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IELTS対策と勉強方法コラム 第2回:スピーキング対策|テスト構成と留意ポイント【2026年版】

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IELTSスピーキングで高得点を取るには、「結論→理由→具体例」の構造で話すことと、語彙・文法の幅を広げることが重要です。

この記事では、
・スピーキングテストの構成
・スピーキングテストの評価基準
・スピーキングテストで留意すべきポイント

をわかりやすく解説します。

IELTSのスピーキングテストとは?


IELTS のスピーキングテストは、1人の試験官と受験者による1対1の面接形式で行なわれます。
やり取りは録音され、後で別の試験官によってもう一度評価されることになります。
テストは3つのパートからなり、さまざまな課題を通じて、自分がいかに英語を話せるかをアピールすることが大切です。
これらの課題は、受験者が多様なトピックについて英語で適切に話すことができるかどうかを測るために設定されています。

パート1(4~5分)自己紹介:
試験官は受験者の個人的なことや日常的なことについて質問をします。

パート2(3~4分)スピーチ:
試験官が選んだトピックについて、1~2分間のスピーチをします。そして、これに関連した質問がされます。
もし必要があれば、1分間準備をする時間が認められます。

パート3(4~5分)ディスカッション:
パート2のトピックに関連したことについて、試験官とディスカッションを行ないます。
受験者は自分の意見や好み、どうしてそのように思うのか、理由を説明することが求められます。

試験時間:約11~14分程度です。

IELTSスピーキングテストの評価基準


3つのパートはそれぞれ同じ得点配分となっていて、以下に示す4つの基準でそれぞれ同等に評価されます。

・Fluency and coherence(流ちょうさと一貫性)
途切れることなく会話することができるか。自分の意見を明確に表現でき、話に矛盾がないか。

・Lexical resource(語い)
話題に合った語いを、適切で正確に使用しているか。

・Grammatical range and accuracy(文法力と正確さ)
幅広くさまざまな構文を用いているか。文法的な間違いをしていないか。

・Pronunciation(発音)
自然な発音をしていて、聞き取りやすいかどうか。

これら4つの基準で評価された得点は合計され、Band Score(1~9)で表示されます。
Band Score は、スピーキングについては1.0刻みで評価され、Band 9.0 が最高スコアとなります。

スピーキングテストで留意すべきポイント


スピーキングのテストですから、早口で話したり、小さな声でもごもご話したりして、試験官が聞き取れない、理解できないといった状況を作るのは得策ではありません。
常に明りょうに話すよう心掛け、できるだけ多くの情報を試験官に伝達しましょう。
答える内容が少ないということは、試験官からすれば、受験者のスピーキング能力を判断する材料が限られてしまうことになります。

IELTS のスピーキングテストに適切に対応するには、正確に運用すべきポイントをよく知ることです。
次の点をしっかりと押さえ、テストに備えましょう。

①自分の意見や好みを表現できること
②理由を説明することができること
③ある考えに対して賛成・反対の意見を述べることができること
④人物や状況を説明することができること
⑤比較・対照ができること
⑥過去・現在・未来について話せること
⑦重要な語句にはストレス・アクセントを置き、抑揚を付けて話せること
⑧質問に使用された動詞の時制と同じ時制で応答できること
⑨多くの種類の副詞・形容詞・時の表現が使えること

分からないことがあれば試験官に聞いても構わない


スピーキングテストでは、論理的になるように複文を多用しましょう。
そうすれば、多少の間違いがあっても、得点することができます。

また、創造的にできるだけ多くの種類の単語を使うようにしましょう。
正確さを求めるあまり、話が途切れ途切れになってはいけません。

テストの中で分からない単語があったり、質問の意味がよく分からないことがあった場合には、試験官に説明を求めたり、質問を繰り返して言ってもらうことが可能です。
助けを求めることもコミュニケーションの一つです。こうした場合にも、適切な英語を用いるようにしましょう。

例えば、
・"I'm sorry, I don't know what ______ means. Could you please tell me?"
・"Excuse me, what does ______ mean?"
・"I'm afraid I don't understand the question. Would you mind saying it in a different way?"


などです。

ここでは質問された事柄に関して答えるようにしなくてはいけません。
試験官が質問していることに答え、受験者の方でトピックを勝手に変えてはいけません。

試験官が "Thank you." と言ったら、これは「話すのを止めてください。次の質問に移ります」という合図です。

スピーキング対策の基本的なポイント:語いを増やし、表現の幅を広げよう


今回のコラムでは典型的な質問を例に取って、スピーキングテストでどのように応答すればよいかを見ていきましょう。
ただし、以下はほんの一例に過ぎませんので、違うトピックにも対応できるように、さらに勉強して、語いを増やしたり、表現の幅を広げたりしてください。
青文字部分は、各ポイントに対応する語句・表現です。

意見を述べ、理由を説明する

質問:What is the public transport system like in your city?

回答例:Personally, I tend to think that the public transportation in my city is inadequate. The reason why I think so is that there are not enough trains and the buses are always late. As a consequence, many people, including myself, are not satisfied with the transport service that is provided.


好みを述べ、理由を説明し、比較する

質問:Do you think it is better to live in the centre of town or out in the countryside?

回答例:If I had to choose between the two, I would much rather live in the city since there are far more things for me to do there.
For example, there is much more entertainment, such as theatres, galleries, restaurants and bars, and there are significantly more employment opportunities. On the other hand, a country lifestyle would be attractive because of the peace and quiet, and the fact that there is much more nature there than in the city. However, the centre of town is the best place for me.


意見を述べ、理由を説明する

質問:What do you think is the best way for a tourist to travel in your country?

回答例:While there are many ways to move around Japan, in my opinion the most enjoyable way is to use the train network. The reason why I think using trains is the best way is that my country, Japan, has very efficient services to all parts of the country. A further reason is that traveling by train allows tourists to meet many local people, and to see the beautiful countryside. Because of these reasons, I believe train travel is the best way for a visitor to travel around Japan.

過去・現在・未来について話す


質問:What sort of things do you read? Why?

回答例:Well, when I was younger, I used to read many comics because they were funny and easy to read. However, nowadays, I tend to read a lot of university articles because I am currently studying Art History at university. While this kind of reading is useful for my studies, I would prefer to be reading books, magazines or Internet sites I personally like. So, after finishing my studies, I will concentrate on these kinds of reading materials.


質問文の動詞の時制と同じ時制で応答する


質問:How will people's working conditions be different in the future?

回答例:In my opinion, employment in the future will change a lot. People will be doing a lot more work from home since the Internet will be more popular and useful in people’s working lives. Also, I think more people will have their own businesses and less people will be working in big companies. In the future, I hope to start up my own company, and I am planning to retire by the age of 55.

多くの種類の副詞・形容詞・時の表現を使う


質問:What effect has the tourism industry had on your country?

回答例:Historically, tourism has not had a major influence on Japan. Therefore, we still have a lot of traditional customs and events in our daily life. However, these days, more and more foreign people are visiting Japan to experience its beautiful nature and unique culture. This is a good thing because people can learn many important things about one another. Learning about other countries, and teaching people about my wonderful country are positive effects of tourism. I want to see this beneficial exchange continue in the future.


実際に質問されるであろうさまざまなトピックにも、このコラムでポイントとして挙げた項目が応用できるように、不断の努力を怠らないでください。
スピーキングテストに備えるには、とにかく英語を日常的に話すことです。

次回は、スピーキングテストの3つのパートについて、さらに詳細に見ていきます。

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本コラムの著作権はILC国際語学センターに帰属します。個人での利用を除き、転載・引用を禁じます。
本コラムは週間Student Timesに掲載された記事を、2026年度版に修正・更新しております。

コラム公開日:2007年9月12日 コラム更新日:2026年4月17日

IELTS対策と勉強方法コラム 第1回:IELTSとは?初心者向けにAcademic・Generalの違いと勉強法を解説【2026年版】

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IELTSは、留学・移住・就職などで広く利用される英語4技能試験です。大学・大学院進学を目指す人はAcademic、移住や就労などを目的とする人はGeneral Trainingを選ぶのが基本です。
全12回のコラム記事で各セクションの構成や気を付けるポイントを解説します。
この記事では、初心者が最初に知るべき「試験の概要」「AcademicとGeneralの違い」「IELTSとTOEFLの比較」を解説します。

IELTSとは?


IELTS(International English Language Testing System)は、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどへの留学・移住申請に広く利用されている英語検定試験です。またアメリカでも TOEFL®に代わる試験として、入学審査の際に採用する教育機関が3,400を超えるなど、世界中で受験者が増え続けています。

IELTSには、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニングモジュールの二種類があります。いずれも、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのテストで構成されています。ただし、リーディングとライティングに関しては、アカデミックとジェネラルで試験問題が異なります。

IELTS アカデミックとジェネラルの違い


IELTSにはAcademic(アカデミック)とGeneral Training(ジェネラル・トレーニング)の2種類があります。
大学および大学院への留学を希望する人は アカデミックを受験します。一方、英連邦諸国への移住を希望する人や、高校(Secondary School)、職業訓練コース(Vocational Training Courses)で学びたい人は、ジェネラル・トレーニングを受験します。

このコラムでは、圧倒的に受験者が多い アカデミックに限定して解説していきます。

IELTSとTOEFL®iBTとの比較


IELTS と TOEFL® のいずれも、留学を希望する人が、入学後の学生生活を送るに足る英語運用能力を十分に持っているかを測るテストです。
TOEFL® は、この学生生活を送るに足る英語運用能力をより正確に診断するテストを目指し、TOEFL® iBT に移行されました。
結果として、このTOEFL®iBT の試験内容は IELTS に近づいた形になっており(IELTS の内容は次回以降のコラムで解説します)、日本人にとってタフな試験になったと言えるでしょう。このことは日本の英語教育に一石を投じているとも言えます。
つまり、IELTS や TOEFL®iBT が測る英語運用能力を習得させる教育が、日本に存在するか否かが問われているのです。これは、中学や高校でのいわゆる「学校英語」のみならず、大学での教育、さらに言えば英語教育機関すべてに対して当てはまるのではないのでしょうか。
IELTS、TOEFL® のいずれの試験も、Reading 部門のパッセージが長いものであることが分かります。英語圏の学部や大学院では、授業の予習のために、大量の読むべき論文、資料などが学生に対して課されます。したがって、受験者が高い「読む力」を持っているか否かを判定するため、IELTS も TOEFL® も長いパッセージを用意しています。

IELTS を通して英語運用能力を高めよう
日本の英語教育は、アメリカ英語が主流ですので、イギリス英語とアメリカ英語の違いを心配されている方もいると思います。両者間には、スペル、表現、文法上の違いなどが確かにあります。しかし、IELTS においてアメリカ英語のスペルで解答しても採点に影響を与えません。ただし、同じ単語でイギリスとアメリカで意味が異なるものなどは知っておく必要があるでしょう。発音については、イギリス英語に慣れるしかありません。人によっては、音と音がつながって発音されるアメリカ英語よりイギリス英語の方が聞き取りやすい場合もあります。

IELTS受験に向けて勉強することは、「話す」「聞く」「読む」「書く」の4技能をバランス良く修得することにもつながると思います。
留学を希望しているわけではない学生や一般の英語学習者にも、IELTS の勉強をお勧めします。

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この記事について
初版公開:2007年
最終更新:2026年4月
対象:IELTS初心者・留学希望者・社会人

看護英語の勉強法 第1回|看護師が実践した学習方法と活用方法

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IPEC看護英語ワーキング・グループが監修した看護英語テキスト『看護英語コース』 「自己紹介と問診(現病歴聴取)」が、2019年12月に教育提携をしているILC国際語学センターから開講しています。

本テキストは、病棟において看護師が、基本的な看護業務で役立つ英語を習得できるように10のChapterで構成されています。オンラインコースでは、3つのテーマに分かれていて、興味のある看護場面からご受講いただけます。

今回、IPEC看護英語のブログに執筆中のカナダと日本で看護師として働いた経験のある久々宇悦子さんに『看護英語コース』を受講していただきました。そして、久々宇さん流の勉強法と活用法を皆さんにご紹介していただきます。
看護英語をどのように勉強すればよいのか悩んでいる方におすすめです。

(さらに…)

【掲載のお知らせ】レバレジーズ株式会社 が運営するmikaruにて看護英語オンラインプログラムをご紹介いただきました。

レバレジーズ株式会社 <https://leverages.jp/>が運営するmikaru <https://mikaru.jp/>にて、ILC国際語学センターの「看護英語オンラインプログラム」をご紹介いただきました。
記事は以下よりご覧ください。

・ご紹介記事:新しい学びを得たい看護師におすすめの講座&資格を紹介 <https://mikaru.jp/column/detail/324/>
・mikaru公式サイト:https://mikaru.jp/
・mikaru求人一覧:https://mikaru.jp/offer/

mikaruについて
『いい仕事、いい未来、ミツカル』
転職・求人メディア「mikaru」では、医療・福祉領域の全国の求人をまとめて掲載。医療福祉領域で働く方に向けて役立つ情報もお届けしています。

2024/12/20(金)にILC・IPEC 受講生・卒業生限定クリスマスパーティーを開催しました。

クリスマス会バナー報告
2024年12月20日(金)、ILC・IPEC受講生・卒業生限定クリスマス会を開催いたしました。

本年は、ビジネス英語プライベートレッスン、企業研修、IPEC英文契約書講座、看護英語セミナーの受講生・卒業生、各講座の講師の皆様にご参加いただきました。

当日は、各テーブルで参加者同士の交流が深まり、笑い声が絶えないひとときとなりました。
会場は活気と笑顔で溢れていて、クラスや受講時期の垣根を越えて皆様が楽しそうにお話しされている姿がとても印象的でした。

ご参加いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

これからも、受講生・卒業生の皆様に喜んでいただけるイベントを企画し、学びと交流の場を提供してまいります。

皆様が素敵なクリスマスをお過ごしになりますよう、心よりお祈り申し上げます。

『ビジネスや英語学習におけるChatGPTの活用方法セミナー』開催報告

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<セミナー概要>
開催日時:2023年7月10日(月)19:00-20:00
開催方法:Zoomを使ったライブ配信および会場受講のハイブリッド型配信
担当講師:プチ・レトル株式会社代表取締役、英語学習コーチ・ChatGPT活用コーチ 谷口 恵子氏
共催:NPO法人プロフェッショナルイングリッシュコミュニケーション(IPEC)協会
セミナー詳細:https://www.ilc-japan.com/tokyo/archives/23461

<開催報告>
本セミナーはILCとIPECの共催により、各々の英語プログラムの受講生、修了生及び英語教師、大学関係者など、32名の方々のご参加を得て、開催されました。

セミナーの前半では、ChatGPTの概要や特徴、ビジネスや英語学習におけるChatGPTの活用事例などについて谷口先生にご紹介いただきました。ある会社における活用事例、メール文作成、情報整理、企画書作成、プレゼン資料作成、面接対策など個々の業務や問題に対応する活用事例、そして英語学習における活用事例について勉強しました。

セミナーの後半では、谷口先生によるChatGPTを活用した実演が行われました。ChatGPTへのプロンプト(指示)の与え方や、ChatGPTからの回答が理解しづらいものであったり、回答が長いものであったときなど、自分のニーズに合うような回答を得るプロンプトなど、実践的かつ具体的に実演いただきました。また、実演を通じて、無料版のGPT-3.5と有料版のGPT-4の機能の違いについても理解を深めることができ、GPT-4の優秀さを理解しました。
ChatGPTの回答作成の速さや回答の質の高さといった優秀さを確認できたと同時に、機密情報や個人情報は入力してはならないなど、このツールを活用する上での利用ルールの大切さも学びました。

また、別のトピックで生成AIに関する勉強会を開催したいと思います。

「機械翻訳が人間の仕事を奪う!?」メディカル翻訳1コース担当講師コラム

近年、機械翻訳(以下MT*と略します)はめざましい進歩を遂げました。単純な文であれば人間が書くような自然な文章で訳出しますし、かなりの分量の文書でも瞬時に処理します。MTがこれほど進歩すると、将来人間がする翻訳の仕事はなくなってしまうのではないかと考える人がいても不思議ではありません。しかし、MTがどれほど進歩しても超えられないだろうと考えられる限界もあります。
(*MT:Machine Translation)

MTを使ったことがある人なら誰もが実感するMTの弱点は、文脈を判断できないという点です。多くの文章は、個々の文が独立して意味を形成するのではなく、いくつかの文のまとまりでメッセージを伝えます。そのため、1つのセンテンス単独では適切な訳を書けないことがあります。次の文を見てください。

Patients in group A also presented with headache.

この文だけでは、「A群の患者頭痛を呈した」とも「A群の患者は頭痛呈した」とも、どちらの意味にも取れるので、文脈の情報がなければ適切な訳を書くことはできません。この文の前に、「B群の患者は頭痛を呈した」とか「A群の患者はめまいを訴えた」などの情報があってはじめて成り立つわけですが、そのような情報が近くにあればまだしも、遠く離れた箇所にあったり、あるいは読者は当然知っていることとして省略されていたりすれば、MTがいかに優秀であったとしても適切な訳を書くことはできないでしょう。

次の文は薬物動態とは何かについて解説した文です。

Pharmacokinetics is the study of drug disposition in the body.

これをMTに訳させると「薬物動態学とは、薬物の体内動態を研究する学問である」のような文を平然と書きます。drug dispositionに対する「薬物動態」は、普通の状況であればまったく申し分のない訳でしょう。しかしここでは薬物動態の説明ですから不適当です。「体内」という語がなければ「薬物動態学は薬物動態を研究する学問である」と言っているわけで、説明になっていません。この場合はdrug dispositionをかみ砕いて「薬物動態学とは、薬物が体内でどのように変化していくかを研究する学問である」のような訳が適当です。このような、名詞のまとまり(drug disposition)を「主部(薬物が)+述部(変化していく)」の構造で書き換えるような処理はMTには望めません。

MTは確かに有用なツールで、決まったパターンが繰り返し現れるような文書では大いに活用できます。しかし上に述べたような限界があるため、程度の差はあるにせよ、人間の関与が不要になることは考えられません。MTに何ができて何ができないのか的確に理解すれば、MTが人間の仕事を奪うのではないかという不安は解消すると思います。

執筆 メディカル翻訳1コース担当講師 吉田和男先生

★吉田先生がご担当するメディカル翻訳1コースの詳細はこちら★
メディカル翻訳1コース:https://www.ilc-japan.com/tokyo/trans/medical

★<参加費無料>説明会随時開催中!★
お申込:https://www.ilc-japan.com/tokyo/trans/demo

看護英語プライベートレッスン潜入レポート~外国人患者の対応に英語でチャレンジ!~

ILCの看護英語プライベートレッスンは、外国人患者の対応に必要な“医療英会話”を学ぶことができるプログラムです。看護師の方をはじめ、助産師や、薬剤師、臨床検査技師の方など様々な医療従事者の方にご受講いただいています。
1人では不安という方も、ご友人や同僚の方と一緒にセミプライベートレッスンとして受講することもできます。

レッスンでは、NPO法人プロフェッショナル イングリッシュ コミュニケーション協会(IPEC)が作成した看護英語テキスト『Nursing English in Action』を教材として使用します。
このテキストは、患者受け入れから退院指導までの看護業務について、10 のChapterで構成されています。各Chapterでは「聞く」「話す」「読む」「書く」の4 技能を習得することで、医療現場で役立つ英語コミュニケーション力の向上を目指していきます。

nursing english in action textbook
今回ご紹介する授業は第7回目のレッスン。4~6回目のレッスンで学んだ医療英語や表現を、英語ネイティブ教師を外国人患者に見立て、ロールプレイで実践する回でした。

◆日本人教師とのウォーミングアップ


ウォーミングアップとして、バイタルサインに関連する英単語の復習から授業が始まりました。看護英語テキストのChapter7「バイタルサイン」で学習する語彙の復習です。

medical english lesson
看護英語プライベートレッスンを担当する小口先生は、看護師資格を持ち、かつ英語通訳案内士、医療通訳士技能検定(英語)1級資格等を持つ先生です。英語・日本語が分かるだけでなく、「看護師の視点」で、受講生の皆さまの質問に回答することができます。

今回の授業でも補足の単語として聴診器を紹介しました。「聴診器は英語では『stethoscope』といいます。実際の臨床の現場だと、聴診器ではなく『ステート』という表現を皆さん使いますよね。」と解説がありました。看護師資格を持ち、看護師として実際働いていた経験を持つ小口先生ならではの解説です。

ロールプレイで出てくる単語や表現を復習した後、英語ネイティブ教師とのロールプレイ演習に入る前に、小口先生が患者役となってロールプレイを練習しました。イントネーションや発音に気を付けるよう小口先生からアドバイスがあったのち、いよいよ実践にうつります。

◆英語ネイティブ教師とのロールプレイ演習にチャレンジ!


今回のロールプレイでは、患者のプロフィール聴取とバイタルサイン測定の場面を想定しロールプレイを行いました。

患者役は、ビジネス英語主任教師のJohn先生が担当しました。受講生とJohn先生がお互い自己紹介したのち、早速ロールプレイに挑戦です。

まず、患者のプロフィール聴取のロールプレイから始まりました。

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受講生の方は、患者の氏名、生年月日、症状を聞き取っていきました。単語や表現がうまく聞き取れなかったときは、「Could you speak more slowly?」、「Could you repeat that?」と聞き返すことで、きちんと患者情報を取得するよう心がけていました。

患者のプロフィール聴取が終わったら、今度はバイタルサインのロールプレイです。

「体温を測りますので体温計を脇にはさんでください。」「血圧を測りますね。」など普段日本語で説明している表現も、実際に手を動かしながら『英語で』となると、なかなか難しい様子でした。受講生の方も手を動かしながらの説明に少し戸惑っている様子もありましたが、事前に小口先生と練習していたこともあり、血圧や脈拍はとてもスムースに説明できていました。

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ロールプレイが終わった後は、John先生からフィードバックやアドバイス。

John先生からは、まず、個別に特にうまく出来ていたことや、発音やイントネーションなど気を付けるポイントについてアドバイスがありました。「実際の医療現場では数字は大事になるので、聞き間違えや言い間違えには気を付けるように」とフィードバックがありました。

相手が言っていることを聞き取れなかったときの聞き返すフレーズなども教えていただいたのち、総評へうつりました。

「次回の授業は、録画動画を見ながら聞き取った情報の確認や、ロールプレイの復習を行います」と小口先生から次回の授業内容について説明があり、今回のレッスンは終了となりました。

◆レッスン終了後の復習


レッスンで学んだ単語や英語表現は、ILC学習専用サイト内でテストとして復習することができます。テストはフラッシュカード形式やドラッグテキスト形式など様々な形式をご用意しています。オンラインなので、いつでもどこでも好きな時に予習・復習することができます。

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「医療現場での英会話」と聞くと、少し難しく感じるかもしれませんが、医療関連の表現や語彙はレッスンでしっかり学習しますので、はじめは全く知らなくても大丈夫です。
ぜひ、ILCで看護英語の学習を始めてみませんか?

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>>看護英語プライベートレッスン

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ぜひ皆様のご予約をお待ちしおります!

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◆忙しくてプライベートレッスンを受講するのが難しいという方はこちら◆

テキスト+オンライン動画で学習できるオンラインコースもございます。

>>看護英語テキストオンラインコースVol.1~Vol.3

株式会社ホンヤク社 × ILC国際語学センター共同講座 「ポストエディット講座」 開催報告

株式会社ホンヤク社 × ILC国際語学センター共同講座 「ポストエディット講座」 開催報告


<概要>
ポストエディットとは、機械翻訳やAI翻訳により出力した訳文を人間の手で修正し、正しい翻訳物に仕上げる作業です。近年、機機械翻訳やAI翻訳が著しく進化しており、ポストエディットに対応できる人材の需要も高まってきています。そのため、これからフリーランス翻訳者を目指す方にとって、ポストエディットにも対応できることは強みとなります。
本講座は、ポストエディットを行ううえで必要とされる基本的な知識とスキルを学ぶことを目的とし、株式会社ホンヤク社様と共同講座として開催されました。
開催日時:2021/11/ 6、11/13、11/20、11/27 土曜13:00-14:30 (全4回)
開催方法:Zoomを使ったオンライン授業(ライブ配信)
担当講師:株式会社ホンヤク社 ビジネスデベロップメント部部長 成田崇宏氏、品質管理担当 菅井麻子氏
講座詳細:https://www.ilc-japan.com/tokyo/archives/22135

<開催報告>
本講座は、ILC実務翻訳プログラムの受講生・卒業生のほか、社内翻訳者の方やフリーランス翻訳者の方など、合計20名にご受講いただきました。Zoomを使ったオンライン授業で開催し、日本全国からご受講いただきました。

第1回目の授業では、「翻訳業界・翻訳会社におけるポストエディットの今」というテーマで、成田氏にご講義いただきました。

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授業の前半では、機械翻訳の歴史や変遷に関するお話でした。機械翻訳は日々進化していますが、訳文の品質に問題が見られるケースも依然としてあり、機械翻訳の特性を理解したうえで、ポストエディットに取り組む必要があるとお話がありました。
授業の後半では、翻訳者がポストエディット案件を引き受けるにあたり、翻訳会社へ確認すべきことや気を付けるポイントについて説明いただきました。
授業の最後には、機械翻訳とポストエディットが、翻訳会社、翻訳者、クライアントの「三方良し」の良いサービスとなりうるように、良い運用が重要になるとお話がありました。

第2回目から第4回目の授業では、実践講座としてポストエディットに必要なスキルを学習しました。受講生の方々には各回の授業の前に、ポストエディットの課題に取り組んでいただきました。課題は工業・科学技術・ビジネス分野など多岐にわたる文書から出題され、皆様が提出した訳文は菅井氏に添削後返却していただきました。

授業では課題の解説を通じて、ポストエディット作業を行ううえで押さえておくべきポイントについて具体的に示されました。

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訳抜けや訳し過ぎ、誤字脱字、数値ミスなど必ず直さなければならないポイントはもちろん、機械翻訳が苦手な文章構造や係り受け、人による翻訳ではなしえない不自然・不適切な訳出の修正など、応用レベルで修正するポイントについても実践的かつ具体的に解説いただきました。

ポストエディットの作業のなかには、機械が翻訳した訳文にどこまで修正を加えるかの判断が難しい場合があります。授業中にも、「どこまで訳文を修正すべきかというさじ加減が分からなかった」や「このように修正するのはポストエディットとしては問題ないか」というご質問を多くいただきました。

成田氏や菅井氏からは、定量的な線引きは難しいが、「文章全体で見たときに、統一されていないと誤訳とみなされてしまう用語や表現があった場合は修正したほうがいい」、「読み手の理解に誤解や混乱を招いてしまう可能性がある文章は修正したほうがいい」とアドバイスをいただきました。
受講生の方からは、「ポストエディットの作業方法を知ることができた」、「機械翻訳の得意な点と弱点が分かった」などの感想をいただきました。

オンラインでの画面越しからも、皆さんが熱心に講義を聞いている様子が見受けられました。授業での質疑応答も受講生の方から多くの質問をいただき、ポストエディットへの高い関心がうかがえました。

【受講生の感想】
・ポストエディットは実務でも携わったことがありますが、あくまで自己流で行っていたので、作業をして納品しても、果たしてこの成果品で良いのだろうかと不安になる事がありました。今回、この講座の案内を拝見して、一から体系的に学んでみたいと思い受講しました。また、オンラインで受講できたること、翻訳会社の方から、翻訳業界についての現場の声やアドバイスをいただけたというのも、とても魅力的でした。

・今現在そしてこれからも需要がますます増えるであろう 機械翻訳+ポストエディット(MTPE)、また大きな枠で翻訳というお仕事をする上での基本的なことを私のような初心者向けにもわかりやすく教えて頂ける機会を設けて頂いたこと、大変感謝しております。

・翻訳会社の方から業界の動向を聞けたことと、MT 翻訳、PE と人手翻訳を比べて見ることができ参考になりました。

・ポストエディットに関して、どこまで修正し、どこまで残すかというところ。講師の方がそこの線引きを示して、理由もきちんと説明してくださったのが良かったです。
また、ポストエディットとの比較で人手翻訳の例も挙げていただいたので、翻訳という仕事が全体的に把握できました。

ご受講いただいた皆様ありがとうございました。
ILCでは、翻訳者を目指す方に役立つ講座やセミナーを今後も開催してまいります。

2021/8/30開講!『Nursing English in Action』オンラインコースvol.3

ILC国際語学センターは、2021/8/30に『Nursing English in Action』オンラインコースVol.3を新規開講いたしました!
Vol.3は、テキストChapter7-Chapter10を網羅しております。

またVol.3では、看護師と外国人患者のデモンストレーション実写動画が新たに収録されています。

看護師役は、アメリカで看護師として長年従事していたバイリンガル教師が担当します。
講義動画で学習した英語表現を実際の場面でどのように使用するのかがイメージしやすくなります。
ロールプレイ動画もあるため、より実践的に学習いただけます。

オンラインコースVol.1からVol.3を受講することで、
看護英語テキストの全10チャプターを学習することができます。
ぜひ皆様のご受講をお待ちしております!

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『Nursing English in Action』オンラインコース Vol.3
【受講料】16,500円(税込、Vol.3テキスト代(Chapter7-10)、テキスト郵送代含)
テキストをお持ちの方 15,500円(税込)
【受講期間】受講開始日より60日間
【申込受付開始】2021年8月30日
詳細: https://www.ilc-japan.com/tokyo/online/nea
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ぜひ皆様のご受講をお待ちしております。

本日開講!『Nursing English in Action』オンラインコースvol.2

皆さんこんにちは!ILC国際語学センターです。

本日から
看護英語テキストオンラインコース『Nursing English in Action』Vol.2が
新規開講いたしました!

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vol.1に続き、vol.2では看護英語テキストの「Chapter4-Chapter6」を収録しております。

「きちんと外国人患者の対応ができるようになりたい。」
「日常英会話ではなく看護業務にいかせる英語をみにつけたい。」
「自分の好きな時間や場所で英語の学習をしたい。」

このような看護師、医療従事者、看護学生の方々にぜひご受講いただきたいと思います。
ぜひ皆様のご受講をお待ちしております!

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『Nursing English in Action』オンラインコース Vol.2
【受講料】16,500円(税込、Vol.2テキスト代(Chapter4-6)、テキスト郵送代含)
【受講期間】受講開始日より60日間
【申込受付開始】2021年3月22日
詳細:『Nursing English in Action』オンラインコースVol.2

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2020年10月10日(土)に「フリーランス翻訳者を目指す人ためのセミナーMake your dreams come true~翻訳者に「なり」ましょう!強い意志で!~」を開催しました。

2020年10月10日(土)に「フリーランス翻訳者を目指す人ためのセミナーMake your dreams come true~翻訳者に「なり」ましょう!強い意志で!~」を開催しました。
ウェブ会議システム「Zoom」を使用したオンラインセミナー(ライブ配信)形式で実施し、当日は日本全国からたくさんの方々にご参加いただきました。

translation seminar
講演者である鈴木さんは、ILC大阪校の修了生で、翻訳者・校正者として活躍中です。
文系出身・翻訳未経験でどのようにしてフリーランスの翻訳者として活躍するようになったのか、その道のりについて紹介しました。

24年間高校英語教諭を務めた鈴木さんは、事情により退職後、翻訳者を目指しILC大阪に入学。
「マイナスからの出発」とのことでしたが、自己分析をして自分の強みと弱みを客観的に把握し、弱みを補強するためにセミナーに参加したり、参考書を読んだりと積極的に学習し、現在は医療機器翻訳を中心に幅広い分野の翻訳を受注するフリーランス翻訳者になりました。
鈴木さん自身が実践した学習方法やおすすめのサイトなどの紹介もあり、すでに翻訳学習を始めている方はもちろん、これから翻訳学習を始めようと考えている方にとっても、すぐに実践できる具体的なアドバイスをいただきました。

今回のセミナーでは、鈴木さんに聞きたい質問を参加者の方から事前に募集しました。
「専門分野の選び方」や、「翻訳学習の優先順位の決め方」など、翻訳学習者の方の多くが抱く疑問や悩みをいただきました。
事前に頂いた質問すべてについて、鈴木さんから実体験を踏まえた回答をして頂きました。

自分に足りないものを分析して、具体的な目標を立て、そして行動することで、みなさんも「翻訳者になる」夢を叶えることができると勇気をもらえるセミナーになりました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

実務翻訳プログラムは10月に各クラス開講を予定しております。
ILCで翻訳学習を始めてみませんか?

■詳細はこちら


<参加者の感想>
・今まで受けた同様の内容のセミナーでは一番よかったです。質問もとりあげていただきありがとうございました。
・翻訳者になるための過程およびどんなことを勉強するべきかよく分かりました。
・翻訳者に必要な知識が分かりました。
・事前に質問させていただいていた部分をまさに解説いただいた。
・フリーランスで翻訳者として働いている方の体験談を聞く事ができ、今後の自分の在り方についても参考になりました。
・身近にフリーランスの方や翻訳者の方がいないため、貴重な場となりました。
・デビューから安定して仕事をもらえるまでのプロセスを細かに教えて頂いたことが、今後フリーランスを目指していく上での参考となりました。

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