What's new  ILC国際語学センター東京

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3/17(日)オープンデーを開催しました。

3/17(日)オープンデーを開催いたしました。お休みのところご参加いただいた皆様有り難うございました!

国際競争に負けないためのプレゼンを行うためには 

講師:ILC翻訳コース担当 菅原 栄 & ILC企業研修主任 John Mukts

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★参加者の声★
・プレゼンの概要を掴むことができてよかった。
・初めて聞くideaがいくつかあり、それに触れることができてよかったです。

メディカル翻訳にチャレンジ ~炎症のメカニズムを知る!~ 

担当講師:メディカル翻訳初級・上級コース 吉田 和男

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★参加者の声★
・参考となる教材などの紹介があって、ためになりました。
・Youtubeの映像を見せていただいた点や、初心者におすすめの本やテレビ番組を紹介いただいたのが良かったです。
・メディカル翻訳を学ぶ上で自分に欠けている知識が分かりました。今後の勉強の上で、役に立つと思いました。

) 海外出張、これだけは覚えておきたい!病院での英語表現!

講師:医療英語コミュニケーションコース担当  岡島 詩織

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★参加者の声★
・日本とアメリカの病院の違いが分かってよかった。
・日本語でも痛みの表現がいろいろあるように、英語での表現の仕方があることを知れてよかった。
・分かりやすい英語で専門用語など勉強になりました。・楽しく参加させていただきました。

3/10(日)翻訳スペシャルデー 第一部パネルディスカッションパネルディスカッション~翻訳会社が求める翻訳者になるには~開催報告

ILCでは、3月10日(日)に翻訳スペシャルDayを開催いたしました。

第一部のパネルディスカッションでは、翻訳会社実務者の方によるパネルディスカッションを開催いたしました。
大手翻訳会社である株式会社翻訳センターの田嶌様、ドリームボックス社 代表取締役 飯野様、また製薬会社で長年翻訳をされ、著書に『医薬品開発-承認申請-市販後業務のための 知っておきたい英単語・英語表現』、『医薬品開発部員のための和英/英和・翻訳辞典』を持つ内田たけみ様にパネラーとしてご参加いただきました。



セミナーでは、下記のようなトピックスをお話いただきました。

(1)翻訳業界の現状や需要
(2)翻訳会社・クライアントの方が求める理想的な翻訳者像
(英語レベルや求められる専門知識など)
(3)トライアルに合格する人としない人の境界線
(4)こんな翻訳者なら継続してお願いしたい
(5)翻訳者を目指す皆様へ一言

セミナーの中では、内田様による実際に治験翻訳のさいに使用できる医薬関連のウェブサイトや辞書、参考図書などのご紹介もいただけました。

セミナーのなかからいくつか抜粋してここでご紹介いたします。

近年の翻訳業界の現状や需要に何か変更はありましたか?


飯野様):経験からすると、例えばリーマンショックの様な事が起こって、金融業界の翻訳需要は長期的に見ると減ったのでしょうが、何か変化の直後には一時的に需要が増えるというのが産業翻訳の特色であり興味深い点です。
ある業界が不況で各企業とも緊縮財政に移行し、リストラが国内外資系企業に及ぶと、社員一人の負担が増える結果、翻訳外注が増えるということにも繋がるのです。そのさい、翻訳者を中に置くか外注するかという選択に迷う企業も多く、その時々で方針が変わるケースが見られます。そういった中で派遣翻訳者が増える傾向にあるのではないでしょうか。また、M&Aなどの影響により勝ち組企業の集中化が起きると市場的には厳しくなる要因になると思います。
また、医薬品業界の場合には国の規制や海外とのハーモナイゼーションの変化にも影響されます。

Q2.翻訳会社から見て、理想的な翻訳者像はありますか?


内田様):
製薬会社に勤めていたとき、和文英訳を外注したところ、とんでもない翻訳が納品されたんですね。翻訳会社の方に問い合わせたところ、翻訳者の方は、じつは長年日本にいるアメリカ人の方が翻訳したと言われたんですね。でもその方はメディカルの知識はまったくなかったんです。たとえ英語ネイティブの方が翻訳したといっても、ただ文字面だけを訳した文章になってしまいます。GCP、GLP、コモン・テクニカル・ドキュメントなどといった業界の知識を知っていない人が翻訳するよりも、業界の知識をもった日本人が翻訳したまあまあの訳文の方がよっぽどいいんですね。英語がいかにできているかというよりも、内容がしっかりバックグラウンドに基づいて翻訳されているかということが大切だと思います。ただすぐにバックグラウンドができるわけではありません。翻訳しながら、色々な資料を参考にしながら、経験を積んでいくということが必要になります。


Q3.翻訳者を目指している方へ一言お願いします。


田嶌様):
日本の翻訳需要ですが、機械翻訳やツールの導入で需要が減っているのでは、と心配されている方もいるかもしれませんが、日本国内だけで200億規模のまだ翻訳需要があると言われています。ですので、安心して翻訳者を目指してもらいたいなと思います。ここ数年、不景気にも関わらず翻訳業界自体はずっと伸び続けています。この傾向はまだ続くと思っていますので、ぜひ前向きに翻訳者になっていただけたらと思います。

飯野様):
翻訳者って大変な仕事だと思います。皆さんには、常に学ぶ姿勢、謙虚な姿勢を持ち続けて欲しいという事と、いろいろな本を読み、いろいろな文体、表現に触れて欲しいなと思います。
今、私の会社でよくお願いしている方のお一人は、翻訳という仕事を始められて3年で優秀な訳者へと成長されました。もちろん医薬関連のバックグラウンドはあるに越したことはありませんが、バックグラウンドがない方でも自分の勉強でカバーしている方はたくさんいらっしゃいます。大学が語学と関係ない学部を出た方でも、非常に優秀な方がいますので、一概にバックグラウンドがないといけないという訳ではありません。ぜひ頑張って稼げる翻訳者さんになってもらいたいと思います。

内田様):
バックグラウンドは、「もともとあるもの」というよりは、積み上げていって欲しいと思います。翻訳の経験をしながら、積み上げて積み重ねて豊かにしていって、それを応用にして翻訳につかっていただけたらと思います。経験を積み重ねていき、知識を豊富に持つことにつきると思います。その一助として、自分で「辞書」を作ることをお勧めします。また、あっちこっちにいくのではなく、「この専門にいこうかな」とある程度絞って、そこの専門性を高めていったほうが、いい翻訳者になれるんじゃないかなと思います。

★参加者の方の感想★
・翻訳会社の方のお話を直接伺う機会が得られ、大変良かったです。
トライアルの注意事項などお聞きでき、とても勉強になりました。
・トライアルを受ける前に、ぜひ聞いておくセミナーだと思った。
今日のお話を踏まえ、トライアルに挑戦していきたい。
・医薬品などの情報をたくさんいただくことができて、大満足です。ありがとうございました。
・内田様の役立つネット・刊行物リストは早速参照できる情報です!今日参加することができて本当に良かったです。

3/10(日)翻訳スペシャルデー 第一部パネルディスカッション~私はこうしてプロの翻訳者になった~開催報告

ILCでは、3月10日(日)に翻訳スペシャルDayを開催いたしました。
第二部のパネルディスカッションでは、ILC卒業生によるパネルディスカッションを開催いたしました。


パネラー:
Sさん(女性)…文系出身、ILCでは治験翻訳コース修了後、翻訳者としてデビュー。現在お2人のお子さんの育児と両立して治験翻訳をしている。

東さん(男性)…メーカーを定年退職後、ILCでは特許日英翻訳コース修了後、翻訳者としてデビュー。現在は特許日英翻訳者として活躍。



セミナーのなかからいくつか抜粋してここでご紹介いたします。

翻訳者を志した理由と、その分野を選んだ理由はありますか。


・Sさん…もともと英語が好きで、英語を使う仕事をしたいと思っていました。時間に縛られる会社の仕事がもともとあまり好きではなかったけれど、出産を経てさらにその思いが強くなり、育児と両立できる翻訳の仕事をしたいと強く考えるようになりました。分野は今後需要あり、伸びそうな分野だったからです。

・東さん…大手の電気通信会社の技術職を定年退職後、ILCの翻訳コースを受けて、特許翻訳の仕事をしています。もともと翻訳に昔から興味があったので、翻訳者を目指しました。

その分野の専門知識やバックグラウンドはありましたか?


・Sさん…専門知識やバックグラウンドは全くありませんでした。翻訳の勉強を始めてから、医薬の知識を身につけていきました。

・東さん…大学で電気工学を学んだことと、電気通信会社にいたのである程度電気・通信に関しての知識はありました。翻訳の仕事を続けていくうちに、他の分野も広がっていきましたね。ITや機械、自動車、専門外だった化学なども今はやっています。

トライアルを受ける際、準備や気を付けたことはありますか?


・東さん…気を付けたことは、トライアルを受けるさいどうゆう対応をとるかということですね。重要なのは翻訳会社の担当者から「この人は未熟だけれど伸びる、期待できる」という印象をもってもらえるようにすることだと思います。誰しも最初は新人なので、誠実で丁寧な回答をこころがけることが必要だと思います。

翻訳会社とのコミュニケーションで気を付けていることは?


・Sさん…すぐに返事することですね。翻訳会社さんからは、結構急ぎで依頼がくることがあるので、こちらの返事が遅いか私が翻訳できない場合、すぐ次の翻訳者さんを探さないといけなくなるんですね。できる場合もできない場合も、すぐ返事をするように心がけています。
もう1つは、自分の働く時間が限られているので、いただいた納期では厳しい場合が結構あります。ただそういう時でもただ単に「できない」というのではなく、「いつ頃までならできます」とお伝えして、こちらがやる気があるということをアピールしています。そうすると意外と翻訳会社の方で納期調整をしてくださる場合もあります。とくに私は新人なので、やる気があるというところを見せるようにしています。

これから翻訳者を目指す方へ一言お願いします。


・Sさん…勉強を初めて1年は、「ちゃんと翻訳者になれるのか」「仕事は来るのか」「どうやって勉強したらいいのか」など、不安とあせりで一杯でした。今はそれほどの不安は消えましたが、逆に忙しくなり勉強の時間を取るのが難しくなってきています。最初の頃は勉強やPCスキル向上のいい機会だととらえ、いずれ知識を活かす日が来ると信じて、地道に勉強してください。

・東さん…翻訳者に必要なことは常に向上心をもつことですね。自分が翻訳の仕事を楽しめなければ、仕事は続きません。ぜひ頑張って勉強してもらって、翻訳者さんになってもらえたらと思います。

★参加者の声★
・翻訳者として活躍されている卒業生の方がどのような過程を経てプロになったかについて伺うことができ、大変参考になりました。
・翻訳者の生の声を聞くことができとてもよかったです。
・翻訳者には日々の勉強が必要なんだなと感じました。

実務英文ビジネスライティング(上級編)1日目を開催しました

3月10日(日)、ILCの主任教師John Muktsによる実務英文ビジネスライティング(上級編)1日目が開催されました。昨年の12月に開催されたライティング講座の第二弾です。受講生の皆様には、講座に先立ち事前課題として文中から文法の間違いやスペルミス等を探すWarm-Up Questionに取り組んで頂きました。そしていよいよ第1日目のビジネスライティング講座が始まりました。まず、午前中はライティングの基本構造から学んでいきました。

まず最初に
・なぜ文章を書くのか?
・誰に対して文書を書くのか?
・何を書くのか?

これらの事柄を考えてから文章を書かなければいけません。これは英語のみならず、日本語で文章を書くときにも同じことが言えます。当たり前のことですが、ついついおろそかにしてしまいがちです。そして英語ビジネスライティングで重要なことの一つに、“Punctuation”すなわち句読点の打ち方があります。これは日本人が苦手としている事柄の一つですがとても重要な事です。句読点の打ち方にはルールがあり、そのルールに則って文書作成する必要があるということを教わりました。また、日本人が最も間違える“Salutation”。簡単な事ですが実はメールやレターを書く際に必要であり、第一印象を良くするためにも必要です。どれだけ親しい仲なのか、Formal、Casualそれぞれの状況によってもSalutationは変わってきます。また、ビジネスライティングでは、常に“Try to write accurately!” すなわち正確に書くことを心がけないといけません。Eメールであれ、レターであれ、書いた文章は後に残るものですから、正確である必要があります。そのうえで、“Punctuation” 句読点の打ち方、“Salutation”も重要なポイントの一つです。





午後からは実際にライティングの演習に入って行きました。実際に書く作業を行う事でライティング力が高まります。
依頼、苦情、謝罪など様々な目的のEメールを作成演習を行いました。その際の重要なこととして、“Following the rule ”、すなわちそれぞれの状況にあったテンプレートを使用することにより文章の組み立て方がスムーズになります。



休憩をはさみながらの5時間の1日目の講座でした。はじめは長いと思われましたが、実際はあっという間に過ぎていきました。受講生の皆さまお疲れさまでした。

2日目のロジカルライティング講座は2週間後の3/24(日)に開催されます。

英文ビジネスライティング2日間集中講座を開催致しました。

英文ビジネスライティング2日間集中講座を開催致しました。

12月15日(土)・16日(日)の両日、ILCの主任教師John Muktsによる合計10時間にわたるライティング講座が開催されました。受講生の皆様には、講座に先立ち事前課題として文中から文法の間違いやスペルミス等を探すWarm-Up Questionに取り組んで頂きました。そしていよいよ第1日目のビジネスライティング講座が始まりました。まず、午前中はライティングの基本構造から学んでいきました。

まず最初に
・なぜ文章を書くのか?
・誰に対して文書を書くのか?
・何を書くのか?

これらの事柄を考えてから文章を書かなければいけません。これは英語のみならず、日本語で文章を書くときにも同じことが言えます。当たり前のことですが、ついついおろそかにしてしまいがちです。そして英語ビジネスライティングで重要なことの一つに、“Punctuation”すなわち句読点の打ち方があります。これは日本人が苦手としている事柄の一つですがとても重要な事です。句読点の打ち方にはルールがあり、そのルールに則って文書作成する必要があるということを教わりました。また、ビジネスライティングでは、常に“Try to write accurately!” すなわち正確に書くことを心がけないといけません。Eメールであれ、レターであれ、書いた文章は後に残るものですから、正確である必要があります。そのうえで、“Punctuation” 句読点の打ち方も重要なポイントの一つです。




午後からは、午前中に学習した内容を踏まえて演習を行っていきました。
まずは、問題のある文章例を見ながら、どこが良くないのか、どこを直せばよいのかをディスカッションを行いました。その後、更に模範例を用い目的に適した書き方を確認した上で演習を行っていきました。そして、依頼、苦情、謝罪など様々な目的のEメールを作成演習を行いました。その際の重要なこととして、“Following the rule ”、すなわちそれぞれの状況にあったテンプレートを使用することにより文章の組み立て方がスムーズになることを学びました。

 


2日目はいよいよロジカルライティングです。1日目のビジネスライティングは主にE-mailについてでしたが、ロジカルライティングは更に長い英文を作成する際に必要になってきます。単に定型化されたテンプレートを使用するライティングのスキルとは違った、「論理的な作成スキル」を習得していきました。まずは、「ロジカル(論理的)」とはどういうことなのかから考えていきました。それは、“need to develop the idea” 、すなわち自分の意見を発展させ、意見を裏付ける論証が必要であるということです。そしてこのロジカルに考えることを踏まえた上で、文章作成にかかりました。ここでも重要なことは、文章の構成です。最初に“opinion”“main idea” そして次にそれを裏付ける“reason”“supporting material ”が続くように書いていきます。これが論理的な文章の組み立て方です。ここでも“Japanese rice is the best rice in the world”というトピックについて自身の意見を述べる演習を交えながら講座は進んで行きました。
2日間という短い期間ではありましたが受講生の皆様には、一般的なビジネスライティングとロジカルライティングの両方が学べる中身の濃い授業を受けていただけたのではないかと思います。最後に本講座を受講頂きました方々の感想を一部ご紹介させていただきます。

・日常業務を行ううえで役立つ内容だった
・論理的な組み立て方が非常に役立った
・どこにポイントをおいて文章を組み立てるかがわかったので、文章を読む上でも役立つと感じた
・ネイティヴの文章を理解するうえでも大変役立った
・とても良い授業だった
・先生がとても丁寧に教えてくれてとてもためになった

ご受講いただきました皆様、ありがとうございました。

医療通訳・翻訳スペシャルDayを開催いたしました!

10月6日(土)にILC東京校移転後初めてのイベントである医療通訳・翻訳スペシャルDayを開催いたしました。医療翻訳・通訳の分野に興味をもたれているたくさんの方々にお集まりいただきました。


第1部ではメディカル翻訳コースご担当のお二人の先生によるデモレッスンが行われました。第2部では、IPEC主催の医療通訳セミナーを開催いたしました。最初にIPEC理事である小児外科指導医の連利博先生によって、医療通訳の現状、倫理規定、今後の展望などについてお話しいただきました。その後IPEC医療英語コース講師のMargaret Raye RNを加え、消化器系の問題を抱える米国人患者と日本人医師との会話を行い。その二人の会話を通訳するという形で希望者による通訳模擬体験を行いました。英語がご堪能な参加者の方であっても医学用語になると戸惑う場面が見られ、改めて医療通訳における専門知識の重要性に気づかされた模擬体験でした。


その後、Margaret先生による医療英語のミニレッスンが行われ、過敏性腸症候群についてのレクチャー、医学用語の説明、ダイアローグを使ったペアワークを行いました。


医療通訳という分野に関しての皆様の関心の高さを改めて印象付けるセミナーとなりました。最後にセミナーにご参加いただきました皆様の感想を一部ご紹介させていただきます。

・医療通訳や医療英語について知ることができた。
・ドクターと患者さんのコミュニケーションを正しく伝えることが大切だとわかった。
・医学用語はネイティブと話すチャンスがなければ発音を聞ける機会があまりないのでい い機会になった。
・模擬体験を見ながら実際の現場がイメージでき、具体的にどのような用語が必要なのか少しわかった。
・英語の授業にも多少戸惑いましたが、医療知識や英語に触れる機会が少ないので、貴重な時間を過ごすことができました。

本日ご参加くださった皆様、また通訳模擬体験に参加していただきました皆様にこの場をお借りいたしまして、改めて御礼申し上げます。

翻訳スペシャルデー開催いたしました!

ILC東京校では、9月9日(日)翻訳スペシャルデーを開催し、第1部では、弁理士であり特許翻訳者として活躍されている奥田百子氏を講師にお招きし、「弁理士・特許翻訳者が語る~求められる特許翻訳者になるには~」という表題で講演をして頂きました。



講演では、最初に奥田氏が弁理士・特許翻訳者としてのキャリアを歩むに至った経緯をお話しいただきました。大学での弁理士という職業との出会いから、国際特許事務所でコレポンの必要性から学校に通いドイツ語を習得されたこと、資格専門学校での講座や企業研修のテキスト作成が文章力向上につながったこと、特許翻訳との出会い、電気の専門学校に2年通い、IT、通信、画像処理などを専門とされていることなど様々なことをお聞かせいただきました。奥田氏のこれまでの様々なご経験、また未知の分野の学習に対する意欲的な姿勢が、弁理士として、また特許翻訳者として幅広いご活躍をされている理由であるという印象を強く受けました。



次に、「よく使う表現Best 10」として、特許翻訳で頻出する英語の10の表現を、それを日本語にする際のコツ・注意点を交えてご紹介いただきました。例えば高校英語でおなじみの“~so that…”「…するように~する」が意外に技術翻訳で使われており、その際は結果を表すように「…である。その結果~である」と和訳されることが多いこと、特許の性質上、権利の範囲を狭めないため“desirably,” “preferably”など「好ましい」に該当する表現やmay「~してもよい」が多用されるなど、一般的な文章中にも見られる表現を、特許翻訳者ならではの視点で解説していただきました。




続いて、特許申請の一連の流れを対応する英語表現を交えてご説明いただきました。その後2011年9月に改正された米国特許法に関して、公表・出願のタイミングによって、米国の先公表主義と組み合わせた先願主義、および日本の先願主義の場合で特許されるか否かについて、例を用いてご説明いただきました。最後に、アップル社とサムスン社の訴訟について簡単にお話しいただき、この結果、特許を巡る訴訟も増えるという見解を示されました。これからの特許翻訳者の仕事として、特許明細書以外に裁判資料の翻訳の需要も高まるので、是非特許翻訳者を目指してくださいと特許翻訳者を目指す方々にエールを頂きました。

全体として、これから「求められる特許翻訳者」とは、進歩する技術に対応する研究熱心さとリサーチスキルをもち、なおかつ法律に関する知識を兼ね備えた人材であり、そのような翻訳者には、特許明細書だけにとどまらず幅広い活躍のチャンスを掴んでいくことができるという印象を強く受けたセミナーでした。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

バイオ実験ツアーを開催しました!

去る8月5日(日)、例年人気のある「バイオ実験ツアー」を今年も実施いたしました。
今回も、滋慶学園グループの東京医薬専門学校のご協力の下、ILCの在校生・卒業生の方が参加されました。



参加者の皆様からは早速、また次も参加したいとの声を頂きました。また最新のバイオテクノロジーを身近に感じていただける「バイオ実験ツアー」を企画していきたいと思います。お楽しみに!

3/18 医療通訳・翻訳スペシャルDay開催しました!

3/18(日) 医療通訳・翻訳スペシャルDay

当日はのべ50名の方にご参加いただきました。お休みのところご参加いただいた皆様有り難うございました!

第1部

10:00-11:30

メディカル翻訳デモレッスン

講師:メディカル翻訳初級・上級コース担当講師

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★参加者の声★
・今まで全然気づかないことを教えてもらえてよかったです。
・担当講師の吉田先生のお話が非常に参考になりました。


医療通訳セミナー(IPEC主催ILC協賛)
第2部

A.12:00-14:00

国際医療現場で求められる医療通訳スキルとは?

講師: IPEC理事 連 利博(医学博士・茨城県立こども病院 副医院長)
医療英語専任教師 Margaret Raye RN(米国正看護師)

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★参加者の声★
・医療通訳が何故あるのか知らなかったので、現状の課題について学ぶことができてよかった。ロールプレイでイメージが掴めました。
・ロールプレイでの日本語から英語への訳し方が役立ちました。
・専門用語を理解していないと本当に難しいので、その点勉強が必要だなと感じました。
・医療通訳をするうえで必要な全般知識、実際にあった失敗例・成功例など、実践にそった体験談も聞きたいと思いました。

B.14:30-15:30

プロの通訳者に学ぶ通訳者のワークスタイル

講師:フリーランス通訳者 長谷 澪

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★参加者の声★
・第一線で活躍されている長谷さんのお話が聞けて、通訳者の具体的なイメージが湧き、学習意欲が向上した。
・講師の方がプロとしてさらに上を目指されている姿勢や、勉強の取り組みなど、とても刺激になりました。
・実践的な内容、実際の経験談がとてもためになりました。
・勉強方法や通訳者としての心構えなど非常に面白かったです。

3/11 達人から学ぼうDay開催しました!

3/11(日)達人から学ぼうDay

当日はのべ80名の方にご参加いただきました。お休みのところご参加いただいた皆様有り難うございました!
(A) 11:00-12:00 通訳のスペシャリストに学ぶ”英語スキルアップ方法”

講師:フリーランス通訳者 長谷 澪  

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★参加者の声★
・ある程度英語を知っている方向けのアドバイスだったので具体的に活用できる点ばかりで大変役立ちました。
・英語力の低下について悩んでいたので、とても心強く励まされるセミナー内容でした。
・講師の先生が素敵な方でした。お話しを聞くことができてよかったです。勉強になりました。
・講演の方の実践されている勉強法の紹介があった点、心得や考え方の話が役に立ちました。
・アメリカ留学でも、論理的にディスカッションする場面が多くありました。セミナー内でもおっしゃっていたように、日本人にはそういう部分が不足しているのでその部分を勉強しようと思いました。

(B) 10:30-12:00 文科系のための化学講座 

講師:バイオ特許翻訳コース担当講師 染谷 悦男

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★参加者の声★
・やはりこの分野は基礎的な知識を身に付けないと、取り組むには難しいと感じました。おおまかに化学というものが、どういうことを扱っているのか分かることができました。
・化学の基礎的な内容を分かりやすく学ぶことができてよかったです。
・断片的な知識が色々とつながるきっかけになり、とても楽しかったです。まだ勉強中ですが、興味を持って色々と学びたいと思いました。
・化学式のイメージがよくわかりました。
・いただいた参考資料やウェブサイトが役立つと思います。

(C) 12:30-14:00 文科系のための生物学講座

講講師:メディカル翻訳初級・上級コース講師 吉田 和男

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★参加者の声★
・参考となる学習についての話があって、参考になりました。
・Youtubeの映像を見せていただいた点や、初心者におすすめの本やテレビ番組を紹介いただいたのが良かったです。
・細胞に関するお話がよく分かりました。今後少しずつ勉強してみたいと思いました。
・細胞膜の不思議がよく分かり、とても面白かったです。
・メディカル翻訳を学ぶ上で自分に欠けている知識が分かりました。今後の勉強の上で、役に立つと思いました。

(D)12:30-14:00
How can you improve your Presentation skills to be like Steve Jobs?
~スティーブ・ジョブスに学ぶ効果的なプレゼン方法~

講師:ILC企業研修主任講師 John Mukts

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★参加者の声★
・ジョブス氏のプレゼンもそうですが、プレゼンをするうえにおいて必要なポイントを教えてもらえてよかったです。
・仕事でプレゼンをする機会があるので、今日習ったことを早速実践して見たいと思います。

(E) 14:30-16:00
米国人正看護師に学ぶ医療英語セミナー(IPEC主催ILC協賛)

講師:医療英語専任講師 Margaret Raye RN(米国正看護師)

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★参加者の声★
・実際のアメリカの医療現場で勤務経験がある方だったので、勉強になりました。また参加したいと思います。
・ロールプレイが実践的で楽しかったです。
・分かりやすい英語で専門用語など勉強になりました。
・イディオムなどが参考になりました。
・楽しく参加させていただきました。レベルの高い授業だと感じました。

3/4翻訳スペシャルDay開催しました!

3/4(日)翻訳スペシャルDay

当日は、のべ90人以上の方にご参加いただきました。お休みのところ、ご参加いただいた皆様、有り難うございました!

第1部

10:00-11:30

パネルディスカッション ~翻訳会社が求める翻訳者になるには~

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特許翻訳、メディカル翻訳の業界の現状や需要、トライアル受験にあたってのポイントなどをお話しいただきました。

★参加者の声★
・今まで完全にイメージ上でのトライアル事情が見えてきて、とても勉強になりました。
知らなかった具体的な事業のバッググラウンドを少しでもお話しいただいてよかったです。
これから勉強して、ゆくゆくはトライアルも受験していきたいと思います。
・トライアル対策、翻訳会社が求める翻訳者などの話が聞けてよかったです。仕事に対する姿勢などは、どの業界でも共通していると感じました。
・最新の傾向や、トライアルの話が聞けてためになりました。

翻訳コース体験レッスン
第2部

A.12:00-13:30

メディカル翻訳コース デモレッスン

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★参加者の声★
・実際のレッスンのイメージがわき、よかったです。ますますメディカル翻訳に興味を持ちました。
・専門知識、翻訳技術を並行して学べるカリキュラムだと思いました。

B.14:00-15:30

バイオ特許翻訳コース デモレッスン

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★参加者の声★
・特許についてしることができてよかったです。
・バイオについて興味をもちました。

C.16:00-17:30

特許英日/日英翻訳コース デモレッスン

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★参加者の声★
・どのようなことを教えて頂けるのかエッセンスがぎっしり詰まっていて分かりやすかった。
・このオープンセミナーの内容だけでも役立つスキルが沢山ありました。
・特許分野に限らず、翻訳全般に有益なスキルが身につけられそうなデモレッスンで、期待が湧きました。

9/4『バイオ実験ツアー』を開催いたしました。

皆さんこんにちは。ILC事務局です。
残暑が厳しい日々が続いておりますが、秋は勉強の秋!
ということで、ILCでは英語・中国語、翻訳など様々な短期講座・イベントを開催しております。

そんななか9月4日(日)では、バイオ実験ツアーを開催いたしました。
参加者の皆さんと一緒に実験に行ってまいりました!

今回の開催場所は東京医薬専門学校にて行いました。
http://www.tcm.ac.jp/

今回は、前回と同じく『わたしはアルコールに強いか!?』~PCRを使った遺伝子解析法を体験~ということで、ご自身の髪の毛をご提出いただき、遺伝的見解からアルコールに強いのかを実験しました。

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PCRをかけている中、先生から実験についての説明・解説をしていただきました。
また専門学校の生徒さんにもご協力をいただき、実験をいたしました。
お休みのところご協力いただきありがとうございました。

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授業では、校内にある様々な器具や機械の見学もしてきました。
普段は目にできないような機械などもあり、皆さんとても興味深々で聞いていらっしゃいました。

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皆様のご意見・ご感想を活かし、今後も有意義なセミナーを開催してまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

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