イカロス出版社さんが出版している『通訳者・翻訳者になる本2020』に、証券金融翻訳コースの授業ルポが掲載されています。
この日の授業は、最近のIPO(株式公開)に関する英文の新聞記事を日本語に翻訳する演習でした。
演習の授業では、事前に受講生の方にお互いの訳文について疑問や意見を提示しあってもらい、意見をすり合わせた最終形の訳文を先生に「納品」していただきます。
訳文には、Wordのコメント機能を使い、受講生の皆さんの疑問や意見を記載してもらいます。
授業では、皆さんに「どうしてこう訳出したのか」を確認しながら、そこにたどり着くまでのプロセスや情報の裏取りのポイントなどについて、先生が解説されていきました。
早速ルポを見ていきましょう。
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「今日のポイントは裏を取る、です」と菅原先生が宣言するように、授業ではとことん課題である英文の分析と、受講生の作った日本語訳の裏取りを実践しながら、より正確な日本語訳への道筋をつけていく。「mobile subscribersは『携帯加入者(契約者)』、marketは『(携帯)市場』と訳文にカッコが使われていますが、このカッコをつけた意味は?」
気になるワードは一つひとつ、「どうしてこう訳出したのか」を確認し、そこにたどり着くまでのプロセスの重要性に気づかせる。受講生は、「読んでいる方によっては、携帯の加入者より契約者という言い方のほうがしっくりくると思ったのと、市場のカッコは、携帯市場と書いた方がより親切だと考えたが、何の市場かはほぼ明らかなので、(入れても入れなくても)どちらでもいい、という意味でカッコに入れました」
菅原先生は、「訳す際に『もしかして』というのは常に考えるべきことで、読み手の立場になって考えることは重要ですが、よほどのことがない限りどちらか選んだほうがいい」とアドバイス。
「では、携帯『加入者』にすべきか、『契約者』にすべきか、迷った時には自分の主観で決めるのではなく、世の中ではどのように言われているのか、裏を取る必要がありますね。今からこれをやっていきましょう」
この「加入者か契約者か」問題と共にもう一つ、裏取りの俎上に上がったのが「Trailing KDDI and NTT docomo」というフレーズだ。受講生の訳文には「KDDI、NTTドコモに次いで」となっているところに、菅原先生が注目する。
「Trailing だけなら『両者が上にある』という意味なのでKDDIとNTTドコモをどの順番で並べても構いませんが、これを日本語で『○○に次いで』と訳すと、順位を意味することになります。では本当にKDDI、NTTドコモの順番でいいのか。これも裏取りの案件になりますね」
裏を取る、という作業で重要なのが、「いかに早く正しい情報に辿り着くか」で、そうした勘を養うことも証券金融翻訳者にとって大事な素養なのだという。裏取りのポイントは、「どのキーワードで検索するかを考える」、「どのデータが信頼できるかを見極める」、「元データがどこにあるかを探す」ことだ。そうして検索を進めた結果、今回の裏付けとなる総務省のホームページで「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表」という元データの最新版を探し当てた。
「演習は、『こう訳した方がいいですね、なぜなら…』と状況証拠を見つけるような作業です。次にその反証を出して議論を重ねることで、より真実に近い文があぶり出されてくるんです」
ところどころでユーモアも交える菅原先生の説明は頭に入りやすく、2時間15分の授業はあっという間に過ぎていった。
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いかがでしたか?
授業の様子が伝わってくる内容だったかと思います!
担当講師である菅原先生は、大手外資系証券会社東京支店の外国株式部長を勤めた経験をお持ちで、30年以上フリーランスの証券金融翻訳者として活躍されています。
経済学修士と金融実務者という、アカデミックと金融実務両方のバックグラウンドをお持ちです。そのため、翻訳者での観点はもちろん、金融実務者の観点でも授業を解説していきます。
文系出身者の方や翻訳未経験者の方でも安心して学べるカリキュラムになります。ぜひ証券金融翻訳の学習を始めてみませんか?
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>>フリーランス翻訳者として活躍中 柴田さん
>>翻訳者兼コーディネーターとして活躍中 松村さん
>>社内翻訳者として活躍中 小嶋さん
メディカル翻訳コース 吉田先生のブログ記事更新:Youtubeで医学英語『Aspirin and Prostaglandins(アスピリンとプロスタグランジン)』
メディカル翻訳コースを担当されている吉田先生のブログ記事が更新されました。
今回は、「Aspirin and Prostaglandins(アスピリンとプロスタグランジン)」についてという、
前回同様、YouTubeで公開されている動画についてご紹介されています。
ぜひご覧ください!
『メディカル翻訳雑感』(別サイトへ飛びます)
URL:https://sunny-side.hatenablog.com/
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メディカル翻訳初級コース:https://www.ilc-japan.com/tokyo/trans/honyakucourse/medical
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メディカル翻訳コース 吉田先生のブログ記事更新:Youtubeで医学英語
メディカル翻訳コース担当の吉田先生のブログ記事が更新されました。
今回は、YouTubeで公開されている医学や医学英語を勉強するのに役立ちそうな動画についてご紹介されています。
ぜひご覧ください!
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メディカル翻訳コース担当の吉田先生がブログを開設しました。
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翻訳の勉強に役立ちそうなヒントや情報をご紹介されています。
すでに翻訳の学習を始めている方はもちろん、メディカル翻訳に興味のある方もお役立ていただけます。
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掲載情報:イカロス出版社『通訳・翻訳ジャーナル2019秋号』
イカロス出版社さんが出版している『通訳・翻訳ジャーナル2019秋号』に、
メディカル翻訳担当を担当している吉田先生のインタビューが掲載されています!
記事はこちらからご覧いただけます。↓
詳細はこちら>>通訳翻訳ジャーナル2019年秋号
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トライアル合格への勉強方法 ―安全性情報の仕事とフリーランス翻訳者を両立
安全性情報の仕事とフリーランス翻訳者を両立―K・Mさんの場合

K・Mさんは大学卒業後、出版会社に勤務。その後、病院のソーシャルワーカとして勤務し、現在は薬の安全性情報に関する翻訳の仕事をしながら、フリーランスの仕事をしています。ILC国際語学センターの基礎クラス(実務翻訳Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)受講後、メディカル翻訳(初級・上級)を受講。
翻訳会社のトライアル受験に備えてどのような勉強をしましたか?
授業でやった課題を再度やり直しました。
翻訳クラスで学んだことや課題の添削などは、トライアル受験の際、どのように活かされましたか?
添削された課題を見直すことで、自分が間違えた所、間違いやすい所に注意することができました。
課題や授業の配布資料は役に立ちましたか?
トライアルの時には何度も見て確認しましたし、今でも手元において参考にしております。
トライアル受験の際、どのようなことに気を付けましたか?
誤字、脱字はもちろんのこと、会社の指示事項を何度も確認しました。また、最後に原文と照らし合わせるのではなく、翻訳文だけを見て意味が通じるか、分かりにくいところはないかを確認しました。和訳は、先生に教えてもらったように声に出して読み、読んでいてつまるところはないかを確認しました。
トライアル受験を経験して、難しいと感じた点や大変だと思った点があれば教えてください。
合格するのは簡単なことではないとは分かってはいても、自分なりに手ごたえのあった会社から不合格通知をもらうと心が折れそうになることもありました。フリーランスの仕事をする上で、メンタルコントロールや気持ちの切り替えが大切だと感じました。
これから翻訳の学習を始める方にメッセージをお願いします。
ILCへの通学目的やライフステージは人それぞれ違うと思います。私は、ILCLへの通学中に転職しましたが、体験レッスンやセミナー、カウンセリングが大変役に立ちました。
K・Mさん、ご協力ありがとうございました!
ILC国際語学センターは、語学力や専門知識を活かしてプロの翻訳者を目指す方やキャリアアップ、キャリアチェンジをしたい方を応援しています!
実務翻訳コースの詳細はこちら
シリーズ 翻訳会社の経営者に聞く求められる翻訳者像はこちら
受講生・卒業生限定の 英語が活かせるお仕事
GLLTコース 受講モデルケースを更新しました。
グローバルリーダー向けビジネス英語プライベートレッスン(GLLT)コースの受講モデルケースを更新しました!
ご受講を検討されている方は、ぜひご覧ください。
>>グローバル・リーダーシップ・ランゲージ・トレーニング(GLLT)コース
トライアル合格への勉強方法 ―「英語が好き」を活かしてメディカル翻訳者を目指す
「英語が好き」を活かしてメディカル翻訳者を目指す―R・Kさんの場合

R・Kさんは、学生時代から英語が好き。文系の(語学系ではありません)学科(大学・大学院)を修了後、保険会社で事務職に従事し、その後転職。英文事務に携わるようになり、英語の面白さに改めて気付きました。かねてより興味があった医薬分野で翻訳に携わりたいと考えるようになり、ILC国際語学センターのメディカル翻訳講座(初級・上級)を受講。
翻訳会社のトライアル受験に備えてどのような勉強をしましたか?
受講当時より、翻訳に際してのリサーチ(調査)の方法をしっかりと身に付けることを心がけていました。日々の通勤時間中に講義で紹介されたサイトをチェックしたり、配布された参考資料を持ち歩いて読んだり等していました。また、配布していただいた資料全てに2~3回は目を通し、記憶の片隅に必ず「あのような事をいつ頃に習ったな」という断片を残し、必要な時にいつでも資料を手に取って確認できるようにしていました。
翻訳クラスで学んだことや課題の添削などは、トライアル受験の際、どのように活かされましたか?
課題の添削やフィードバックをしっかりいただけた事で、段々とコツを掴み、翻訳に際して必要なことが身についていったと感じました。また、講義中に先生方がお話されたことも必死でメモを取っていましたが、それもトライアルの際に役立ちました。
課題や授業の配布資料は役に立ちましたか?
課題や配布資料は講義の回ごとにテーマが決まっていたので、トライアルに取り組む際に参照しやすかったです。また、日本語、英語それぞれの表記に関してのルールを資料で配布いただいたり教えていただいたりしましたが、それはトライアルの際に何回も見直すことができ、大変役に立ちました。
トライアル受験の際、どのようなことに気を付けましたか?
誤字脱字、訳抜けなどの惜しいミスは極力しないようにしました。また、訳文を1日寝かせて次の日にもう一度目を通し、修正を加える、ということを何回も繰り返しました。
トライアル受験を経験して、難しいと感じた点や大変だと思った点があれば教えてください。
当初はトライアルを仕上げるのに一体どれくらいの時間がかかるのかということについて全く予想が尽きませんでしたので、受験する翻訳会社の数をどのくらいにするかの判断に迷いました。スケジュールを管理して、期日までに全てを仕上げるのは少し大変でした。
これから翻訳の学習を始める方にメッセージをお願いします。
メディカル分野のバックグラウンドがない私でしたが、基礎知識から専門知識まで幅広く教えていただき、翻訳だけでなく医薬の知識も沢山身に付けることができ、とても楽しい実り多い1年となりました。トライアル受験は不安なこともありますが、カウンセリングで学習方法など色々と相談に乗っていただけるので大変心強かったです。
R・Kさん、ご協力ありがとうございました!
ILC国際語学センターは、語学力や専門知識を活かしてプロの翻訳者を目指す方やキャリアアップ、キャリアチェンジをしたい方を応援しています!
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受講生・卒業生限定の 英語が活かせるお仕事
トライアル合格への勉強方法―社内翻訳者(技術分野)からプロのメディカル翻訳者を目指す
社内翻訳者(技術分野)からプロのメディカル翻訳者を目指す―A・Tさんの場合

今回は、メディカル翻訳クラス修了生のA・Tさんです。
A・Tさんは、アメリカの大学を卒業後、日本に帰国。約10年間、複数の企業で技術 翻訳に携わり、3年程前に医療翻訳に興味を持ったことがきっかけで、2017年-2018年にILCでメディカル翻訳を受講。2018年4月からCROで副作用情報、症例報告文献などの英訳を担当しています。
翻訳会社のトライアル受験に備えてどのような勉強をしましたか?
NEJM(※1)やBMJ(※2)などの医学論文をできるだけ沢山読みました。
(※1)The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE
(※2)British Medical Journal
翻訳クラスで学んだことや課題の添削などは、トライアル受験の際、どのように活かされましたか?
Scholar、ライフサイエンス辞書などの活用法などILCで教わるまで知りませんでした。今ではScholarなどでの適切な言葉選びは仕事でもトライアルでも欠かせません。課題や授業の配布資料は役に立ちましたか?
はい。特にメディカル初級で紹介されるAMAなどのスタイルの資料やメディカル上級のメインテキストは非常に役に立ちました。トライアル受験の際、どのようなことに気を付けましたか?
翻訳後、提出まで原文と見比べながら最低3回は見直しました。その後自分の訳文だけ読み返して英語的に自然かなどを確認しました。
トライアル受験を経験して、難しいと感じた点や大変だと思った点があれば教えてください。
今回複数の会社のトライアルを受けましたが、不合格の分はトリッキーなところにまんまと引っかかってしまったと思いました。例えば、原文が二通りに読める文で間違った方に翻訳してしまったり、過去形、現在形がまじったようなのは原文通りに訳せばいいのかどうか戸惑ったり。。まだまだいろんな種類の文書に慣れないといけないと思いました。これから翻訳の学習を始める方にメッセージをお願いします。
新しい分野だといろいろ戸惑いがありますが、あきらめずにチャレンジし続けてください。翻訳会社も一社だけではないので一社が不合格でもあまり落ち込まずにトライアルをどんどん受けてください。日ごろの努力が報われる日が必ず訪れます!Don't give up!A・Tさん、ご協力ありがとうございました!
第3回は、6/24(月)にお届けします。
ILC国際語学センターは、語学力や専門知識を活かしてプロの翻訳者を目指す方やキャリアアップ、キャリアチェンジをしたい方を応援しています!
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シリーズ 翻訳会社の経営者に聞く求められる翻訳者像はこちら
受講生・卒業生限定の 英語が活かせるお仕事
トライアル合格への勉強方法―得意な英語を活かしてプロのメディカル翻訳者を目指す
得意な英語を活かしてプロのメディカル翻訳者を目指す―E・Fさんの場合

今回は、メディカル翻訳クラス修了生のE・Fさんです。
米国の大学を卒業後、外資系証券会社にてヘルスケア・医療機器セクター担当アナリスト、人材コンサルティング会社にてコンサルタントとして、キャリアを通じて調査業務に従事した方です。
翻訳会社のトライアル受験に備えてどのような勉強をしましたか?
受講した全クラスの全課題を始めから訳し直しました。自分の訳文を先生の訳例やクラスメートの訳文と比較しながら自らの翻訳の癖や間違えやすいポイントを抽出し、トライアル課題の翻訳時に参照しやすいようにまとめました。また、「翻訳の泉」や「トライアル現場主義!」を精読しました。
翻訳クラスで学んだことや課題の添削などは、トライアル受験の際、どのように活かされましたか?
知識のインプットと並行して課題を通じた反復練習を行ったことにより、机上の知識を自分の翻訳に少しずつ生かせるようになってきたと感じています。トライアル受験前に課題を始めから訳しなおした際に、訳し直した文と受講中のものとを比較して大きな改善が見られたのはトライアルに向けて大きな自信となりました。また、ILCのトライアル直前の対策セミナーやガイダンスを通じ、トライアルがどのようなものであるかを理解し、適切に準備することができました。
課題や授業の配布資料は役に立ちましたか?
課題を訳すだけなら1人でもできますが、その後のクラスで講師陣に直接質問できたり、自分の訳文とクラスメートの訳文と比較して翻訳のパターンがいくつもあることを知ることができたので通学を選択したことに大きな意義を感じることができました。どのクラスの配布資料もとても参考になりましたが、特にメディカル翻訳上級コースのテキストには執筆された講師の方のノウハウが詰まっているので、今後仕事をしていく際にも引き続き参考にさせていただくと思います。
トライアル受験の際、どのようなことに気を付けましたか?
訳文に訳抜けや誤字脱字が無いよう、時間をおいて何度も見直しました。また、トライアルでは訳文以外に実務スキルも見られていると教えていただいたので、事務手続きに不備が無いように細心の注意を払いました。
トライアル受験を経験して、難しいと感じた点や大変だと思った点があれば教えてください。
どんなに間違いが無いように細心の注意を払っても、残念な結果につながることはあります。私も何社も受験して、今回初めて1社合格できました。諦めない心を持ち続けること、1人で学習し続けることは難しいですが、在宅翻訳者になるためには避けては通れない道だと思っています。
これから翻訳の学習を始める方にメッセージをお願いします。
私は、在宅で仕事をしたい、英語を使った仕事をしたい、と思い、ILCへの通学を決めました。通学するにつれ、「(文法や原文の表現など)決められたルールのなかで」「異言語を操る相手に文書で何かを伝える」という翻訳の仕事の奥深さに引き込まれていきました。「やりたい」という意欲と「好き」という原動力を持って努力をし続けることができれば、道は開けると思います。
E・Fさん、ご協力ありがとうございました!
第4回は、7/1(月)にお届けします。
ILC国際語学センターは、語学力や専門知識を活かしてプロの翻訳者を目指す方やキャリアアップ、キャリアチェンジをしたい方を応援しています!
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シリーズ 翻訳会社の経営者に聞く求められる翻訳者像はこちら
受講生・卒業生限定の 英語が活かせるお仕事
トライアル合格への勉強方法―研究職からプロのメディカル翻訳者を目指す
研究職からプロのメディカル翻訳者を目指す―修了生T・Nさんの場合

T・Nさんは、大学院の薬学研究科を修了後、製薬会社の研究所で新薬開発に従事していました。退職前は、実験や研究関連文書作成のマネジメント職に就いていました。
翻訳会社のトライアル受験に備えてどのような勉強をしましたか?
授業で実施した課題の添削箇所や頂いた資料を見直していました。
翻訳クラスで学んだことや課題の添削などは、トライアル受験の際、どのように活かされましたか?
トライアル合格のためには翻訳会社の指示に間違いなく従わなければならないこと、原文に忠実に訳さなければいけないことを学びました。回答作成の際に、読みやすさと忠実さのどちらを重視するかということでの迷いがなくなりました。
課題や授業の配布資料は役に立ちましたか?
特に、上級クラスで最初に頂いた、幅広い分野をカバーしている資料は、トライアルに役立ちました。その他の資料もよくまとまっており、実際の仕事をするうえでも役に立つと思いました。また、課題を実施するうえでの目標点数を先生から提示されるので、その点数を取ることである程度自信もつきました。
トライアル受験の際、どのようなことに気を付けましたか?
訳抜け、誤字脱字がないことに気を付けました。訳文の見直しは、4、5回は行ったと思います。また、学校から頂いたトライアル受験留意事項を回答提出のたびに見直し、会社ごとの要件の違い、ファイル名、メールの件名に間違いがないことに注意しました。
トライアル受験を経験して、難しいと感じた点や大変だと思った点があれば教えてください。
機械翻訳では対応できないような、一読して意味が分からないような和文や、なんとなく意味が分かるけれども、そのまま英訳しても適切な文章にならないような和文を英訳しなければならなかったときに難しいと感じました。
これから翻訳の学習を始める方にメッセージをお願いします。
地味な作業ですので、この職業を長く続けるには翻訳業務を楽しむことが必要だと思います。より明快な文章を書くことや新しい知識に触れることなどに(なんでもよいですが)喜びを感じる方が向いているように思いました。
T・Nさん、ご協力ありがとうございました!
第2回は、6/17(月)にお届けします。
ILC国際語学センターは、語学力や専門知識を活かしてプロの翻訳者を目指す方やキャリアアップ、キャリアチェンジをしたい方を応援しています!
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シリーズ 翻訳会社の経営者に聞く求められる翻訳者像はこちら
受講生・卒業生限定の 英語が活かせるお仕事
★合格者にきく!翻訳トライアル合格への勉強方法とは?第17回 メディカル翻訳コース修了生★
そんな疑問にお答えすべく、ILCの翻訳コースを修了後トライアルに挑戦し合格された方々へ、合格にあたっての勉強方法などをお聞きしました!
第17回目は、メディカル翻訳コース修了生の方です。
*メディカル翻訳コース修了生 塚本真理子様*
翻訳会社のトライアル受験に備えてどのような勉強をされましたか?
ILCの団体トライアル以外にも、翻訳者情報サイトを利用し、短文の翻訳課題を提出しました。単発の翻訳アルバイトにも挑戦しました。
コースで学んだことや課題の添削などは、トライアル受験のさい活かされましたか?また活かされた場合は、どのような点が活かされましたか?
直前対策講座で受けたアドバイス通りに翻訳し終わってから時間を置いて見直しました。
原文と訳文を印刷して、抜け漏れがないかチェックしました。
トライアル受験にあたり、課題や授業の配布資料は役に立ちましたか?
授業で紹介された参考書を手元に置いて、トライアル課題に関係する項目を読んでいました。
トライアル受験のさいに気を付けたことはございますか?
出題上の注意と、ILCから配布された受験要綱を何度も読むこと(提出直前にファイル名を間違っていることに気付きました。)
トライアルを受験されて、難しさや大変だと思う点がありましたらお教えてください。
受験する会社数と、科目選択に悩みました。見直す時間がたっぷりあるので、どこまで調べものをするかも迷いました。
(校正志望の場合、作業時間を報告する会社もありました。)
これから翻訳の勉強を始めようという方にメッセージをお願いします。
現在のレベルが分かるとモチベーションが上がると思います。試験を受ける、他人の訳と自分の訳を比較する(複数言語が選べるサイトやニュースを読む)。翻訳者と会えるイベントに参加するのも刺激になりました。
塚本さん、ご協力いただきましてありがとうございました!
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シリーズ 翻訳会社の経営者に聞く求められる翻訳者像はこちら
受講生・卒業生限定の 英語が活かせるお仕事