, or the members of the group. Should not the word among be used? Well, now we see the way that these two words can be used almost interchangeably in many cases. Between is used in more general cases too, but not always.
Listen to the way native English speakers use these words, among and between, and follow your communicative instincts.

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※John先生が開発したグローバルリーダー向け英語プログラムは、様々なビジネスシチュエーションに特化した英語スキルに焦点をあて、論理性と説得力のある英語力を養成します。
詳細はこちらからお問い合わせください。

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担当教師

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John Mukts (ILC企業研修主任)

日本での英語教授歴20年以上、数々の企業にてビジネスパーソンやグローバルリーダー向け英語研修を担当。ILCの主任教師としてプレゼンテーション・ミーティングなどのビジネスに焦点をおいたGLLT(Global Leadership Language Training)コース開発やオリジナルテキスト開発に従事。

授業ルポ 「ビジネス文書和文英訳講座」 5回目:挨拶文・スピーチ原稿

皆さんこんにちは。
ILC国際語学センターです。

「ILCの教室では実際どんな授業が行われているのでしょうか?」、「授業や学校の雰囲気がどんな感じか気になる!」という声にお応えして、各翻訳コースの授業の様子をレポートしていきます!

今回は『ビジネス文書和文英訳講座』をご紹介します。

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「ビジネス文書和文英訳講座」は、挨拶文、スピーチ、プレスリリース、パワーポイント資料などを題材に、ビジネス文書の英訳の基本となるスキルを習得する講座です。

課題文の分量はA4用紙で1枚程度。
毎週火曜日に授業があり、受講生には、日曜日までに課題をメールでご提出いただきます。

 

第5回目の課題は、HPやパンフレットなどに掲載される企業社長の挨拶文でした。

 

課題の解説に入る前に、まずトニー先生から注意が促されました。
「ビジネス文書には、絶対に間違えてはいけないものがあります。会社名、人名、日付、金額などは何度もチェックしましょう。これは翻訳だけでなく、英文作成の場合も同様です。」

「また、今回の課題文の中には、”佐藤”という名前が入っていました。昔はsatohとhを入れるのが主流でしたが、現在はSatoとhを入れないのが一般的になっています」といった、固有名詞の表記法などについても言及されました。

続いてトニー先生は、「今回の課題文にはトリックが仕掛けてあります。原文に誤りがあるのに気づきましたか」と受講生に尋ねました。

課題文を注意深く読むと、確かに「2000年でおよそ30億トンであったものが、2015年度で60億トン」とあり、「年」と「年度」が混合して使われています。

「このように原文の単語が統一されていない原稿はよくあります。この場合は、『年度』のほうにfiscal yearを入れて区別すればよいでしょう。原文の間違い探しをするのも翻訳者の責任です。
数字などが合わないときは、発注元に確認するようにしましょう」と実務に臨む際の心がまえについても伝えていました。

 

トニー先生の授業は「生徒参加型」とするために、各受講生への課題の添削は講義当日には配布せず、授業の翌日にメールで返却します。
授業では、指名された受講生がホワイトボードに各々の訳文を書き、それを先生が講評・解説する形で進みます。

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『明らかに』という日本語原文に対し、数名の方が『certainly』や『obviously』を使っていましたが、いずれとも話し言葉で少し砕けた印象を感じます。この場合は『clearly』という表現がよいでしょう」

「『1958年の創業以来、弊社は…』という原文で、『創業』の英訳として『establishment』や『starting』を使われていました。『beginning』は少し弱い表現です。『establishment』は悪くはありませんが、ビジネス文書でよく使われるのは、『our founding』ですので覚えておくとよいでしょう」

「『59年にわたって』という原文に対して『59 long years』という表現を使った方がいました。この英訳のニュアンスは皆さんどのように感じますか。ぱっと見るといいような表現に見えますが、ネイティブから見ると『59年は長かった』というようなネガティブなニュアンスを受けます。この場合は、『over the past 59 years』などの訳が適切です」

「私もofを選びますが、この場合はfromでも可能ですね」

日本人の方が悩む冠詞や前置詞の使い方訳文の微妙なニュアンスの違い英語らしい自然な表現の仕方など、英語ネイティブ翻訳者ならではの要点を押さえた貴重なアドバイスが続きます。
受講生の方は自分の訳文と比べながら、先生の解説に熱心に耳を傾けていました。

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先生からの講評が終わった後に訳例を配布し、今度は課題の文語調の硬い挨拶文をスピーチ原稿に書き換えるというアクティビティーをおこないました。

「このような作業は実は一番大変です。クライアントの中には、英語が得意でない方も多くいらっしゃいます。
スピーチ原稿は、発音しづらい単語や難しい表現をいかにやさしい話し言葉に書き換えるか。これが重点になります。」

トニー先生が実践している英訳プロセスの説明も加えながら、ブレーンストーミングを取り入れた学習になっており、とても印象深い内容になりました。
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受講生の方の感想を一部ご紹介します。

・ビジネス文書はなるべく簡潔な英文であらわすことや、カジュアルさの度合いを意識して文章を作るなどの原則を説明していただけたことが、とても役立ちました。

・先生からの説明をただ聞くという形ではなく、生徒の訳を直しながら解説し、さらに訳例を最後にいただけるという形だったので、英訳の際にどこで引っかかりがちかという自分の傾向がわかりました

・様々なビジネスシーンで使える表現方法、kindやvery muchなど原文にない語を加えるワンランク上の英訳方法口語と文語の英語表現の違いなど、3か月とは思えないほど多くの事を学べました。とても充実した講座です。

・クラスの雰囲気全体も和やかで、自分の失敗をおそれずに参加しやすい空気だったことがありがたかったです。とくに第10回のパワーポイント課題は、受講生それぞれの特徴も面白く、発表形式だったことが非常に有意義でした。

・トニー先生が授業中にも添削の中でも、「いいですね」とコメントして下さったり、次に活かせるようなアドバイスを下さったことがモチベーションにつながりました。

 

★講座情報★
トニー先生が担当する「ビジネス文書和文英訳講座」は、今回ご紹介したように、議事録やビジネスレター、パワーポイントなどの各種ビジネス文書を題材に、和文英訳のノウハウを伝授します。
授業はすべて日本語で解説しますので、翻訳を始めて学習する方でもご受講いただけます。
ぜひご受講をお待ちしております!

講座の詳細はこちら>>
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「文系のためのバイオ医薬系特許/論文翻訳入門シリーズ」 3 【気になるバイオ医薬特許用語】antidote, antitoxin

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文系のためのバイオ医薬系特許/論文翻訳入門(3)「【気になるバイオ医薬特許用語】antidote, antitoxin」

解毒薬(解毒剤)のことを “antidote” と言います。
antidote”に似た表現として、“antitoxin”  があります。

antidote(解毒薬)は、毒物に作用して毒物の毒性作用を中和する薬物です。
アンモニアなどの化学物質のみならず、ミルクや活性炭までもが該当します。

一方、antitoxin(抗毒素)は、抗体です。岩波生物学辞典によれば、
「特定の毒素またはそれを不活化したもの(トキソイド)を抗原としてウマなどの動物を免疫して作らせた通常は毒素を中和する能力のある抗体」です。

“antidote” を語源から解説された文章を紹介します。

『「与える」の doは人間の病気についても活躍します。例えば人間の体の中に毒物が入って細胞を殺してしまうと人間は最終的には死んでしまいます。
この毒物にanti-(反対して)抵抗力を「与える」のがantidote (解毒剤)です。antidoteも与える量によっては単なる「毒」にもなってしまいます。

まずどの位の量の薬を与えるか注意が必要です。そこでdose (服用量)が薬などを「与える適量」を表して使われます。』
(引用: asahi.com 【語源で探る英単語】 http://www.asahi.com/english/weekly/0311/05.html)

解毒剤に関係した特許を調べていたところ、「うっかりミス」して翻訳されたものを発見しました。
特定の分野に精通した翻訳者は、一字一句丁寧に確認しないで、うっかりミスします。
チェッカーや技術者までもが数値や抜けのミスには慎重であっても「翻訳者のうっかりミス」に気がつかない場合があります。
”antidote” (解毒薬) と “antibody” (抗体) 、視覚的に英単語を間違えて捕らえてしまう場合があるようです。
その例を紹介します。

米国出願されたものを翻訳して日本で出願された特許出願公開第2017-043632号(http://patent.conceptsengine.com/p/2017043632)です。

発明の名称では、「抗体」となっていますが、要約書では、「解毒剤に関する」となっています。
気になるので米国出願されたものを調べてみます。

調べ方は、日本国出願されたものに記載されている「優先権主張番号60/976,343」と「優先主張国 米国」から、
Google検索で、「US 60/976,343 patent 」で検索すればヒットします。(https://www.google.ch/patents/US9023796)

タイトルは、”Antidotes for factor XA inhibitors and methods of using the same” となっています。
“Antidotes” を “Anibodies” と読んでしまったのでしょう。

「発明の名称」や「従来技術」での「うっかりミス」は取り返しがつきますが、権利範囲を特定する「特許請求の範囲」の「うっかりミス」は致命傷になります。
“antib—“ や“antid— “で始まる単語、きちんと最後まで読んで意味を確認しましょうね。

antibacterial  抗菌性
antibilious     抗胆汁症の
antibiotic      抗生物質
antidepressant   抗鬱薬
antidiabetic       抗糖尿病薬
antidiuresis        抗利尿

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★講座情報★
染谷先生が担当する「特許翻訳(バイオ・医薬)コース」では、ブログの中にも紹介したように、バイオ・医薬分野の実験方法の解説も行います。
バイオ・医薬分野の学習を初めてされる方でもご受講いただけます。
ぜひご受講をお待ちしております!

特許翻訳(バイオ・医薬)コースの詳細はこちら

証券金融翻訳コース ワークショップ形式の課題についてのご紹介

皆さん、こんにちは。
ILC国際語学センターです。

証券金融翻訳コースは、課題の提出方法が2通りあります。

1つ目は各受講生が先生に課題を提出していただきます。
2つ目はワークショップ形式として、1つの課題を受講生の皆さんで取り組んでいただきます

このグループワークが本コースの特徴の1つですが、実際どのようにグループワークが行われているのかイメージが沸かない方もいらっしゃると思います。
そこで、今回はグループワークの流れを簡単にご紹介させていただきます。

グループワークの大まかな流れは以下の通りになります。
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1)先生から課題配布(1週間前の月曜日)&リーダーによる分担指示
先生が課題を配布するさいに、受講生の1人をリーダーとして指名します。
このリーダーの方にはスケジュール管理訳語の統一受講生皆さんの訳文をまとめるという作業を行っていただきます。
リーダーは持ち回り制になりますので、全員の受講生さんが少なくとも1~2回はリーダーをご担当いただきます。

2)各自下訳を提出し同報メールで全員に送付&メールでグループ・ディスカッション(作業時間:3~4日間)
リーダーからの指示に従い、皆さんには下訳を提出してもらいます。
下訳を提出するさいは宛先:受講生全員、CC:菅原先生とILCを入れてもらい、提出していただきます。
ここで疑問点、不明点をお互いに議論してもらいます。

3)初稿提出(翌火曜日)
リーダーによる責任編集を経て、先生に初稿の訳文を提出してもらいます。

4)授業(木曜日) 
下訳や皆さんのディスカッションのやりとりを踏まえ、先生から講評・解説を行います。

5)最終稿提出(日曜日)
授業でのフィードバックを踏まえて、皆さんに訳文の修正をディスカッションしてもらい、最終稿を先生に提出していただきます。
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もう少しイメージが湧くように、
実際のディスカッションの様子のサンプルをご紹介いたします。

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例)リーダーである受講生Aさんからの最初のご連絡
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To:受講生の皆さんのメールアドレス
CC:菅原先生、ILC

皆様
CC:菅原先生、ILC

お疲れさまです。今回のリーダーを務めるAです。
まだあまり慣れてないので、至らないところがあると思いますが、宜しくお願いいたします。

まず、共通する事項を以下の通り確認しておきたいと思います。
①文体は「である」調で(新聞の論説のイメージ)
②文字のフォントはMS明朝体(10.5)で、英文字の場合Century(10.5)
③句読点は英語表記の場合も含めて、「、」「。」を使用する。
④かっこ「( 」、「 )」は全角を使用する。
➄副詞(「何故」、「専ら」など)、接続詞(「但し」、「従って」など)、
連体詞(「或る」、「斯かる」など)の類いは原則として「ひらがな」表記(ただし、例外もあるかもしれません。)

今回の担当
P1の1~10行目 受講生Bさん
P1の11~20行目 受講生Cさん
P1の21~20行目 受講生Dさん
P1の21~30行目 受講生Eさん
P1の31~36、P2の1~5行目 受講生Fさん

万一、以上の理解で間違っている場合は、ご指摘頂ければ幸甚です。
その他、上記以外で見落としている項目があれば、教えて頂けると助かります。

スケジュールはご都合にあわせて柔軟に変更致しますので、
いつでもご連絡ください。

リーダー Aさん

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例)下訳提出時のやりとり
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To:受講生の皆さんのメールアドレス
CC:菅原先生、ILC

皆様

お疲れ様です、Bです。
私の担当訳をお送りします。

【疑問点】
私が担当したこちらの文章の構造がわかりにくく、訳文がヘンなことになっています。
お知恵を拝借できればと思います。

(原文)
In some cases, policy measures are made up on the fly and without the help of a master plan that imposes the internal consistency needed in such a radical shift in policy regimes.

(下訳)
ある事例においては、政府施策は早急にまとまり、内部調整を必要とする基本計画の助けなしに政策圏内で急激な変化がおこなわれる。

主語policy measures に対する動詞がare made upとare neededの2つと考えたため、
without~consistencyの部分がヘンな日本語のまま浮遊している感じです。
動詞のとらえ方が間違っているのかもしれません。

よろしくお願いします。

受講生Bさん

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例)Bさんの質問に対してDさんからの回答
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To:受講生の皆さんのメールアドレス
CC:菅原先生、ILC

Bさん
お疲れさまです。

たしかに、長くて訳しにくい文章ですね。

全体としての意味は「政策手段が大慌てで、~を欠いたまま作られている」という構造だと思います。
つまり、policy measures(主語)の動詞はare made upだけで、
on the flyとwithout the help of~がこれを修飾していると考えてはいかがでしょうか。

この場合、~以下の部分が長いため、Bさんのようにon the flyの部分を先に訳すのもアリだと思います。
実は、私もそうしました。しかし、「政府施策は早急にまとまり」と自動詞的に訳されているので、少し意味が取りにくくなってしまったのではないでしょうか。
そこで、あえて直訳して「早急にまとめられている」とそのまま他動詞の受身的に訳した方が、全体の意味がつかみやすいのではないかと思われます。

後半のwithout~の部分ですが、needed以下の語はthe internal consistency(国内における整合性)を修飾していると理解すれば、全体の意味が取れるのではないでしょうか。

宜しくお願いいたします。

受講生Dさん

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このようなかたちでディスカッションを行っていきます。
CCに先生も入っていますので、ディスカッションのやりとりにおいても、先生からヒントやアドバイスをお伝えしています。

グループワークを行う理由

このグループワークを行う理由は、「商品としての翻訳」になります。
自分1人では知りえなかったウェブサイトや参考文献などお互いに知の共有を図ることができます。
また、同じクラスの方から自分の訳文についての指摘を受けることができ、
自分の文章を客観的に見直す良い機会となります。

ぜひ4月からの証券金融翻訳コースのご受講をお待ちしております!

証券金融翻訳コース

証券金融翻訳コース担当講師が教えるワンポイント金融翻訳レッスン2

証券金融翻訳コース担当講師が教えるワンポイント金融翻訳レッスン2


証券金融翻訳コースを担当している、菅原栄先生によるワンポイント翻訳レッスン第2弾になります。
今回はもう少し長文に挑戦してみましょう。
1回目はこちらからご覧いただけます。

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【課題2】


Dell: Share Gain Story Intact

■ Dell Meeting Focuses on Share Gains
We just met with Dell management. Talks focused on growth opportunities outside the US. We believe Dell can gain more shares this year, as it is only in the early stages of receiving benefits from disruptions at competitors.

■ Expecting Solid Overseas Growth Again
We believe Dell can continue to benefit from share gains in overseas markets and our model assumes 20% revenue growth in both Europe and Asia-Pacific in 2Q06.
It seems that Dell's model is scaling well in these regions.

■ Valuation: Target $43
Our target price of $43 is based on 20x our FY07 EPS estimate excluding interest income and adding back cash.



実際に翻訳してみましょう。



【ありがちな訳】クリックすると訳文が表示されます。
デル: シェア獲得への強固なシナリオ
■ シェア獲得に着目した会談
デル社経営幹部陣との会談を実施した。内容としては、アメリカ以外の市場での成長を中心に話し合った。我々は、デル社が本年さらなるシェアを獲得できると考えているが、競合他社の不利な状況からデル社が享受できる恩恵は未だ初期段階でしかない。

■ 海外市場における再び堅調な成長の期待
デル社は海外市場においてシェア獲得による利益を出し続けるだろう、また2006年第2四半期では欧州とアジア太平洋両方で20%の収益成長モデルを描いている。デル社のモデルが、これらの地域において非常によく機能していることを示している。

■ 評価額: 目標株価 43ドル
当社のデル社の目標株価43ドルは、2007年度1株当たり利益(EPS)予想に20を乗じて、金利収入を除き、キャッシュを組み入れている。



解説


あまりにも謹厳実直、翻訳調の文章では、だれも最後まで読んでくれず、訳文はその目的を達することができません。正しく理解できたからといって、いつも適切に表現できるとは限りません。求められているのは、メッセージがすっと頭に入ってくるような、読み手重視の文章です。かといって、ことおカネに関するものですので、安易に意訳してしまうと、誤訳が大きなトラブルにつながりかねません。また、万一の場合には、昨今の不祥事にみられるように、法令が厳しく適用されますので、要注意です。


今回は、証券会社による企業調査レポートの表紙部分を想定した課題です。有名銘柄ともなれば、数十社ものアナリストがフォローしており、レポートはひっきりなしに刊行されます。そのなかで、投資家の手に取ってもらうための競争は激烈です。この戦いの最前線となるのが、レポートの顔ともいうべき表紙なのです。いかに要点を簡潔かつ明確に伝えるか、他社との見解の違いを強調するか、知恵を絞る筆者の気持ちになって訳文を磨きあげることが求められます。事実およびその一般的な解釈と筆者の意見をどれだけ鮮やかに対比するかが、訳者の腕の見せどころです。


まず見出しの部分、社名Dellに続く、Share Gain Story Intactは見出し独特の表現で、Share gain story (is) intactの略です。そのあとに続く文でWe believe Dell can gain more shares this yearとあるように、市場シェアを拡大するだろうという意見(story)に変化はない(intact)ということで、強気を保つアナリストのマニフェストです。ここを「強固なシナリオ」としてしまったのでは、そうした姿勢があいまいになってしまいます。


次に、We believeという表現です。調査レポートはアナリストの個人的な意見ではなく、その属する(証券)会社の見解を示すものですから、「我々」ではなく「当社」、「思う」のではなく「見る」「見解である」などとしなくてはいけません。また、reciving benefits from disruptions at competitorsを「競合他社の不利な状況からデル社が享受できる恩恵」とするのは、腑に落ちません。Competitors are disrupted and Dell is benefiting from itと展開して考えたいところです。


さらに、(We) are modeling revenue growth of 20%とDell's model is scaling wellにおける「モデル」の意味の違いが重要です。前者は筆者からみた当社の(収益予想)モデルであるのに対し、後者はデルの(ビジネス)モデルです。その違いを明確にしなければ、文意が誤解される恐れがあります。特に、スケール・メリットを活かしたパソコン直販で大成功したデル・モデルの特徴は、ひとつの時代を画したものであり、知っておきたいところです。こうした知識は一朝一夕では身につきませんから、常にアンテナを立てて、世の中の動きに注意を払いましょう。


最後に、アナリストにとってもっとも重要な見解である目標株価が示されています。ここは株価の水準ばかりでなく、その算出根拠までを読者に理解してもらわなくてはなりませんが、上記「ありがちな訳」の訳文では、計算式があいまいで、再現可能性に欠けています。



【訳例】クリックすると訳文が表示されます。
デル: 市場シェア拡大見通しは変更なし

■ デル経営陣との面談は市場シェア拡大が話題の中心
当社ではデル経営陣と面談、話題は米国外での成長機会が中心だった。競合他社の経営問題がデルに有利に働き始めており、
本年はさらなる市場シェアの拡大が可能と見る。

■ 第2四半期も海外市場シェア拡大を予想
当社ではデルの海外市場シェアは拡大、業績に好影響が続くと予想する。
当社収益モデルでは、2006年度第2四半期につき、欧州、アジア太平洋の両地域においてそれぞれ20%の売上増を想定している。
規模の経済による効果の大きい直販モデルをもとに、デルは同地域で売上、利益ともに順調に伸ばしている。

■ 株価評価: 目標株価43米ドル
当社の目標株価43米ドルは金利収入を除いた2007年1月期予想1株あたり純利益(EPS)を20倍したものに、1株当たりの正味現金を加えたものである。



実務翻訳というと、各分野の専門性から、ついつい個別の用語や知識に気を取られがちですが、顧客の業務、さらにはさらにその先にある社会に直結した金融文書の場合、翻訳を「商品」としてとらえ、「分かりやすさ」という付加価値を創造していくことも、とても重要なポイントだということがご理解いただけたでしょうか。

そして、そのために必要になるのは、知識や経験ばかりではなく、原文のニュアンスを読み洩らさない注意力、読者のハートをつかもうとする熱意でもあるのです。

翻訳の仕事は、顧客があってはじめて存在するものです。これから翻訳家を目指そうという方には、ご自分の訳文を読んでくださる顧客を常にイメージして、その満足度(customer satisfaction)を高める努力を怠らないようにすれば、おのずと道は開けるでしょう。

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